あらすじ
第1章 「人生の浪費」の正体を暴く
第2章 人生の「3つの理(死・孤独・責任)」と向き合う
第3章 自分の「本心」を掘り下げる
第4章 本心に従って行動する
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Posted by ブクログ
サトマイさんの本は、統計学です。統計学とはすなわち答えです。
抗うことができない、抗う余地のない答えです。一旦受け入れましょう。
そして味方にしましょう。
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社会人になって数年経つ。仕事は頑張っているけどなんか満足がいかない、休日があっという間に過ぎていく‥。
こんなんで20代が終わってしまうのかな、と思っていたので読んでみた。
読んでよかった。なぜ今の生活に満足感がないのか、ヒントになった。
実験のデータや哲学者の言葉をもとに、時間の浪費とは何なのか原因を説明し、充実した人生を過ごすにはどうしたらいいかを説明してくれている。
苦を避けて別の行動をすることで正当化しないこと、変えられるところは自分で変えること、自分の価値観を明確にすることが大切。
本の中で、自分の価値観を深掘りする章が出てくる。
うまく言語化できなかった。まずは、自分の価値観を言語化するところから始めたい。
Posted by ブクログ
「死と太陽は直視できない」という言葉がある。
人が直視できないものは、①死、②孤独、③責任の3つらしい。
でも、これを避けてるから、時間の使い方を間違えてしまうんだとか。
「私はこう生きる」「私はこれに生きる」って決めない限り、生きる目的や意味なんてない。
そう言われて、なんとなくハッとした。
「なんで私はこの世界に生かされてるんだろう?」って考えることはたまにあった。
でも、「私はこう生きる」なんて深く考えたことは一度もなかった気がする。
今、自分の考え方や周りの環境が少しずつ変わってきてるのを感じる。
もしかしたら、今が「私はこう生きる」って決めるタイミングなのかもしれない。
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なんのために生きてるのかなぁとぼんやり思っていたところで答えなんか分からなくて、
それは自分で決めるんだ、と今更ながら考えた。
価値観:人生のコンパス
本当はどうありたいか、何を大切にしたいか。
それぞれの価値をどのように解釈し、重視し、生活に組み込むかを示す具体的な枠組み。能動的な行動。
単語ではなく文章で表す。
≠ゴール、好きという感情、幸福、べき論
人生の、目的、目標、手段
目的:価値観、進む方向
目標:目的の方向にある、目に見える到達点
手段:そこまでの経路、日々実践できる習慣的な行動
と、ここまでは分かったのだけれど例として書かれていた著者の目標と手段が個人経営者すぎて自分のような会社員にはピンとこなかった。
さとまいさんのように、AIと壁打ちしながら落とし込んでみようと思ったり。
以下メモ
・人が直視できないもの、死・孤独・責任
これらと向き合うことを避けるために間違った時間の使い方をする。人生の浪費。
・有意義な時間の使い方
自分の人生の舵を自分で握ること。その覚悟。
死・孤独・責任を受けいれ、自分の人生をコントロールしていくこと。
→自分で変えられることに集中する。
・認知行動療法
出来事→認知・行動・感情・身体反応の総合作用で解釈する
この中で、自分でコントロールできる認知と行動を変えることで感情や身体反応を変化させ、結果を変えることができる。
・CBT
①気づく ②受け入れる ③重要なことに取り組む
例)自分が不快な気持ちになったからといって、悪いことが起きているわけではない
・人間は目的があって生まれるわけではない
私はこう生きる、私はこれに生きると決めない限り、生きる目的や意味などない。
Posted by ブクログ
気づくとスマホばかり見てるのを止めるにはどうしたはいいか、というよくあるハウツー本かと思ったら(まぁハウツー本ではあるけれど)、もっと人生の本質を問うような深い本でとても良かった。
人はなぜどうでもいいことに時間を使ってしまうのか、という普遍的な悩みに、死、孤独、責任という3つの軸から解説。すごく納得感があり、根本からマインドを変えることで主体的に生きようと思える本だった。
途中、抽象的でわかりづらい部分もあったので何度か読んでいきたい。
Posted by ブクログ
ストレスから逃げようとしている自分に気づく
不安だということに気づく
自分のことをの理解度は10%から15%程度
自分のことを理解していると
幸福度が高い
賢明な判断ができる
良い人間関係を、築く
今ここに存在する自分が、自分の子どもだとしたら、どのように接するか
人々が他人を助ける際には、相手の本性や状況をよく考える必要がある
世の中の大事なことはたいていめんどくさい
「ストレスがかかること=自分が本当にやりたいことではない」という認知の歪みに気づく
禁煙をきっかけに人生を立て直した人
彼女の劇的な変化は禁煙から始まった
キーストーンハビット
週に一回目標設定
やらないことを、決める
弱い結びつきは、情報の交換や機会の発見に、おいて特に重要な役割を果たす
本質的な目標を明確化する
目標を達成するための手段は複数ある
客観的な出来事だけ書く
Posted by ブクログ
後半にワークが出てきたことにより、一時読むことが億劫になったが、それがまさに本書のテーマである浪費の正体と重なると感じ、前向きに読まさせていただきました。参考にします。
Posted by ブクログ
避けられない闇と向き合うことが大切。
いざ、戦ってみると、少し人生が楽しくなってきたよ!
「ストレスを糧にして強くなる」
って言葉は、これからの私のマインドの1つになったよ!ありがとう( ˶’ᵕ’˶)
Posted by ブクログ
地図なしに漫然と生活していると、無駄に時間を浪費してしまう。自分の価値観を明確にして、価値観に沿った目的・目標・手段という地図を常に確認しながら行動することにより、時間を食べつくすモンスターを倒し、有意義な時間を過ごす事ができるという事であると理解した。
手段について、やることだけではなく、やらないことを明確にしてしておく点がよいと思った。
冒頭の小学校の20分休憩の話は、忘れていた時間感覚を思い出させてくれた。
Posted by ブクログ
筆者のYouTube見て面白そうだなと思い手に取りました。
平易な文で読みやすく遅読の私でもスイスイと読めました。
仏教、統計学、認知行動療法を引用し、価値観から目標、具体的行動と落とし込みかつ、必要に応じて変更していくといった柔軟なスタンスに自分も取り入れられそうだなと感じた。
合理的で私的には納得感のある一冊でした。
Posted by ブクログ
時間を有効活用したく手に取った。
「たった20分では何もできない」とスマホを手にしてしまう現在だが、小学生の頃はたった20分の休み時間で創造的な遊び方をしていた。
単純な「時間術」「効率術」の話ではなく、時間をコントロールする、自分に向き合い「生殺与奪の権を握らせない」ための話。
Posted by ブクログ
自分の生き方に迷っている40歳です。本書を読んで、自分の価値観と真剣に向き合わなければならないなと思いました。「自分で決定する」という部分は割と意識出来ていたので、安心しました。油断すると、時間はあっという間に消費されていくので、日々何をすべきかを見直していきたいです。
Posted by ブクログ
時間を無駄にして生きていると感じる今日この頃。時間を食べるモンスターや事例が当てはまりすぎてどきりとする。
自分の人生は自分で進める必要がある。
結局は実践してみるべし。ポジティブ・ネガティブ日記で自分の感情を知る。
Posted by ブクログ
人間は避けられない不安(死・孤独・責任)と向き合いたくない。
人間はこれらの不安に対処する行動として自分に嘘をついて正当化することに時間を使う。
これが時間を食べ尽くすモンスターである。
心にグサッときた。
その不安を受け入れ、どこに向かって、どのように行動するかを主体的に選択すべきであるとこの本には書いてあった。
主体的に選択できるよう自分の価値観を明確にすることがまず第一だと思った。
限りある時間を大切に過ごしたい。
Posted by ブクログ
数多ある時短テクの本ではなく、生き方の本質を問う本。大きく心に残ったことが2つあった。
①時間の使い方ではなく、集中力にフォーカスする。「早めにやっておけばよかった」ではなく、「もっと集中すべきだった」。創造的な仕事に集中力は欠かせないが、それは時間的な制約がなければ上げにくい。それに寄与する締め切りのおかげで集中力が出る。
② 自分の人生の舵は自分で取る。そのためには、価値観に合った目標を設定する。そのための目標設定は、「目的」「目標」「手段」の3段階で行う。
目的:自分自身の価値観(進む方向)であり、本当はどうありたいか、何を大切に生きるのかの軸になる。
目標:目に見える到達点であり、価値観に沿って行動した結果、たどり着く場所。
手段:到達点までどのような経路を選択して、そこまで歩んでいくか、ということ。日々実践できる習慣的な行動。到達するまでの経路は1つではなく、複数ある。
峰不二子の名言「つまずいたのは誰かのせいかもしれない。けど、立ち上がらないのは誰もせいでもないわ」。まさに!
Posted by ブクログ
すごく新しい観点から時間の使い方を説いてるなと感心しました。
ただ、呑気で気楽な性分の私には、
そんなに頑張らないといけないのかな、人生って。とちょっと無理が生じました。
人生の目的がなくとも、何かを目指さなくとも、いいのではないかと。
結局いつもの、小難しく考えずにもっと気楽にいこーぜ!に行き着きそうです(笑)
だからお前はその程度なんだよ!と言われても。ま、そうだね!となってしまいます(笑)
こんな奴もいるということで。
Posted by ブクログ
以下の点に学びがありました。
確固たる自分は存在しない。生きる意味は自分の価値観に向かうこと。価値観は他人や社会との関わりの中で見つかるもの。そして人生が前進する物事の捉え方(3つの原則)
Posted by ブクログ
1章 人生の浪費の招待を暴く
・生産性up:フィルタードの時間術10
タイムボクシング: 1日のタスクだけではなく、時間割を作る
時間術本、自己啓発を読んでも解決しない3つの不安がある
・直視出来ないもの=人生の3つの理
-死
-孤独
-責任
エーリック・フロム:人間は生きている意味を見い出せなくなると他人からの承認が欲しくなる
←向き合わないと自己欺瞞を産む
・人生の浪費の正体:向き合わなければいけない本質から目を逸らし、自己欺瞞で言い訳をして時間を使う
・幸福感: 健康→人間関係→自己決定
⚠️有意義な時間の使い方: 自分の人生の舵を自分で握ることと、その覚悟、知恵を手に入れ、3つの理を受けいれながら自分の人生をコントロールすること
2章 人生の3つの理と向き合う
・人生の向き合い方と苦痛ねの処方箋
1. 変えれるものと変えれないものを区別する
2. 人生に対して主体的に参加する
人の幸福度を決める要因:
遺伝による設定値:50%、生活環境や状況(経済レベル、容姿、健康):10%、意図的な行動: 40%
意図的な行動: 価値観に沿った内的で習慣的な行動
3. 人生に苦は必要である
・認知、感情、行動、身体反応は繋がっていて、整合性を取ろうとする
自分でコントロール出来るのは認知、行動のみ→認知行動療法
⚠️ワーク:3つの理について、抱えてる認知(考えやイメージ)を記載
←自分自身と問題を切り分け、客観視する
・体験の回避行動:一時的なネガティブ体験を避けることは、人生を悪化させる
→エクスポージャー法で不安に慣れる: 出来るだけ安全な環境で、少しずつ恐怖や不安に慣れさせる
・人を動かす唯一の方法:相手の自己重要感を満たすことbyデール・カーネギ
←自分は他者から大切な存在として扱われるという感情。その相手に対して好意や信頼を感じる
・危機感のセンサーは精度が弱い: 心配事の80%は起こらず、16%は準備すれば対応可能
・自分のバス=人生の行先を自分で決めるために
気付く(マインドフルネス)→受け入れる(アクセプタンス)→重要なことに取り組む(コミットメント)
・ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)の中心的な概念
1. アクセプタンス:受け入れた上で行動
2. 脱フュージョン:自分の考えや感情と自分を一体化させない。客観視する
3.価値観:人生の方向性を明確化
4. 今この瞬間に集中する:
5. コミットメント:価値観に基づいて意識的かつ積極的に行動
6.文脈としての自己:自分自身を客観的に捉える視点を持つ
▪️3章 自分の本心を掘り下げる
・葬式でどんな紹介をされたいか、いまいる自分が自分の子供として、何を大切にするように伝えるか
⚠️価値観:自分ができることに励むことが心地よい、励んでいる自分を尊く感じるもの
←文章で表現できるもの。週2~3程度行うものが適切
←結果はアンコントロール
価値観はソフトクリームの味のようなもの
・困難な体験を振り返りワーク
1. 過去に起きた困難な体験は?
2. 困難な体験から何を学んだ?
3. 困難な体験を通じて、何があなたにとって本当に重要だと感じた?
4. 困難な体験は、人生にどんな意味を持っている?
5. 困難な体験wお乗り越えるために、とった行動や価値観は?
6. 困難な体験から得た成長や変化に基づく、新しい価値観は?
7. もしその体験がなければ、今得られていなものはなんですか?
・子供の頃を振り返るワーク
1. 子供の頃、一番楽しかった思い出は?
2. 子供の頃、家族や先生から褒められたことは?
3. どのような友人や大人に影響を受けましたか?その影響はどのようなものでしたか?
4. 子供の頃、夢中になったことや熱中した活動は?
5. 家族や教育環境は、価値観にどのような影響を与えた?
6. 子供の頃の夢や希望は?
7. 子供の頃に経験した困難にゃ挑戦は?与えた影響は何?
▪️4章 本心に従って行動する
・価値観はゴールではない。ただし、価値観を体現できそうな目標設定を立てて、挑戦することは大事
←価値観は抽象度高いため
・目的、目標、手段で立てるのがおすすめ
週1、最低でも月1で見直す
⚠️目標設定ができたら見えるところに以下を書き出す
3つのことわり(避けられない普遍的な真理)
1. 人は死ぬ
2. 人は孤独
3. 人には責任がある
3つの原則(人生が前進する物事の捉え方)
1. 変えられないものと変えられるものを区別せよ
2. 人生に対して主体的に参加せよ
3. 人生には苦は必要である
人生が充実する時間の使い方ができるようになるためのキーストーンハビット(要の習慣)
目的:価値観(本当はどうありたいか、何を大切に生きるか)
目標:中間ゴール(価値観に沿った目標)
手段:行動(自分と約束する日々の習慣)
Posted by ブクログ
YouTubeで人気のサトマイさんが書いた本で、人生の時間浪費をテーマとして、時間を浪費するものの正体を定義し、どのように向き合うかについて書かれている。万人が悩む時間浪費をテーマにしており、興味を引きつけられる内容であるが、古くから書き尽くされた哲学色を感じる難しいテーマである。本書の問題提起や解決策等が全体として本題からずれているように思え、よくある自己啓発本の一つとして独自の個性を見いだせなかった。しかしサトマイさんらしく統計や科学的なエビデンスを使って論理的に書かれており、部分部分で切り取ったエピソードなどは、興味深い内容がいくつかあった。
Posted by ブクログ
タイムボクシングで 自分の時間の見積もりの甘さに気づく
「仕事のための仕事」
本命の仕事は何なのか。どう見つければよいのか。
緊急ではないけれど重要なことを意識的に大切に
「データの見えざる手 ウェアラブルセンサーが明かす人間.組織.社会の法則」
今日何に時間を使うのかは、無意識のうちに科学的に制約されていて 自由にはならない
① 人間は同じ作業を一日中することはできない
②人間は1日のうちで、身体の動きが活発な活動と静かな活動を複数レベルに分けて自動配分しており、活発な活動は静かな活動より多く時間を使うことはできない
TODOリストの時間配分を自由にコントロールできるというのは幻想
私たちが直視できない人生の3つの理
①死
②孤独
③責任
死、孤独、責任には不安が伴う。
心理的なストレスが生じ、この不安を何かで紛らわそうとする。(コーピング)
コーピング例
①死の不安
なにかに没頭したり集中して悩まないようにする
②孤独の不安
友人やパートナーを求めて寂しさを紛らわせる
③責任の不安
他人に決めてもらうことで責任を回避する
人生もゲームのようなもの(哲学者バーナードスーツ)
「ゲームをプレイするとは、取り組む必要のない障壁を、自発的に越えようとする取り組みである」
注意!再現性のない科学的エビデンス例
マシュマロ実験
1万時間の法則
笑うと前向きになる
「苦痛を逃れて楽に生きたい」は幸福から遠ざかる選択でもある。
実際には、コスト(時間 労力 お金)の総量が、幸福感を高める傾向がある。(努力のパラドクス)
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サブタイトルから時間管理をメインにした本かと思いきや、人の生き方について語る本。
どちらかというとメインタイトルの方に比重が置かれている(当たり前か)
単純にどう生きるべきかを語るのではなく、心理学的な知見をもとにかたっているので気合ではなくエビデンスベースで語って欲しいむきには良い本かと思う。
Posted by ブクログ
人生の3つの理を避けようとすると、人生を『あっ』と言う間に浪費してしまうので、受け入れてコントロールすることが大事。
自分の価値観を大切にして、やることをやらないことを見極めて行動する必要がある。
Posted by ブクログ
うーん、なんだろうな。
書かれていることはいいことばかりだし、
きっと為になることなのだと思うのだけれど、
なぜだろうか、すんなり入ってこない。
とても読みやすい文章なのに、ハッと思う瞬間がなくて
さらさらと砂時計みたいに流れて行っちゃう。
引用の文章が多いからなのだろうか。
この人自身のもつ吸引力があまり強くは感じられなかった。
もしかしたら、ただ単に私が今こういう本を求めていないだけかもしれない。
もう少し時間が出来たときに再読したら違うのかも。
ただこの手の自己啓発本は毎年すごい量出ているので、
一度読んだ本を再度手に取るかと言われると非常に難しい。
ごめんなさいたぶんもう読まないと思う。
でも土台となっている価値観が真っすぐであるならば
その途中の目標や手段が変わってもいい、
というのは生きる上でとても楽になると思う。
なかなか人生思ったようにはいかないから。
その時に自分を否定するんじゃなくて、
「もとは変わってない、自分は間違ってたわけじゃない」って思えると
その後軌道修正しやすくなるような気はする。
うん、やっぱりいい本かも。
Posted by ブクログ
なぜかいつも時間がたりない。きがついたら、もう寝る時間。そんなことが多い.
この本は時間の使い方が問題ではなく物事のとらえ方が時間の浪費に大きく影響していると書かれている。
例として、子供のころにはあと20分しかなくても、校庭へ遊びに飛び出していたことを挙げている。大人は20分しかないと考えるのに対し、子供は気兼ねなく飛び出していく。この差は大人になって身につく経験や偏った見方によって生まれる、とされていた。2章ではこの見方をどう改善していくか、認知行動療法を用いた改善方法を紹介していた。
◆時間術の本かなと思っていたが、認知のゆがみに焦点を当てている点が意外だった、タイトルから、残り時間が少ない、今を大切に生きよう的なメッセージが書かれているかとおもっていた。実際は、自分の価値観を明確にし、他人に振り回されない方法、具体的にどのようにするのか、その方法が書かれてある実践ノートブック的な本だった。◆
自分はバスの運転手で、目標にむかって運転している。乗客はいろんな人がいて、運転手にいろいろ言ってくる。私はその客の相手をし席へ着くように誘導しないといけない。
乗客の声に耳を傾けると、バスを止めて車外へ追い出したり、耳を傾けながらうんざり、ストレスまみれで運転席での時間を過ごすことになる。著者は、人の脳は旧石器時代からなんら変わっていないことを挙げ、周りはいろいろキーキーいっている乗客がいるが、原始時代のサルがキーキー言っていると考えるとかわいく思えないだろうか?と説いている。
充実感や幸福感を感じられないのは、ドーパミンにより強制的に乗客の声を聞こえなくしている状態。ドーパミン中毒は邪推が多くなり、どんどん認知が歪んでいく。
間違った時間の使い方は、3つの理(ことわり、不安)を避けるために(無意識に自分にうそをついて)行動しているとしている。
3つは、死、孤独、責任。ではどんな行動に変わるのか?死:何かに没頭したり熱中して悩まないようにしている。孤独:友人。パートナーを求め寂しさを紛らわす。責任:他人に決めてもらうことで責任回避する。
努力のパラドックス。少ない労力で楽をしたいと考えるのは常だがコスパ重視は日常となると、快楽順応により幸福を感じにくくなる。、幸福感は時間・能力・コストなど今まで自分で支払ってきたものが多いいほど高く感じられる。
後悔する時間の使い方
・自分で変えられないことに集中する。
・富や名声など、外発的な動機で動き続ける。
・苦痛を避け楽な選択をし続ける。
充実する時間人生の使い方
・自分に変えられることに集中。
・自分の価値観など内発的な動機を大切にし行動する。
・ストレスを自分の成長の糧にする。
身体的認知。自分の体の感覚が心理状態に影響すること。暖かいものを持った時、人は優しくなる傾向にある。
自分が嫌いなものに焦点を置くと、そこから逃げようとして、なくそうとすることに時間を浪費し泥沼にはまっていく。この逃避行動が常習的になってくると神経症的傾向(いわゆるメンヘラ)につながっていく。
重要なのはその回避逃避行動が長期的に見て、自分の人生の質を下げることになってしまわないか。もちろんハラスメントからはすぐに距離を置くべきだが。154
◆ここで疑問に思った。 価値化を明確化し、今の逃避回避行動が人生の質を下げると判断する。しかし、質を下げたと判断するのは未来の自分であり、未来から見て今の自分が満足なのかもわからない。この行動は避けたほうがよいと、人生の質をさげると判断しなかったほうが幸せかもしれないのだ。自分は間違いをおこす。今からの選択への恐怖。後悔するかもしれないという不安はどうしたらいいのだろうか?本書では、心配事の8割は起こらないという有名な説を出しているが、言葉でや数字で分ったつもりでも、わいてくる不安を振り切るのは難しい。恐怖から動けない。動いたとしてもそれが自分にとって有意義化もわからない・・・まさに偏桃体ハイジャックされているP163
心配事の80パーセントは起こらないについて。そのほか18?パーセントは事前準備により回避できるというのが定説。この説、いつも疑問に思うのだが、16パーセントの事柄に対し、心配事が自分の中で把握できんていない、もしくは気が付かない、気がつけない人がいる。そのことを忘れてはいけないと思う。また残り2パーセントの避けられないこととは、やはり死に関係したことなのだろうか?AIに聞いてみたら以下回答が。
・予測不可能な自然災害(地震、大規模な台風など)
・重大な事故や病気(予期せぬもの)
・他者の行動による影響(他者の決定や予期せぬ裏切りなど)
この説が示唆しているのは、「大半の心配事は杞憂で終わり、対策できるものも多いので、残り少ない本当にどうにもならないことのために過度に思い悩む必要はない」という点だと言えるでしょう。
とのことだった。◆
現実逃避は心理学、精神医学的には防衛機制という。
◆P177ラスト3行 の感想
なにがなんでもやりたいことがある人は、病気や不遇など関係なく行動していく。DaiGoも言っていたと思うそう、その通りだと思った◆
どこに向かって自分のバスをどう走らせるか、科学的な解決法が研究され始めたのは最近。ACTという新しい認知行動療法が確立されてきた。従来の認知行動療法は苦痛を効果的に退ける手法。ACTは心理的柔軟性を高めることを目的としている。
①アクセプタンス(受容)
不快な思考、感情、身体感覚を変えようとしたり、避けたりせずに、あるがままに受け入れること。
②脱フュージョン(認知的脱フュージョン)
思考を「事実」としてではなく、「単なる言葉や頭の中の出来事」として認識し、思考との結びつき(フュージョン)を弱めること。
③価値観 有意義な人生を送るのに重要。人生のコンパス。
④今、この瞬間に集中(現在志向)
過去や未来にとらわれず、現在の瞬間に意識を向け、関わること(マインドフルネス)。
⑤行動とコミットメントのスキル価値(の明確化)
自分の人生において何が最も大切で、どのような方向に向かいたいかという「人生の羅針盤」を明確にすること。
⑥文脈としての自己(観察する自己)
思考や感情を持っている「自分」を、その内容と切り離し、客観的に観察する視点を持つこと
◆ACT①~⑥はAI引用含む◆
Posted by ブクログ
ワーク形式で考えながら読めるのは良かった。
この本を読んで良かったのは体験回避かなりしてるなぁって自覚できたのと、自己欺瞞もかなりしてるから少しでも自分の気持ちに正直になろうと意識できたことと、自分の価値観をもう一度考えてみようと思ったこと。
あと芦田愛菜の信じるについての話が文字で見るとかなり深いこと言ってるとわかったこと。
小説ばっかり読んでるけどたまにはこういう本を読むのもいいなぁとおもった,
Posted by ブクログ
すごいタイトル。いいタイトル。
どんな本なんだろ、哲学書かな、とワクワクしながら読み始める。
サトマイというYOUTUBERは知らんけど。
しかし何だか様子が違う。
自己啓発書らしい。
そういうものはナポレオン・ヒル、コヴィーを筆頭に何十冊も見てきたが。
人生の浪費、、これはわからんでもない。時間を有効に使うのは難しい。
2章で人生の3つのことわり 死、孤独、責任 ときたところで違和感。
これが不安につながるという。
が、なんでこの3つなのか、説得力がない。
MICIでもなし、全然次元の違う3つの言葉。
ま、死と孤独はちょっと近いかな。
違和感を持ったまま読み進める。
先日読んだ本同様、TIPSとしてはいいことが書いてある。
こういう考えで考え、行動したらいい、ということが。
それぞれは頷けるもの、実行しているものがいくつかある。
しかし、、
一冊の本として、自分の思考を整理するものとして読むことは
私にはできなかった。
ワークショップみたいに、あなたも考えよー、ハコの中に書いてみてー
というコーナーもあったけど。
こういう本が売れるのか、、、複雑
第1章 起 「人生の浪費」の正体を暴く
(問題提起(まだ解決できていない悩み) 私たちは、自分にとって重要なことがなんなのか分かっていないのではないか
原因特定、証拠(問題が発生するメカニズム、意外な事実やデータ) 私たちの時間を奪っていくものの正体を解明する ほか)
第2章 承 人生の「3つの理(死・孤独・責任)」と向き合う
(問題提起(まだ解決できていない悩み) 逃げても逃げても、苦痛は追いかけてくる
原因特定、証拠(問題が発生するメカニズム、意外な事実やデータ) 人生の向き合い方と苦痛への処方箋:3つの原則 ほか)
第3章 転 自分の「本心」を掘り下げる
(問題提起(まだ解決できていない悩み) 自分の本心(価値観)をどのように見つければいいのか
原因特定、証拠(問題が発生するメカニズム、意外な事実やデータ) 価値観とは何であって、何でないか ほか)
第4章 結 本心に従って行動する
(人生を充実させるための習慣;問題提起(まだ解決できていない悩み) 価値観に合った目標を設定する ほか)
Posted by ブクログ
300ページ弱なのに2週間もかかってしまった。同じくらいの厚さでも1日で読めてしまう本と全然読み進められない本があるのはなんなんだろう。
平易な文章で余白も多いレイアウトなのに。
タイトルや装丁のポップな印象の想像とは違って、中身はなかなか固めで文章も真面目だった。
要約すると、
・あっという間に人は死ぬから時間を浪費するな
・有意義な時間の使い方は何かを深掘りしろ
・変えられないものと変えられるものを分けて考えろ
・軸のぶれない自分の価値観=本心=人生の目的を言語化しろ
・価値観を元に目標と手段を設定しろ
・毎週そのPDCAを回して、目的はぶらさずに目標と手段を調整しろ
といったことが書かれていた。
これを確実に実行できる人はすごい。努力が仕組み化できる人だと思う。
『「科学的エビデンス」は必ずしも正しくない』という途中のコラムが面白かった。
“一万時間の法則は再現に失敗している”とか。
でも、本の紹介文で「『一万時間努力すればうまくいく』は間違いだった!」って煽るのは、YouTube仕草だなぁとちょっと残念に思った。
Posted by ブクログ
YouTuber本
思ったより読みやすかったです
自己啓発としてそこまで尖ってなくて、ホントに参考までにという印象でした
でもちゃんと勉強してる人なんだろうと思えて、著者の印象は良くなりました
CBT 認知行動療法については、いつか専門家をたずねてみるのも、いいかなと思いました
読みやすい
タイトルに惹かれて購入しました。前半は興味深くスラスラ読めました。後半はワークがあり、こういうのが好きな方にはよい本かと思います。時間を大切に生きていこうと思います。