あらすじ
《カバーイラストは『イノサン』の坂本眞一先生!》第一次世界大戦が終わると、総力戦に貢献した女性や労働者に選挙権が認められ、政治参加が進みます。一般大衆が政治や経済に大きな影響を及ぼし、文化を生み出した時代の始まりを見ていきましょう。大衆消費社会となったアメリカはかつてない繁栄を迎えますが、やがて世界を巻き込む大恐慌の発信地にもなりました。恐慌に苦しむドイツでは、ヒトラー率いるナチスが台頭。その背景についてもしっかり読みとくことができます。
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Posted by ブクログ
・戦間期(第一次世界大戦と第二次世界大戦の間)を扱っている巻。
・第一次世界大戦で戦場にならなかったアメリカが主導権握り、大量生産大量消費社会→世界恐慌
・ロシア革命指導者レーニン死後、スターリンへ。
スターリンはソ連だけでも社会主義国家を建設するという一国社会主義論↔世界革命論
・世界恐慌でアメリカはニューディール政策(公共事業、政府が価格調整、補助金)、イギリス・フランスは植民地内でやりとりする経済ブロック、ソ連は社会主義で乗り切る。
経済基盤が強いアメリカ・ソ連、豊富な植民地を持つイギリス・フランス…このような持てる国に対し、経済ブロックのメリットを受けられなかった持たざる国(日本、ドイツ、イタリア)は危険な道を歩むことになる。自国外へ進出を狙うようになる。
・右派…秩序を保つためには国家の強権的に支配、革命や共産主義を拒否、ナチ党 ファシスト党
左派…資本家を倒すための闘争で社会を変える、ロシア革命からの影響 共産党 労働党 社会党
・敵国ソ連に対抗するため、ドイツ、イタリア、日本が日独伊三国防共協定。