あらすじ
芦屋の定食屋・ばんめし屋で働く元俳優の海里は、
休みの日に作家・淡海五朗の家で朗読の練習に励んでいる。
演じることの楽しさに気付き、淡海の創る物語を表現するため懸命だ。
しかしその帰り、淡海と屋敷の前で大きな黒い犬に出会う。
犬はまるで海里たちを導くようにある家へと向かい、
海里たちはそこで悲しい現実に直面する。
そして「マヤ」と名付けられた犬の周りで不思議な出来事が……。
犬も主役の記念すべき第20弾!
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良いね。
いつもの仲間と、いつもの場所で。今回は、犬に連れられて、その飼い主の死体を見つけてしまうという事件が絡んでいたけれど、読んでいて、安心感が有って、気持ちが、ほっこりする。
Posted by ブクログ
シリーズ第20作。
朗読の稽古に励む海里の穏やかな日常……で終わるわけもない。突然現れた黒いラブラドルレトリーバーが淡海と海里をある場所に連れて行く。
ちょっと説教くさい気もするが、読みやすい。
Posted by ブクログ
今回はそこまでの感動はなかったかな。見知らぬ孤独死の男性とその飼い犬が主軸だから、感情移入は少なめ。ロイドと同じような付喪神的な存在が出てきたのは新しかった。
海里と李英の次の一歩も見られたので、次回の進展に期待。
Posted by ブクログ
今回は人間ではなく、小さく愛おしい魂に目を向けた作品で、目新しさもあり、あっという間に読めてしまった。
松葉が落ちているあたりで、元飼い主さんが登場するのかと思いきや、松の精が出てきてびっくりした。
留まる方法はないのか願ったが、人間のご都合なんかに振り回されず、命を全うして旅立ったのは、ちょっと感動だった。
淡海先生に同居人ができたのは、本当によかった。
付き合い気分で読み続けてきて、20巻まできてしまった。
多分作者と感性が合わない部分があるのだろう。
好きじゃない部分がいくつかあり、毎巻引っかかってしまう。
とか言いつつ20巻も付き合っているのだから、ある意味好きなのかもしれない。。なんてね。
2024/08/10 07:36