あらすじ
南天の木の植わった坪庭がある、京都の小さなゲストハウス「風待荘」。家族を失い東京からやってきた眞夏は、ここでしばらくオーナーの仕事を手伝うことになった。泣きたい毎日を変えるきっかけをくれたのは、料理。古い台所で作る九条葱と厚揚げの衣笠丼や、すぐきの焼きめし、近所で出会ったふわふわのだし巻き卵のサンド、レトロな喫茶店のゼリーポンチフロート。同居する四人の女性やお客さんと食卓を囲む時間に心を癒されていくなか、まさかの人物が眞夏を訪ねてやってくる……。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
元夫が新しい妻(42歳)との間に赤ちゃんが生まれる展開は要らない。しかもモラハラ40代男って二言目には「高年齢出産は障害ガー」って言うよね。現実でもその発言する男多すぎてそこがリアルで笑った。
主人公の愛する娘だまくらかして奪っていって新しい妻に子供作るのキモすぎてそこも腸が煮えくり返った。
※このお話はゲストハウスの住人との心温まるストーリーです。腸が煮えくり返るのは多分私だけかもしれません。
Posted by ブクログ
ずっと読んでいたいくらい好みの話だった。
世界は広いし私は自由だし、どこにだって行けるんだ!と気付いたときの幸せな気持ちって私にも覚えがある。
大人になれば、子供のようになんにもでなれるような希望はないけれど、私は私だけのものなんだ、自分の気持ちを大切にしたいと思えると一気に世界がキラキラするんだよね。
ただ眞夏さんがいい人すぎて、こちらの心が削られそう。
元夫最低だし、なんだかいい人に書かれている初音さんもなかなかのどす黒さをもった人だよね。
佐那ちゃんが、なんというか複雑な家庭で育ったが故のちょっとずれた物分りの良さというか…
元夫家庭の話題を極わずかにして、ただただ風待荘の日常の続編を読みたい。