あらすじ
神と人と物怪の仄暗くも優しい物語、完結。
自らの記憶をたどることによって
菊をはじめとするミツカド山の神たち、そして巻き起こる不可思議な出来事の理由を
ついに思い出してしまったイシ。
ミツカド山から人が消えた理由…フタツカド山の神たちの菊に関する記憶が曖昧な理由…
イシが、菊にしてしまった間違いとは―――
人の形をした神様たちの不思議日常譚、完結。
感情タグBEST3
名作🙏
素朴な絵柄で魅せる独特な神様や、不気味な物怪たち、全体にながれる過疎化した廃村の雰囲気。300年前の事件、そして『菊』の秘密がついに明らかに。忘れられゆくものへの憧憬が心に染みます。素敵な作品をありがとうございました。
食べることが大好きな菊ちゃんがかわいい。
イシと山の神が仲直りできてよかった。イシがこの先もみんなと楽しく食事ができますように。
とてもステキな作品でした。
Posted by ブクログ
現代ファンタジー。イシが記憶を取り戻し、すべての答え合わせが行われる巻。
衰退するフタツカド山と、その中での別れのお話。
最初この漫画は菊の話かと思っていたが、終わってみればイシの話だった。
過去との決別をして、仲間と現代に生きることを選んだイシだが、一貫して未来の話は語られなかったと思う。
人工物が依り代の神が多いが、それらは朽ちるのに100年もかからないのではないか。
この世界の神様が生まれるロジックはわからないが、そのころにイシはまた一人になっているのか、それともまた新しい別の神に囲まれているのか、どちらなのかなと思った。
Posted by ブクログ
最近よく視聴するようになったYouTubeチャンネル「ゆる民俗学ラジオ」でこちらの作品を知り購入。
タイミング的にちょうどこちらの最終巻が出たばかりだったので一気読みできる贅沢も込みで堪能しました。
丁寧でほのぼのとした世界観と、ときに見え隠れする不穏さ不気味さがあいまって、緩急の波がちょうどよく、大変読みやすかったです。
ただ、もうちょっと掘り下げてほしかった設定やキャラクターがいくつもあるので、ぜひ番外編でもう1巻……とは思ってしまいますが(ヒトツカド山についてはほぼ触れられていないよなーとか含め)
あとさりげなくないそこそこの頻度で出てくる食べ物の描写がいちいち美味しそうで困ります。お金にものを言わせたところで、料理上手な親戚とかのツテがない限りはおいそれと食べられない類いの美味しそうなものばっかり……(そういう描写が話のポイントとも関わっていると5巻で判明するのがまたこころにくい)