あらすじ
フリマアプリで、「カシル様専用」として箱を出品すると、必ず落札される――。ある学校で流行っていたちょっとしたお小遣い稼ぎ。しかし、これにはある決まりがあった。カシル様への箱には、中に何も入れてはならない。中にうっかりメッセージカードを入れてしまった男子生徒の運命とは。(「カシル様専用」)
「すべてのことばをみつけてつなげよう!」 何の変哲もないクロスワードパズル。あなたはそれを解いていたはずだった。普通のパズルとは違うと気づいた瞬間には、もう元には戻れない。(「穴埋め作業」)
中に閉じ込められているものは何か。新進気鋭のホラー作家が描く、恐怖の連作短編集!
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Posted by ブクログ
最初は微妙..?ってなったけど
5.6.7章辺りが面白すぎた。
8章はもうなんかよー分からんから何回かまた呼んでできる限り解像度を上げたい
Posted by ブクログ
今までに読んだ梨作品でいちばん好きだったんだけど意外と評価低いな!?まあ後半の暴れぶりを見れば納得でもあるのですが……
個人的には怖い話もいいけど本気で書いた他のジャンルの長編とかも見たいなー、玉手箱のエピソードとかかなり良かったし。ホラーとエロとコメディは紙一重だかんね……(?)
Posted by ブクログ
ホラーというより、ホラー寄りの不気味な短編集。文章でできる、小説のようでいてそうではない表現をできるだけ試みた、実験的かつ挑戦的な構成。その企てが成功したと言えるのかどうかはわからない。
Posted by ブクログ
丁度いいホラー小説。
最初の方は箱が出てくるホラー小説集で、後半は箱の概念、区切るものとその中の内容物がテーマの小説になってた。怖さはそこそこ。
Posted by ブクログ
無関係だと思っていた第七章までの話が第八章で回収されて少し感動した。
箱に関してのいろいろな怖い話があって、同じような内容が無くとても楽しめた。
答え合わせが明示されていなく、自分でいろいろと考察のしがいがある本だった。
Posted by ブクログ
・2025年1月6日~1月9日で読みました。
・久々の活字だった!久々の活字にしてはピーキーだったな。
・まっすぐなホラーから技巧的な(オモコロ特集のときみたいな。)ホラーまであって、梨さんの多彩さを感じました。すごい!
・4章練習問題の序盤の問題で「これ人がひとり入れそうな感じでいやだな~」と思っていたら、終盤になるにつれてしっかりそうだったので、あ~~となった。でも4章が一番好みかも。6章穴埋め作業も好き。1章のまっすぐな感じもツカミとして良かった……。
・急に官能小説始まったときはびっくりしたけど(官能小説ではないよ~)。
・表紙、このタイトルの近くに「梨」って書いてあるとお中元とかに見えるな。
Posted by ブクログ
面白い、面白くないで評価できない作品。
難しい、私には難し過ぎる。
比較的分かりやすい部類の「放課」も、結局何があったのかも分からんし。みちとくんって何者なん?そもそも、思いがけずこっくりさんが来てしまった後どうなったん?何で主人公は記憶が抜け落ちたん?
「カシル様専用」のラストのお母さまの言う『天罰』って何なん?
「穴埋め作業」と『遠野物語』の関係は何なん?
「虹色の水疱瘡〜」の叔父さんと主人公の間には何があったん?何となくよろしくない性的な関係だったのかなって推測はできるけど、正解かどうか分からんモヤモヤがあるし。
「箱庭」も分からんかった、なんか前衛的過ぎて。
考察しようとしたり、⬜︎に言葉当て嵌めたらしようとしたけど疲れた。
全体的に言えるのは、読むのに時間がかかった。とにかく進まない。面白いか否か以前の問題のような気がする。内容も言葉選びも難しい。理解が追いつかん。
あくまで個人的な意見やけど、ぶっちゃけ恐怖って感覚の問題やから、ホラーに小難しい頭使う要素っていらんと思うんやけどな。せっかく感覚的に不気味だ、気持ち悪いって話作ってるのに、そこを小難しくして考察の要素ぶっ込んで、怖いって感覚から読者を離れさせるのってもったいないと思うんやけどな。
難しい
この作者の方は独特の世界感ありますよね。
箱にまつわる話、でしたがほとんど私には意味がわかりませんでした。
ホラー、ともまた違うような気もします。
世界観を理解するのに時間がかかります。