【感想・ネタバレ】こちら、終末停滞委員会。6【電子特別版】のレビュー

あらすじ

アメリカ合衆国が滅んだ。
元・Corporations生徒会長、アメリアに浸食されて。
片羽『君を見てる』により、全人類は彼女の利他的な精神に同調し、やがて理想的な共同体を形成するに至るだろう。
しかし、終末停滞委員会は、人類の意思を奪う行為を許さない。心葉たちは、誰もが知る“あの人物”に協力を仰ぎ、潜入任務に挑む。
それは恋兎ひかりに次ぐ人類の最高戦力――サンタ・クロース。
崩壊するNYに、ジングル・ベルが鳴り響く。

電子版には書き下ろし短編「神流奈々ちゃん、デートと相対すの巻」を収録!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今回もシリーズらしい壮大なスケールと濃密な設定を存分に楽しめた一冊だった。冒頭から「アメリカ合衆国陥落」という衝撃的な展開で一気に物語へ引き込まれ、「今回はどこまで話が広がるんだ」とワクワクが止まらない。世界が激変する中で描かれる戦いや駆け引きは、終始緊張感に満ちていてページをめくる手が止まらなかった。

特に印象的だったのは敵勢力の描き方。単なる悪役ではなく、それぞれに譲れない思想や正義があり、「もし立場が違えばこちらを応援していたかもしれない」と思わせる厚みがある。だからこそ対立に重みが生まれ、ただの勧善懲悪では終わらない面白さがあった。

そして毎巻楽しみにしているヒロインも期待以上の魅力。物語のシリアスさの中でしっかり存在感を放ち、キャラクター同士の掛け合いも心地よい。スケールの大きな世界観と魅力的なキャラクターが高いレベルで両立した、シリーズファンなら大満足の一冊だった。

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2026年07月20日

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