【感想・ネタバレ】うたかたの娘のレビュー

あらすじ

道に佇む不気味な人物をきっかけにしてナンパに成功した「僕」。相手の女性と雑談をするうちに故郷の話になる。そこは若狭のとある港町で、奇妙な人魚伝説があるのだ。そのまま「僕」は高校時代を思い出し、並外れた美しさで目立っていた水嶋という女子生徒のことを語る。彼女はある日、秘密を「僕」に明かした。「私、人魚かもしれん」幼い頃に〈何か〉の血を飲んだことで、大病が治り、さらには顔の造りが美しく変化したのだと――。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

る、ルッキズム怖い……!となる小説。いや、出てくる男は総じてクズだし、読んでいる最中は色んなところに思考が飛んでそこまで思わなかったんですが、読み終わった後にふと人魚のことを考えると、「……会話が出来て人の形をしている存在を食べるって、よっぽどでは?」とそっちに薄ら寒くなってました。美貌への嫉妬や恨みとかは薄らと理解できるけど、そこからどういう思考を踏まえるとカニバリズムに発展するんだろうか。人魚がここまで生き長らえてきた影で、誰かを殺して食らいたいと思った人間達がいるんだよな……。

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2025年11月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人魚の血を飲むと容姿が美しくなる…そんな設定が面白かった。
この話では人魚より、人間の方が恐ろしいなと感じた。

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★★★☆☆星3【人魚】
第45回横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞、デビュー作。ホラー感はそんなに強くないが多少あり。あぶくの娘は高校生のルッキズムや恋、にんぎょにんぎょうは会社のパワハラ、へしむれるは水族館の異変、そして鏡の穴は過去ネタバラシ。人間を圧倒的な美貌で惑わせ、自分の血肉を食べさせることでその人の体を乗っ取ることで永遠の若さと命を得る人魚。

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2025年10月19日

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