【感想・ネタバレ】風待荘へようこそのレビュー

あらすじ

南天の木の植わった坪庭がある、京都の小さなゲストハウス「風待荘」。家族を失い東京からやってきた眞夏は、ここでしばらくオーナーの仕事を手伝うことになった。泣きたい毎日を変えるきっかけをくれたのは、料理。古い台所で作る九条葱と厚揚げの衣笠丼や、すぐきの焼きめし、近所で出会ったふわふわのだし巻き卵のサンド、レトロな喫茶店のゼリーポンチフロート。同居する四人の女性やお客さんと食卓を囲む時間に心を癒されていくなか、まさかの人物が眞夏を訪ねてやってくる……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

良かったー!
関西で暮らしてたので京都の街並みが懐かしかった。
そして風待荘は素敵やし、眞夏の作る料理がとっても美味しそう!!

眞夏が離婚した直後の苦しみは読んでて私も苦しくなったし、家族優先で生きてきたのを見るとうちのマミーもそーなのかなーと思うとマミーを大切にしないとなーと思った。

風待荘で生活する事で視野が広がり世界も広くなって良かったなと思った。

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2026年01月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ


専業主婦で家族を支えてきた眞夏への夫から急な離婚宣告。
お前といると息がつまる。
好きな人がいる。

えーーー!

まず、お前っていうな!
とも思うし、元夫へは言いたいことがたくさんあるが、それはいったんは横へ置いといて。

女性の生き方は難しい。
私も、眞夏の元夫の再婚相手と同じで高齢出産し、それによって自分が考えていなかった方へ時間が流れていった。

仕事もできなくなったし、
考え方も変わってきた。
やっぱり家庭優先へシフトし、家族の幸せが私の幸せに変わっていった。
それが悪いことだとは思っていないし、誰がなんと言おうと人から軽蔑されることだとも思っていない。

今後、子供の成長とともに、主人公の眞夏のように少しずつ子離れしていき、私の人生もまた変化していくんだろうなあ。

眞夏の料理の腕前に脱帽!
あんなに美味しい料理を作って家族を守ってきた人への仕打ちは鬼畜の勢い。
元夫も再婚相手もかなりひどいぞ!

眞夏の生き方や考え方に賛同しながら読んでいました。




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2026年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こういう小説好きだ。

ずっとこのままの生活が続くと思っていたのに、夫から「もう、きみのことは愛していない。もう何年も、ずっと愛していなかった」、尊敬しようと思ったけど、尊敬できるところがなかったとも。そして、愛する高校生の娘まで夫についていくと。こんな状況では、死にたい気持ちにもなるだろう。

こで、芹からゲストハウスの仕事を手伝ってもらえないかとのメッセージ、そして「お気持ちを整理する時間が必要なのだとしたら、少しわたしと一緒にたゆたってみませんか」の一行が胸に突き刺さり、京都行を決めた。「たゆたう」って言葉初めて聞いたけど、いい言葉だな。

京都での住人やお客様との関係、そして美味しい料理の数々に温かさを感じて、仕事で疲れた私には気持ちが良かった。最後、ふうちゃんの母国を娘と訪ねての、「世界はそんなふうに、ちょっとしたことで変わって見えるのだ。急に、この先の人生が楽しみになった」の言葉が良かった。仕事で大変な状況だった私には視点さえ変えれば、状況も違って見えるのだと言われた気がして気が軽くなった。近藤史恵さん、ありがとうございます!読書って、最高の趣味と感謝!

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2025年12月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

近藤史恵さんの著書は初めてでした。著者紹介を読み、ミステリ作家なのか。ではこの作品もミステリなのだな。と思いながら読みましたが全然違いました笑

読んだ後は心がほっこりとする、ゆったりとした小説でした。

主人公の眞夏が新幹線に乗車するシーンからスタート。

その理由は、子供の高校受験が終わったタイミングで、夫から突然離婚を突きつけられた。
SNSに気持ちを吐露したところ、フォロワーの1人から、経営している京都のゲストハウスを手伝ってくれないか、とメッセージが届いたこと。これをきっかけに人生が動き始めます。

ゲストハウスとシェアハウスの手伝いをする中で様々な人に出会い、母でも妻でもない自分を取り戻してゆく眞夏。

オーナーの芹が抱える持病や、家族との確執の謎は、そこまで深掘りされずちょうど良い塩梅でした。

小説内に出てくる、料理上手な眞夏がつくる料理はどれもとても美味しそうでした。

特に、眞夏特製のお雑煮、ぜひ食べてみたいと思いました。
餅を揚げて、醤油味の鶏がらスープと大根おろしといくらと三つ葉。おいしそう!

芹さんが飲んでいたというほうじ茶ラテも、飲みたくなって翌日すぐ作りました笑 レシピが載ってるわけではないですが。

シェアハウスに住み、俳優を目指す波由、眞夏の娘の佐那が、若くて眩しい感じに描かれていて、若者って未来だなと思うなどしました。

夫が離婚の際、娘に対して、留学をしたいなら、お金が出せるのは自分だからだからついて来いと言った。
にもかかわらず、海外留学に反対されたと言って、家を飛び出してきた娘。
理由があるから聞いてほしいと、京都に出てきた夫から聞いたことは、再婚相手との間に子供ができたということ。そのため金銭的余裕はないということ。
それに対して、留学を反対するのではなく、金銭的に厳しいことを伝えて。また、奨学金を使っての留学の道もあると伝えて。と言えた事は、主人公が大いに成長したことを感じるシーンでした。

私も今子育てをしていて、制約があってできることできないことがありますが
いつだって自分にはチャレンジする権利があることを忘れずに生活しようと改めて感じました。

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2026年03月10日

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