あらすじ
公の場だからこそ、親密アピールすべきだろう?
長い間留学していた元婚約者・ラファエルが帰国すると聞き、狼狽えるマーティナ。ラファエルとは生まれた時からの婚約者で、マーティナは、強くて優しい彼のことが大好きだった。だが約十年前、マーティナのせいで腕に大怪我を負わせ、軍人の家系である彼の将来を奪ってしまい、婚約も破談に。「君の顔を見たくない」と拒絶されて以来、彼に恨まれていると落ち込み続けるマーティナだったが、彼が帰国した今こそ罪を償わなければと奮起する。そんなマーティナにラファエルは、他の令嬢からの盾役としての仮初の婚約を提案してきて……!?
【目次】
プロローグ
第一章 拗らせた初恋
第二章 再会
第三章 婚約
第四章 一線を越える
第五章 重ならない想い
第六章 騒動
エピローグ
【著者】
春日部こみと
2013年、『あたしは魔法使い』(エタニティブックス)で作家デビュー。
近著に、『人嫌い王子が溺愛するのは私だけみたいです? 』(ソーニャ文庫)、『授かって逃亡した元令嬢ですが、腹黒紳士が逃がしてくれません 』(ルネッタブックス)などがある。
感情タグBEST3
実によかった。
作家さん買いです。
元婚約者に怪我をさせてしまったことから始まるお話。
それぞれの想いのすれ違いがもう切な過ぎてもはやビビる。
素晴らしくよかったです。
マーティナのおてんばぶりが素晴らしい。
びっくりする。
でもその反面ずっと悔やんでラファエルを想い続けてきたのがいじらしすぎるしかわいすぎました。
ラファエルの執念とも言える愛情と努力には脱帽、という気持ちです。
すごく不器用な一面もあるのがたまらんですな!(ダレ)
2人がハッピーな人生を歩んでいくのが嬉しいし、その後のお話も読めたらいいなぁ。
匿名
ハッピーエンドで良いお話でした。
もう少し長ければ、もっと良かったのに…というところで星マイナスでした。
お互いの心情がわかりやすくて良いです。
それぞれのサイドがあり2人の葛藤がよくわかります。
途中まですごく面白かったのですが、事件を解決してからがあっさり終わってしまったのでそこがもう残念です。
2人の誤解が解けるところからがこのお話の最大の盛り上がりじゃないのかなー?
いきなり結婚しててびっくりでした。
うん、どうでも良いかな?
タイトル通りです。
捻りも盛り上がりも切なさも一切無かった(と、私は思う)です。
「ヒーローに怪我させちゃった。後遺症残して将来を奪ってしまった」と、言いつつも再会したヒーローに終始ベタベタ惚れてて悲壮感がゼロ。
デートしては「これは贖罪」
Hしては(ラノベなのにエグい)「これは贖罪」って、言ってることは萎らしく、行動はお花畑。
脳内葛藤が何度も出てきてウザい。
葛藤したからと言って行動が変わるわけじゃ無かったし。
ヒロインの中ではヒーローは「礼節と外聞を重んじる貴族社会なのに、初めてを本能で奪っておいて婚約破棄する鬼畜」なんですか?と、突っ込みたかったね。
当然そんな事は無かったけど。
ヒーローが一言「ただいま。あの時はごめんね。ヘタレていたから八つ当たりしただけ」と言っていたら終わった話。
もう少し、恨む気持ちと本当は好きっていう気持ちで揺れるヒーローだったら面白かったかな?
初めから好き好きだったもんね。
優秀と言われてるけど、そこのところも伝わらなかったし。
騎士の未来を無くした彼が、どんな能力を身に付けて帰って来たのか、脳内葛藤を少し減らしてその辺を書いて欲しかったわ。
結局、博士号も取ってないしw
現代なら「◯◯大学を出てるんだって」🟰優秀、という構図?
優秀さを見せる様な展開が欲しかったな。
麻薬事件は犯人の女の自爆だけで、別にヒーローは闘ってもいなかったし。
ピンチに陥って二人で告白しあってハッピーエンド。
大きな修羅場も無ければ盛り上がりもなし。
私には楽しめないお話でした。