【感想・ネタバレ】社員食堂に三つ星をのレビュー

あらすじ

東京でキャリア街道まっしぐらの管理栄養士・日元みなほ。ところが突如、紀伊半島の田舎町にある家具メーカーの社員食堂への異動を命じられる。しぶしぶ赴いた彼女を待ち受けていたのは、ベテランパート調理員・郷力だった。社員の健康を考えて試行錯誤するみなほに、郷力は何かと難癖をつけてくる。東京が恋しいみなほだったが、次第に町の人のやさしさや美味しい郷土料理に出会って……。ハートフルな絶品お仕事小説!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

2025/7/5
この人の本読むといつも「こういうのが読みたかったんよ」ってなる。
めっちゃハッピー。がんばろって思う。
ありがたいありがたい。
こういうの摂取しないとしんどい日常を生きられんのよ。
重い部分を抜けて最後大団円の話もいいけど、その重いパートが最近はつらくてな。
あんまり重いともう斜め読みしちゃうし結末部分読んでからじゃないと読めない。自らネタバレしていくスタイル。
でも山本さんの本は圧力段階のとこも笑える感じに書いてくれるので安心して没入して読める。
助かる。
定期的に摂取したいので新刊お願いします!

0
2025年07月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

地方の社員食堂に赴任(追いやられた)栄養士みなほ。
女帝と呼ばれる古参パートの郷力とバチバチしながら、地元食材を取り入れることでお互いを認め合いワンチームになっていく。
上司は古い体質で若い女性が大きなプロジェクトをまとめ上げたことが信じられず、手柄を横取りするやうなバカおっさんの策略に騙されたことで、本社に戻れるチャンスだったけど留まることにした。
東京にはない地元の野菜や魚に魅了された。
美味しそうな料理がいっぱいで、こんな社員食堂に行ってみたい。

0
2025年06月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。
登場人物がそれぞれちゃんとしてるのと、なかなか主人公が強い。
ちゃんと仕事として結果を出して、でも最後までしっかりやり残さないように、という考えがえらいなあ。
あと食堂の話なのでメニューが美味しそうでよいね。熟れ鮨食べてみたいわあ。

0
2024年11月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

管理栄養士のみほなは、東京でキャリア街道を邁進していた筈が、突然紀伊半島の田舎へ異動となった。そこにはベテランパート調理師の郷力が幅を利かせていて、一々突っかかってくる。だが、次第に町の人の優しさに支えられて…

明らかに理不尽な左遷の様な人事だったけれど、小さな町の人々と触れ合ううちにやる気を見せていくみほなを応援したくなりました。
目の敵にしていた郷力も、娘との不仲をみほなが取り持ち、次第に協力していく様子も爽快でした。

0
2024年11月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

管理栄養士のお仕事小説?ってな感じで
手に取って読んだけど面白かった。
みなほの脳内グックーはちょっとやばい
ヤツじゃないかなんて思ったけど、私が
読むにあたって全体を通してちょうど
いい塩梅にストーリーや小難しい部分を
和らげてくれるパートになって面白く
読んでたんですけど、これは実際やってる
がいて声にまで出てたらやばい人認定だな!

社員食堂でのベテランパートとの
やりあいだけではなく社員の健康を考えての
メニュー作りや地産地消を取り入れたり、
さらに郷土料理までも取り込んでいくところは
すごく魅力的に見えたし実際にそういった
社員食堂が一般開放されたら行ってみたいな
とも思いました。なんだかんだと大変だった
みなほも元凶だった上司にもやり返せたし
スッキリしたけど、読んでて思ったことが
いくら料理が好きだといってもみなほさん
休みの日まで仕事しすぎでは?なんて
心配になりました。あぁ~面白かった。

0
2025年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

栄養学の知識や野菜の知識が色々出てきて勉強になった。洋楽の方はあまり好みには合わなかったけど。
赤星さんの料理が全部美味しそうなので、食べてみたいなぁとずっと思いながら読んでた。

車に人格持たせて会話するキャラクターは初めて見たけれど、他人乗せてるときくらいやめなよと思わずにいられない。
「うっさい」とか毎回聞き流されてたけど現実では絶対相手に聞かれて覚えられてるやつじゃん。

以前他の作品でも「がいな」という言葉を聞いたから主人公のように品種とは思わなかったけど、他の作品の主人公が「すごいとかそういう意味らしい」というのを真に受けていたことにこの作品で気づいた笑
なんだよ、大きいってことなんじゃん笑笑

0
2025年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

がっつり管理栄養士がメインの小説が珍しいので題材にしてくれて嬉しい。
そんな物珍しさで手に取ってみた。

長らく経営されている厨房によくいる女帝(お曲様)の存在は期待通りだったが、栄養は二の次のような言動で主人公に噛み付いていたので、じゃあなぜここで働いているの??と強く思った。
地方の田舎へ行けばそうゆう人間も珍しくはないのだろうか???
しかし、主人公も主人公で、名前を叫んだ上で、なんでタマネギを水につけてしまうんですか!?ビタミンB群やカリウムが溶けてしまうでしょ?辛味成分であるアリシンは血液をサラサラにするし、疲労回復にかかせないビタミンB1の働きも持続させるので積極的に摂取した方がいいって話しましたよね。どうして忘れてしまうんですか!〜などと語っておりp132
調理補助員の立場からすると熱血すぎてめんどくさいだろうなと感じてしまう笑
社員食堂で調理補助にそこまで求めるか?
主人公が本当に現場仕事を経験してきたのか疑問。

男性社員が女性社員の手柄をコネで横取りして自分は昇進して本社勤務、女性社員は地方に飛ばされてどこぞの老人施設でチーフ、というのはリアルに聞いたことがある話で、そうゆう昔ながらの男性贔屓な委託業者あるあるも、参考にされた管理栄養士のどなたかが話したりしたのかしらと思ったり笑

管理栄養士要素としてたまに栄養学の教科書に書いてある事柄が語られるのだが、突然抜粋してきたかのような語りで態とらしさを感じてしまった。
参考文献によると、栄養士のなぜ?どうして?シリーズ6給食経営管理論 第2版とある。(他、食堂や会社の関係者や管理栄養士ら)
また、仮想の話し相手(グックー)が存在することは共感できるが、さすがに第三者も同乗している時にその仮想の声も聞こえて思わず返事をしてしまうのはやりすぎな感じがする。

結局、手柄を横取りした男は社員食堂を一般開放するプロジェクトのマネージャーとして働き出すも嘘がバレ、主人公にその尻拭いのため東京に戻ってくれないかと上司に頼まれる。
主人公はちょうど今の勤務地の地方で、地産地消の活動がこれからますます軌道に乗っていくような状況。
私をそのプロジェクトのマネージャーにしてくれるのなら戻りますと言うと、いや…そんな専門卒の若い女の子に重要な役職は付けられない。周りから苦情が出るからね。などと断られる。
なんとリアルな笑
リモートでサポートすることに落ち着くが、そうゆうところもまたリアルだ…
そうやって業務は増えるものの、おそらく賃金はさほど上がらない…そうゆう現実的な終わり方なのは良かった。
頑張れ…


柿の皮をむかずにヘタを切って、その断面に八等分の切り目を入れたら、グリルで焼く。甘みが増す。クリームチーズをのせて粗挽きの黒胡椒をかければ絶品p158

0
2024年10月29日

「小説」ランキング