あらすじ
川岸で見つかった女性の遺体。犯人はーー私の息子だ。
殺人犯の母が残した手記、それは最愛の息子への決死の応援演説。
札幌、豊平川の川岸で見つかった女性の遺体。 〝寄り添い型〞の刑事、天道環奈と、 その上司であり〝人の不幸が見たい〞緑川ミキは事件を追う。 黒い粘着テープで両目を塞がれた物言わぬ彼女に、 あの夜、一体何があったのか。 飲み会帰りかもしれない、不倫をしていたのかもしれない、 夫もパート仲間も、本当の彼女のことを何もしらない。しかし─ 。 人には誰にも〝言い分〞がある。被害者にも─ 犯人にも。
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Posted by ブクログ
犯人の母親がつづる犯行の手記が惑わす事件。
北海道札幌市の豊平川岸で主婦の遺体が発見される。
遺留品が少ない中、犯人像が絞り込めない捜査本部。
社会から隔絶された母子家庭・沖名家が火事となり、警察署へ犯行を告白する犯人の母親が書いた手記が届くことで、大きく変遷していく。
女性刑事コンビ・緑川と天道は、緑川の捜査視点によって、事件を違う角度から見て行き、8年前の殺人事件、15年前の幼女失踪事件へとつながっていく。
捜査の目は沖名親子に向けられる中、二人は緻密な捜査と推理で、裏に隠された真実に近づいていく。
個人の考えという、個性でもあり、理不尽な理由で繰り返されていく事件やトラブルを、テーマにはらませ、世の中の家族と事件を俯瞰する。
Posted by ブクログ
久しぶりに読んだまさきとしかさんの本。
母親が息子を疑う日記や、なんだか謎の多い女性刑事。文章が上手いのでするする読める。
歪んだ母性本能やいびつな親子関係がなんだかリアルで実際の事件の記録を読んでいるような錯覚に陥った。
Posted by ブクログ
捜査と、犯人の母の手記それぞれのパートから次第に交差していく構成。
大枠は、あり得る展開だなと思いつつも、それぞれがどう交わっていくか、どんどん続きを読みたくなる展開の面白さがあり、最後はさらに騙された。
Posted by ブクログ
久々に没頭できた読書で楽しかった。
やっぱりミステリが好き!
たまたま見かけた本でまさきとしかさんは初めて読んだのだが、文章も読みやすいし面白いし、期待以上だった。
目に黒い粘着テープが貼られた女性の遺体が見つかるところから物語は始まり、刑事の環奈と緑川のコンビがその事件を追う。
小説の中の刑事(特に上司の立場にある人)って、スマートだったり理想的だったりすることが多い気がするが、緑川はぶっきらぼうだし暴言も吐くし、よくある刑事像とはかけ離れている。
それに翻弄される環奈に同情しつつ、いつの間にか緑川のかっこよさに惹かれていく…。
環奈は刑事としては新米だとしても、私と同世代と考えるとあまりに言動が軽率かなぁ、とそこは少し違和感があり、幼すぎる印象だった。
ストーリーは、事件が解決したと思えばそこからどんどん話が広がっていき、二転三転する。
ところどころで母親の手記や独白が綴られるのだが、それがこの本の面白さ。
一人ひとり見えている景色も事実も違う、というところに一冊通して振り回された気がする。
それぞれの立場からの言い分が明かされていくたびに感じる、狂気と不気味さと、理不尽さと…。
ゾッとするエピローグまであり、最後まで気が抜けない。
⭐︎4.5
Posted by ブクログ
暗く哀しい話
希望がないし、登場人物それぞれの行動(犯人も刑事も)が意味不明で、なぜそんなことするのかわからないことが多い
出版社の紹介文には違和感
決死の応援演説って…
そもそも本のタイトル自体がちょっとなあと思う
最後にスピーチって言わせてたけど、無理やり感半端ない
話の本筋じゃないからいいんだけどね(本筋なのか?)
Posted by ブクログ
途中までとても面白かったのに最後のエピローグで自分的には台無しになってしまった感がありました。
結局そっちなのか...という微妙な後味の悪さでした。
読めば読むほど色々なことがわかってくるという感じで、伏線が張ってあるわけではないので謎解きを自分もしながら読みたいという人にはあまり向いていないかもしれません。
Posted by ブクログ
最近、やけに毒親の話が多い。
かわいそうなのは、やはり舞かなぁ。お兄さんも被害者といえばそうだし。
でも、やはり舞が不憫だなぁ。愛情が溢れているお母さんなんだけどね。子育ては難しいね。