あらすじ
料理人志望の青年・東朱里が異世界にトリップしたところから物語は始まる。朱里を拾ったのは、傭兵団の団長、ガングレイブ。雑用として傭兵団に身を寄せる朱里は、徐々に料理の腕を振るうことで自らの存在価値を高めていく。傭兵団の各隊長たちは一癖も二癖もある人物揃いだったが、朱里は料理を通じて彼らと心を通じ合わせていった。傭兵団の食事事情を改善し、時に発明を手伝ったりと少しずつ、朱里は傭兵団の仲間たちに認められていくのだった。しかし、朱里はまだ知らない。自分自身が英雄として語られる存在になることを…。
電子限定描き下ろし漫画3P付き
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Posted by ブクログ
料理人志望の主人公が異世界に落とされる、いわゆる転生ジャンル。
主人公が拾われた傭兵団で料理番として関わっていくのですが、一つのストーリーの中で
・主人公目線
・傭兵団のメンバー目線
・語り部目線
と多角的に描かれていくのが面白くて好き。
傭兵団メンバーが主人公と絡み気づく内容が、自分にもグサグサ刺さって、もしかしたらバイブルになってしまうかもと思った。
想像していたよりもじっくりと丁寧に描かれていて続きが読みたくなりました。
主人公の東くんが、料理人となるまでのバックボーンも結構なページを使って描かれていたし、
魔工師リルさんとフライパンやコンロを創っていく過程が興味深かった。
異世界通販のようなチートな展開もなく(あれはあれで面白いけど)、丁寧な物語だと思いました。
まあまあかな
料理がおいしそうだと感じるだけで、この手の作品としては成功だな
ただ、やはり料理を作っているだけでは物語の中心にはなれない
傭兵団である必要性はあまりなかったかな