【感想・ネタバレ】沈黙のレビュー

あらすじ

島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人司祭ロドリゴは、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる……。神の存在、背教の心理、西洋と日本の思想的断絶など、キリスト信仰の根源的な問題を衝き、〈神の沈黙〉という永遠の主題に切実な問いを投げかける長編。

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Posted by ブクログ

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とても難しい本だった。信仰の形は国によって違うけど、確かに日本人は形にこだわる部分が強いから、司祭たちが違うと感じたのも頷ける。でも、そんな司祭たちも転ぶ転ばないの形にこだわっていた。だから転んだ後の方が本当の意味での信仰になった気がする。ロドリゴのキチジローに対しての見方も転んだ後の方が寄り添ってる気がする。キチジローは初めは嫌な感じに写っていたけど途中からは弱さを認められる強い人にも見えた。転ぶ事を失敗と捉えるなら、失敗を重ねた人の方が強く優しくなれるんだと改めて思った。

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2026年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この時代の長崎の神の沈黙を通じて、世界の綺麗事だけでは済まされない戦争や貧困などの理不尽について考えさせられた

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2026年03月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

例え神がいなくても、日本で布教したキリスト教が屈折して日本人に伝わったとしても、殉教した日本人信徒たちは決して滑稽でもなければ無駄でもない。

転ぶ・転ばないが、問題じゃないと思う。大事なのは自らの信念を貫いたかどうかであって、それは殉教のみが正解ではなく、主人公のように愛する信徒のために自らの信念を曲げることもまた愛なのだと受け取った。

かといってキチジローを悪くいうつもりもない。誰も彼を責める権利はないし、その弱さは人間そのものだし、毎回悔やむ姿は希望とも受け取れる。なりたい自分になることを諦めなければいいんだよ。

何かを信じる人は最強だし、誰かのための行いは愛で尊いと思う。その「何か」が、「誰か」が人によって違うから、争いや憎しみも生まれてしまうのだろうけど、、いやー考えさせられる本だった!いつもよりかなり強く自分の主張がでてしまった^_^

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

母が長崎のキリシタンと聞き手に取った。キチジローが「裏切り者」ではなく「一番普通の人間」に見えた。信仰だけで苦しみを耐える強さより、何度も踏んでしまう弱さに共感する。自ら名乗り出た神父には尊厳があった。でも結果として信者を巻き込んだ。正しさを貫くにも、周囲への責任が伴う。神の沈黙より、人間の複雑さが刺さった

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2026年05月06日

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