【感想・ネタバレ】うたかたの娘のレビュー

あらすじ

道に佇む不気味な人物をきっかけにしてナンパに成功した「僕」。相手の女性と雑談をするうちに故郷の話になる。そこは若狭のとある港町で、奇妙な人魚伝説があるのだ。そのまま「僕」は高校時代を思い出し、並外れた美しさで目立っていた水嶋という女子生徒のことを語る。彼女はある日、秘密を「僕」に明かした。「私、人魚かもしれん」幼い頃に〈何か〉の血を飲んだことで、大病が治り、さらには顔の造りが美しく変化したのだと――。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!
福井の嶺南に伝わる人魚伝説。私は知らなかったが、西洋の人形伝説とかなり違う。
ちいかわの映画はこの日本の人魚伝説を元にしているのだな…!

エイジング、ルッキズムについての話であるだろう。エイジング要素は少し弱めかな?
一章で出てきた、容姿だけの女には見向きもしない、みんなに優しいヒーローのような神田先輩が、3章でまた登場する。一番面白くて一番ゾッとする章だ。
まず、3章でも神田はブスと付き合っている。自信のない彼女を心底可愛いと思っている。どうやらヒステリックな彼女らしい。ブスで自信がなくてヒステリックな彼女。そんな彼女を大事にする神田は善人だ。
神田の職場で怪異現象が起き始め、ある日、ブスな彼女が超絶美人を殺してしまう…隠蔽を手伝った神田。だがらブスな彼女がだんだん美しくなっていく。
なんと善人の神田はブスゆえに自分を卑下し縋り付いてくる女が好きなだけだった。しかもDV男。

各章、結局人間が一番怖いと思い知らされる。
面白かった!

0
2026年09月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

若狭湾。人魚。薄紅。濃紅。水嶋藍子。家政婦のユミコ。吉村、神田先輩。ブス好き。ルッキズム。
藤野。営業。茗荷谷夕海子。
へしむれる。水族館。神田尚輝。夜明夕海子。鏡の女。人魚の顔は時代で変わる。ナユ。火丸。人魚の成れの果て。へしむれる。

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホラーだけど、それほど怖くはない。「へしむれる」が一番好き。耳や手足のついた魚たちが水族館で泳いでいる姿を、怖いもの見たさで見てみたい。ホラーって、真実をうやむやにするイメージだったけど、4編目ではしっかりと物語の発端となった薄紅の物語を描いていたので、驚いた

0
2026年03月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】
1.あぶくの娘
2.にんぎょにんぎょう
3.へしむれる
4.鏡の穴

「人魚」と彼女が関わる人間たちの物語。
八百比丘尼のように「人魚」を食べて不死となるのではなく、「人魚」が自分を食べさせることで相手の体を乗っ取るという仕組みが恐ろしい。
ろくでもない人間ばかりでてくるので、気の毒がる必要がない分、読みやすい。

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2025年12月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人魚を食べた者が人魚になるのではなく、人魚が食べた者の体を乗っ取って千年近く生き続けるという設定が新しい。
人魚に振り回される人間たちの心理描写もエグくていい。

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2025年12月09日

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