あらすじ
これは私が、角川ホラー文庫編集部から依頼を受けた連作短編集です。駆け出しの私に依頼が来るだけありがたく、最初は喜んで引き受けた作品でした。しかし、短編を提出するごとに、担当編集の休職が発生している以上、これを刊行するという編集部の判断が、正しいのか分かりません。
※このあらすじは、原浩氏の強硬な主張により、挿入されたものです。編集部の意図とは相違があります。本作は、あなたが望んでいる作品です。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
一つ一つのお話がとても面白い。
凄い怖いって訳ではないけどなんかちょっと不気味なお話。
トゥルージーが一番好きだったし泣けた。
ただ編集者がどうなったのか分からないままでモヤッとした。
Posted by ブクログ
これは私が、角川ホラー文庫編集部から依頼を受けた連作短編集です。
最初は喜んで引き受けた作品でしたが、しかし、短篇を提出するごとに担当編集の休職が発生している以上、これを刊行するという編集部の判断が、正しいのかわかりません。
映画化もされた『火喰鳥を、喰う』でデビューした、原浩さんの現実浸食型連作短篇ホラー。
それぞれの短編も面白いですが、編集さんとの会話を収めた幕間がまた不気味で怖い。何より、以前にホラーアンソロジーに収録された短編が収められているという事を逆手に取って一段上のオチに昇華している所がとても好みです。面白かった!
個人的に好みだったのは、『らくがき』と『828の1』。死を予知する話はフィクションでもやっぱり怖い。自分のも他人のも、死期はできれば知りたくないな……。