【感想・ネタバレ】かぞえきれない星の、その次の星のレビュー

あらすじ

出張先から帰れなくなり、幼い娘と毎日画面越しに会話する父親。
3年前に母を亡くし、新しいママと初めて迎えるお盆に戸惑う少年。
母の都合で転校をくり返しながら、ミックスルーツである自分へと向けられる言葉に悩む少女。
いじめを見て見ぬふりしていたことを、偶然出会ったおじさんに言い当てられてしまった中学生――。

ままならない現実を生きる人たちのさみしさを、ちょっとフシギなやさしさで包み込む、11の物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

コロナ禍に書かれた作品たち。最後の作品に出てくるおじさんが届けてくれた、さみしさの中に優しさのある作品たち。

言葉にならない感情を、お話の中でたくさん届けてくださる重松さんに感謝です。

0
2024年11月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2024/09/17予約 5
『さみしくて明るい人、元気でさみしい人が好きだ‥‥そのさみしさを描きたい』
難しい。
『送り火のあとで』が一番好き。逆縁の娘の精霊棚に、きゅうりの馬、なすの牛を飾る。おばあちゃんはお盆を娘の夫、孫ふたりと新しいお母さんの住む家で過ごし、『来年からは田舎でおじいちゃんと一緒にお盆の迎え火をする』と言う。複雑な状況を少ない文字数で表すのは流石だと何度か読み返した。新しいお母さんは優しそうな人で安心するけど、亡くなったお母さんの事を覚えてる上の孫は、送り火の日、出かけてしまう、なすびの牛も消えて。切ない。さみしくて明るい〜は、このお姉ちゃんを思った。

0
2024年11月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

p.46
はしゃいだ気持ちがそのまま残って、体を動かさずにはいられない。かけっこで、ゴールの線ぴったりのところでは止まれないのと同じだ。

面白かったです。

0
2024年10月12日

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