あらすじ
文学、映画、アニメ、漫画……でひときわ印象に残る「名台詞(せりふ)=パンチライン」。この台詞が心に引っかかる背景には、言語学的な理由があるのかもしれない。ひとつの台詞を引用し、そこに隠れた言語学的魅力を、気鋭の言語学者・川添愛氏が解説する。
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Posted by ブクログ
だれでも知っているようなパンチライン、それゆえにそこには惹かれるだけの理由があるのだと理屈で理解することになった!言葉一つを解体してみるだけでも幾重にも重ねられた構造や意味や作りこみが見えてくる言葉の機械や生き物のような複雑な構造がわかっていくる。改めて自分の何気なく使っている言語を探ってみると確かに隠されていた意味や意味が分類しきれない部分が現れており、まさしく日常生活の中のフロンティアだ。他にも意味やニュアンスは感じ取れるが具体的に何かは言語化できないものが多い。言葉を分解分析するとは自身の内面の道を探ることかも?
もちろん作品について語る部分も言語学的な部分やそうでない部分を含めてとても良いものであり、知らない作品には見てみたい!と思う説得力が、知っている作品には自覚していなかった魅力や共感できる魅力を掘り下げてくれており読んでいて楽しかった。筆者先生の言語化能力の高さはさすがの一言である。まさしくこの文章自体がパンチライン性を秘めているのだろうか?もっと他の作品の分析も見てみたい…また連載を始めてみてくれないだろうかと思ったり。
Posted by ブクログ
相変わらず面白い。
もちろん言語学の話も分かりやすい。
特に「よ」の話。
今回はプロレス度合いは少ない。
ところどころにあるパワーワードが素晴らしい。
星屑ロンリネスな人材とか、パルプ・フィクションの合いの手の話とか、「刃牙モノマネ」とか。
でも、最強は『北斗の拳』だわ。
Posted by ブクログ
漫画,映画,ネトフリ作品の名言。どれも結構通ってるから面白い。言語学からの視点が興味深い。
助動詞よ の使い方。モーラ。過去の経験の存在。三段論法。
Posted by ブクログ
映画や漫画のセリフを言語学者の観点から解説する
・倒置法の後ろは、予想通りの言葉でも、予想を裏切る言葉でも面白い
→後ろを際立たせるか、前のセリフの余韻を感じされたり
・語尾に「よ」をつけると、相手を意識した話し方になる。「〜偉い人にはそれが分からないんです。」と「〜ですよ。」
・「あえて遊びに行くぞ」は、「あえて」のあとに大変じゃないことを持ってくるギャップ
・言葉のなかに隠れた前提があると面白いな
「汚物は消毒だー」は「お前=汚物」の前提が隠れてる