あらすじ
『007黄金の銃を持つ男』後日譚、日本初の007後継小説にしてシリーズ掉尾を飾る、ジェームズ・ボンド最後の冒険!
ドクター・ノオが生きているかもしれない――初の東京オリンピック開催を控えた1964年。国内では軍用機の墜落事故が相次いでいた。
公安局トップのタイガー田中は、イギリスのMI6にボンドの派遣を依頼する。史実の数々と当時の世界情勢を織り込んだ、必読の国際インテリジェント小説、遂にここに完結!
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Posted by ブクログ
斗蘭とボンドのスピーディーな展開に映画を観ている様な気分になり、史実とフィクションが上手く融合されていて、読み応えありました。
田中の神風特攻の様な展開にハラハラしましたが、万事うまく行ってホッとしています。
前作は世界観に入るまでに時間が掛かりましたが、今作はすんなり入れて一気読みでした。
Posted by ブクログ
帰ってきたタイガー田中がまた帰ってきた、というかまたやってきた!
ジェームス・ボンドのパスティーシュ、タイガー田中の続編。
斗欄かわいいよ斗欄。
今度の舞台は昭和39年の東京オリンピック、あのキャラとか、あのエピソードとかが色々出てきて、マニア心を楽しませてくれる。
一方でスパイサスペンスの王道と、007シリーズならではの荒唐無稽さが絶妙に絡み合い、これまた楽しい。
あえて言うなら、ある種の/日本風のウェット感があるが、逆に日本人にはしっくり来るかもしれない。
Posted by ブクログ
舞台は初の東京オリンピックを控えた1964年の日本。最初から人物相関が分かっていたから、すんなりと物語に入っていけました。日本で軍用機の墜落事故が相次ぐ中、ジャマイカにいたボンドは日本へ。今回もボンドに加え元CIAのライター、公安のタイガー田中と娘の虎蘭が大活躍でハラハラドキドキが続きっぱなし。「えっ、あなたも敵なの!?」って人がたくさんいて、そんな人たちが次々とボンド達に襲いかかる。相変わらず事実も交えた内容でどこからがフィクションかわからないw。日中国交正常化の前日譚もチョロっとあって勉強になりました