【感想・ネタバレ】おんなの女房のレビュー

あらすじ

ときは文政、ところは江戸。武家の娘・志乃は、歌舞伎を知らないままに役者のもとへ嫁ぐ。夫となった喜多村燕弥は、江戸三座のひとつ、森田座で評判の女形。家でも女としてふるまう、女よりも美しい燕弥を前に、志乃は尻を落ち着ける場所がわからない。
私はなぜこの人に求められたのか――。
芝居にすべてを注ぐ燕弥の隣で、志乃はわが身の、そして燕弥との生き方に思いをめぐらす。
女房とは、女とは、己とはいったい何なのか。
いびつな夫婦の、唯一無二の恋物語が幕を開ける。
第10回野村胡堂文学賞、第44回吉川英治文学新人賞、二冠の作品がついに文庫化!
カバーイラスト/おかざき真里

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Posted by ブクログ

ネタバレ

幸せな結末を望んだけどそんなわけもなく…
しかし女達の強かさ。誰だって、相手の唯一になりたいよなあと思った

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2025年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

歪な愛。苦しい時間が長すぎてせめて結幕はと思わずにいられなかったが、坂道を転がり落ちる様に終幕。
清姫、時姫などの演目を知っていたため、芝居の口上はより楽しく読む事ができたが、どうしても主人公の志乃の心に寄り添う事ができなかった。 
決して嫌いな人柄ではないのだが、こうあって欲しいと思ってしまうのは読み手側のエゴなんだろうと思い知らされた感もある。
文政の時の命のあっけなさもしれっと書かれていて、良かったとは言わないまでも納得はできた。

0
2025年08月13日

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