あらすじ
ミツカド山の神の秘密が次第に明かされる?
関係を絶っていたフタツカド山を久しぶりに訪れたミツカド山の神・イシ。
その宴の席上で「菊の神」に対する疑念をぶつけられてイシは戸惑い、
それに対して明確な答えを持たない自分の記憶の曖昧さをもどかしく感じてしまう。
そんなある日、ヤネを伴い自分の依代を訪れた蔵に思わぬ危険が迫る。
救出に向かおうとするイシだったが…
ミツカド山の神たちの秘密が、次第にひもとかれていく第4巻!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
現代ファンタジー。イシの欠落した記憶と菊は一体何の神なのかを探る巻。お話の陰陽のバランスがいいなと思っていたが、明確に陰に傾いた印象。どうも次巻が最終巻のようなので、相対していた敵(もしくは味方?)の正体も明かされるのだろう。イシの角が欠けているのが気になっていたが、何かに使うために削った様子。これもどうなっていたのか気になるところ。
描写では蔵の中にある天井の高い牢屋が描かれたページがかなり好みだった。明かされない気もするが、他にどんな妖怪やモノが入れられていたのか気になる。
あとは市のシーン。子供の時に行った祭の華やかさを思い出す。
寒い時期なのでトッピングを盛った蕎麦がまぁ旨そうなこと。ただ、なんとなくもう来れないのかな、というような予感もした。