あらすじ
1934年上海。「魔都」と呼ばれるほど繁栄と悪徳を誇るこの地に成功を夢見て渡ってきた日本人の青年・吾郷次郎。租界で商売をする彼のもとに、原田ユキヱという謎めいた女から極上の阿片と芥子の種が持ちこまれる。次郎は上海の裏社会を支配する青幇の一員・楊直に渡りをつけ、阿片ビジネスへ手を染めていく。やがて第二次上海事変が勃発。関東軍と青幇の暗闘が激化し、日本人であることを隠して裏社会の階段を上る次郎は窮地に陥る。軍靴の響き絶えぬ大陸で、阿片売買による莫大な富と栄耀に群がり、燃え尽きていった男たちの物語。
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Posted by ブクログ
最後まで読み終わってから最初の数ページを読み直すと楊直の人となりがわかった後なので、この遺体を流すシーンに最初と全く違う印象を受ける。
「魔都」という響きに相応しい世界を見ることができるし、何故このタイトルなんだろうと思っていたが途中でそこに触れるような描写(次郎がそう思う)シーンがある。
そして楊直がとても魅力的。
Posted by ブクログ
<目次>
序章上海1945
第1章阿片の園ー上海1934
第2章田
第3章栄華
第4章交戦
第5章鵬翼
第6章詭道の果て
終章夢と枯骨
後記
2023/3単行本発行
2025/3/15第1刷(文庫)
P94(上海に戻る日本人の男が教えてくれた)
都会には、いいことばかりあるわけではない。
だが、未知の世界への渇望を抱いているなら、
思い切って心を解き放てと。
著者、上海三部作の第3弾。
この本の新聞広告を見て、3冊購入し順に読んで
いったもの。第1・生物兵器・感染症、
第2・和平工作、第3・麻薬取引
上海の旧フランス租界に住んでいたからわかる。
魔都というが、その感覚が。
怨念や情念が残っていて、人をひきずりこむ。
<覚書>
上海自然科学研究所
徐フイ区岳陽道320号、に今も現存
1931設立
霞飛路⇒今のワイ海中道
愛多利亜路⇒今の延安東路
上海租界
南京条約1842年にて
1870~日本人の進出、パスポート不要、最大10万人
共同租界の日本人居住区あり