あらすじ
川岸で見つかった女性の遺体。犯人はーー私の息子だ。
殺人犯の母が残した手記、それは最愛の息子への決死の応援演説。
札幌、豊平川の川岸で見つかった女性の遺体。 〝寄り添い型〞の刑事、天道環奈と、 その上司であり〝人の不幸が見たい〞緑川ミキは事件を追う。 黒い粘着テープで両目を塞がれた物言わぬ彼女に、 あの夜、一体何があったのか。 飲み会帰りかもしれない、不倫をしていたのかもしれない、 夫もパート仲間も、本当の彼女のことを何もしらない。しかし─ 。 人には誰にも〝言い分〞がある。被害者にも─ 犯人にも。
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Posted by ブクログ
★4.5
引きこもり、毒親、発達障害(今回の場合はASDかな)、兄妹格差、母子共依存。
ミステリーの枠を越えて、現代社会の問題てんこ盛りの予想以上に重い話。エピローグが全てを物語る。兄の気持ちは置き去りのまま、母、娘の心中が手に取るようにわかる。あんなに短い文章によくぞ込めたものだと感心。
主人公の環奈はちょっと鼻につくとこあるけど、何かと人の気持ちを考えたり、自分に責任があると追い立て勝手に落ち込んだり、わからないでもない心理状況。ただ、警察の事件を追う立場の人間としてはあまり適正ないのでは。刑事というよりどこぞの会社で働くOLのよう。
内容はものすごく面白いが、作中の登場人物に誰一人好感を持てず、感情移入もないという珍しいタイプの刑事物だった。
Posted by ブクログ
まさきとしかさんの作品に出てくる狂気じみた母親が、まーとにかく怖い。今回の作品には、そんな母親たちが3人も出てきて、やはりこわきもだった。
犯人を推測しながら読むのだけど、ことごとくミスリードに引っかかり、内容が二転三転するので面白かった。ただ、最後まで読むと救いようのない結末。とにかく息子の明良が可哀想すぎる。明良の母は怖すぎるし、妹の舞もサイコパスすぎ。父はクソ。
緑川刑事はかっこよかったけど、最後の通夜のシーンが理解できず、何回も読み返してしまった。
自分の子どもの通夜に重ねて、報道陣から親を守るために星乃ちゃんの通夜に行ったのかな?と最初は思ってたんだけど、最後の描写からするに、もしや本当に他人の不幸を見に行っただけ??だとしたら性格悪すぎるような。でも何かと戦っているように見えたのなら、事故死で娘を失った自分だけが不幸ではないんだと思いたくて、他人の不幸を見に行っただけだと思いたい。
Posted by ブクログ
川岸で見つかった女性の遺体には、目に黒い粘着テープが貼られていた。
8年前にも同じように粘着テープが貼られた女性の遺体が見つかっていた。
事件を追う2人の女性の刑事。
一方、犯人は息子だという手記を残した母。
交互の目線で事件の真相に迫っていく。
とにかく、プロローグが怖かった。
この状況で子どもを抱いていたら、同じことをしないと言い切れるだろうかと思うとゾッとした。
自分の子のためなら他の命はどうでもいい
聖母のようで悪魔の言葉だ。
そして我が子まで飲み込んでしまう。
母が子を思う気持ち。子が母を思う気持ち。この歪みは現実にもありそう。
Posted by ブクログ
普通に面白く読めた
とにかく母親達の思考がやばい
子供達は犠牲者やなぁ
なんで「スピーチ」?って思いながら
読んでたら、最後の方に判明
タイトルにするには弱いなぁ
緑川さんがずっと江口のりこ
環奈は、そのまま橋本環奈で
脳内再生しながら読みました
なんせ環奈がなんでも
口に出すことや
想像力が低すぎるのが
マジでイライラ
作者の作戦にまんまと
はまりました
犯人が想定外だったのは
素晴らしかった
深夜枠とかでドラマ化したら
面白いかも?