あらすじ
婚約者だった王太子ルミナスに悪女として断罪された公爵令嬢のオリヴィアは、気が付くと事件前に時が戻っていた。一度目の人生で、自身の存在が最愛の彼をも破滅に導いたと知った彼女は、周囲の幸せのため自ら姿を消すことに。
数年後、新たな地で充実した日々を送っていたオリヴィアは、ルミナスと再会する。自分が身を引いたことで幸せになったはずの彼から告げられたのは、「ずっと探していた」という意外な言葉で――。
そして明かされた事件の真相と彼の本当の想いとは? 不器用な二人のやり直しロマンス。
感情タグBEST3
作家買いです。
浮気男に厳しい作家さんです。今回なんと!元サヤ物、いつもバッサリ切り捨ててそれでスッキリしてたのですが、元サヤ···難しいですよね。
取り敢えずヒロインが受けた苦悩と苦痛をヒーローも受けます、当たり前です、これでやっと半歩前進です、気持ちが分からなくて元サヤはあり得ません、それにヒロインは非がなかったけどヒーローは自業自得です、加害者側で冤罪迄捏造してます、完全なる悪!
安いハニートラップに簡単に引っ掛かり多少薬を使われたけど全然正気でやらかしたことです。
王太子なのに政治バランスも自分の立ち位置も分からない、王太子教育の敗北です。
最後ヒロインのように全て捨ててヒロインを追いかけますが、居場所を1から構築したヒロインと違って甘ちゃんチョロチョロです。
ヒロインもっとヒーローを人として憎んで恨んで嫌ったらいいのに、男と恋心で薄まってモヤモヤが残ります。
まぁヒロインすでに恋人作って処女をその恋人に捧げて後悔無しだったのをザマアとします。 でもヒーロー最後まで結構偉そうじゃない?
匿名
晴れやかではないけども
「いつまで一緒にいられるんだろう」
リアの奥深くにある不安と怯え
「彼女がいなくなってしまうのでは」
己の過ちと後悔、苦しみ
紆余曲折をへて結ばれたのはよかったけれど
そこに至るまでが苦しくなるようなお話でした
公爵である父上の心情が、本当に!と共感です
匿名
ハードモードな元サヤ
アンチ元サヤの方々に人気が高いとその界隈で知ってはいましたが、そんな作者様が元サヤを描くとこうなるのか… とWeb版が良かったので購読しました。
もう少し詳しく、と思っていた箇所は加筆され、面白かったです。
惜しむらくは、Web版で描かれていたフラッシュバックのシーンが書籍版には無かったこと、でしょうか。その描写があってこその、作者様の元サヤハピエンだと思いますし、彼の抱く罪悪感という視点では物足りなさも感じるのですが、商業的にはアウトな表現ってことでしょうか… そこだけはちと残念。
Posted by ブクログ
○本のタイトル『さようなら王子様、どうか私のことは忘れてください』
○著者名 ハナミズキ
○イラスト 梅之シイ
○デザイン タドコロユイ(ムシカゴグラフィクス)
○出版社 KADOKAWA ・メディアワークス
○ジャンル ライトノベル・ 王宮ロマンス
○入手方法 電子書籍(お試し)+新品購入
◯どんな本?
愛と裏切りが交わる王国で、主人公が前世の過ちを悔い、再びやり直すチャンスをつかむ姿が描かれたファンタジー。
誰もが共感できるキャラクターの内面の葛藤や成長から、愛の奇跡を感じさせてくれる一冊。
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(主な登場人物の魅力や特徴)
○オリヴィア (主人公)
・ザラス公爵家の令嬢
・ルミナスの婚約者
・オリエンタルブルーの髪色とシルバーの瞳
・聡明で美人
○ルミナス
・ガロン王国の王太子殿下
・赤い髪と金色の瞳
・情に厚く聡明で努力家
・鍛え抜かれた逞しい体躯
○メアリー
・元平民の男爵令嬢
・ルミナスと相思相愛!?
○レイモンド・クレバー
・クレバー侯爵家の次男
・トップクラスの商会を営む
・薄茶色の髪
・切れ長のブルーの瞳
・美丈夫
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(舞台や世界観)
架空の王国を舞台にしたファンタジーの世界。
愛や裏切り、運命を変えるチャンスなどのテーマが盛り込まれている。
読者は、ファンタジーの不思議な気持ちに浸れる魅力的な世界観を楽しむことができるだろう。
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(ページをめくりたくなる展開)
主人公のオリヴィアは、自分の過去の失敗を深く後悔している。
愛するルミナスへの思いはとても強く、切ないものだ。
そんな彼女に新たなチャンスが訪れる。
なんと、失敗する前の時間に戻り、記憶もそのまま持っているのだ。
この機会を使って、オリヴィアは同じ過ちを繰り返さずに行動することができるのか?
彼女はとても聡明で、知恵を活かした行動が印象的だ。
読者は、オリヴィアの選択にワクワクしながらページをめくる手が止まらなくなるだろう。
自己犠牲的な面もあり、思わず胸が締め付けられる場面もあるが、スッキリ爽快な気分になれる瞬間もあるので、夢中で読めるはずだ。
果たして、オリヴィアとルミナスの間にハッピーエンドが訪れる可能性はあるのか?
何かが起こりそうな期待を抱きながら、ぜひ読み進めてほしい。
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(ひとこと)
過ちをやり直すチャンスがあるというのは本当に羨ましいです。
ファンタジーならではの魅力ですね。
登場人物たちの気持ちに共感しながら、心臓バクバクさせつつ読み進めていました。
ラストは、私の満足のいく結末で楽しませていただきました。
この作品はとても面白く、私に強い印象を残しました。
ハナミズキさんの他の作品にもぜひ挑戦したいです。
匿名
作者さま買いです。
一気に読みました。
途中涙が止まらず。
この作者さまのどの作品もですが、
書き方が好きです。
こじらせまくって最後は良い方向に行って
良かったです。
また読み直します。
元サヤ
作者さん買いです。
前世で命を落としたヒロインが巻き戻った今世では後悔し、婚約者であるヒーローに別れを告げ国を出て自立します。ヒーローはヒーローで後悔しヒロインを取り戻そうともがきます。
お互いに想い合っていたのに大人の悪意などで別れてしまった2人。そして離れている間にお互いが成長し再会します。今の恋人に純潔を捧げ結婚まで考えているヒロインと後悔しヒロインに執着し取り戻そうとするヒーロー。
個人的には酷いことをされ命を落としたのに元サヤなことに疑問を感じますが、新しい恋人に純潔を捧げていたり、その恋人とも事情があって別れたりなどストーリー的には山あり他にありで楽しめました。簡単に言うと恋人と別れたのも王子に運が向いて王子の粘り勝ちかと。
Posted by ブクログ
伏線が張り巡らされていて、読みごたえのあるストーリーに息つく暇もなくて、読む手が止まらなくなりました。この2人がどうなっていくのか、オリヴィアがどうなっていくのか?ハラハラが止まらなくなりました。いろいろ陰謀と策略が張り巡らされてきて二人の関係性がどうなっていくのか、果てはあるのか?どういう結末を迎えるのか?本当にドキドキがとまらなくなりました。その過程にいろいろなことが起こり、本当に楽しく読ませていただきました。
拗らせまくり
前世の事もあり拗れてしまった2人がなんとかヨリを戻すお話です。
途中、ヒロインに新しい彼ができた時はこのまま結婚するの?!でしたが、ちゃんとヒーローのターンがくるんですね。
その彼ができなかった事を王子であるヒーローがやれちゃうんだもの、ヒロインは受けとめますよね。
Posted by ブクログ
文字通り「死ぬ」ほど後悔した王太子が死に戻ってオリヴィアとやり直すという単純かつ王道ストーリーだったら安心して読めたのかもしれないが、そうは問屋が卸してくれない物語。
死に戻りに気が付いたのは、その当のオリヴィアが行方を眩ませてからというタイミング。
オリヴィアにも前回の記憶があるから、色々先手を打たれて逃げられるし、何なら他の男に身も心も持っていかれるし(初出がムーンライトノベルズなので情事ネタが割と簡単にお出しされる)王太子視点で見ると可哀想すぎる。
ただその前に王太子が色々やらかしているので、特に序盤の彼にはあまり同情の余地はない。
まるで死に戻り前のオリヴィアの気持ちを理解しろと叱責されるかのように。
でも、その後は改心して本当に努力しているので、オリヴィアが他の男といい仲になっている様を見せつけられて消沈している彼は痛々しくて同情せざるを得なかった。
彼は童貞貫き通していたし、そもそも彼は嵌められていた側でもあったので。
オリヴィアはオリヴィアで、想いを寄せる相手となかなか結ばれない宿命。
初恋の王太子とは婚約解消、亡命先で出会った相手も結局やむにやまれぬ事情で別れざるを得なかった。
身も心も捧げた相手だったのに。
それでも初恋相手のことは何だかんだで忘れられなかった模様だが。
そんな二人が紆余曲折を経て、本当に紆余曲折を経て、元鞘で決着。
お互いが身分を捨てて、それでも幸せになる話はこの手の死に戻り系の話では珍しかったかもしれない。
ただ本当に幸せになれるかは、未知数な気がする。
互いに互いの存在がトラウマでもあるので。
(元)王太子は、オリヴィアの初めての相手が自分ではなかったこと今後も引きずりそうだし。
オリヴィアは……何だかんだで大丈夫な気はする。
こういう時タフなのは女性なのが世の真理なのかもしれない。
Posted by ブクログ
☆3.5
理由は序盤の王太子がクソ野郎過ぎて苛々したから。中盤のヒロイン、恋人と別れるの、物分かり良すぎだろとは思ったが、まあ、でも、最終的に元サヤだからいい……のか……?
1巻表記が最初からあるってことは続くんだろうけど、個人的には女王陛下が気になるので、その辺りを掘り下げていただきたい。
匿名
うーん
読後の感想として、登場人物の気持ちが謎。主人公の彼氏は当て馬かと思えば、主人公と別れて割とあっさり気持ちを切り替えているようだし。主人公も彼氏と別れて傷心中に王子様とやっちゃうし。八つ当たりかと思えば、王子様への気持ちが強くなったって、あれだけ拒否しておいてどういうことよ??
拗らせすぎた二人の両片思いが、他の人を巻き込んだ形なのかな?ラストは落ち着くべきとこに落ち着いたので、ハッピーエンドでした。