あらすじ
本が大好きで、ひたすら本を読みふけり、ついに街中の本を全て読み尽くしてしまったマルティナは、まだ見ぬ王宮図書館の本を求めて官吏を目指すことに。読んだ本の内容を一言一句忘れない記憶力を持つ彼女は、高難易度の試験を平民としては数年ぶりに、しかも満点で突破するのだった。
そして政務部に配属されたマルティナは、特殊な記憶力を存分に発揮して周囲を驚かせていくが、そんな時、魔物の不自然な発生に遭遇し……!?
書き下ろし【番外編 政務部の同期会】も収録!
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聖女召喚をするお話。続き待ち
おそらく続きものですよね。
平和だった世界に瘴気溜まりが発生し、そこから魔物が大量発生する異常事態を解決すべく、調査を重ねた結果“聖女召喚”しか方法がないとわかり頑張って完成した魔方陣でおそらく聖女を召喚した。というところまでで終わりました。
聖女召喚をする側の逼迫した状況。千年前に行われた浄化の資料はまるでパズルのようで、あちらこちらから探して組み合わせてどうにか読み解く。わかった情報で対処していくが上手くはいかない。聖女頼みになる側の逼迫した状況、召喚される側の事を考える余裕は確かに無い。
主人公は、平民で一度見たり読んだりした物事は忘れないマルティナ。官吏になって一週間、発生した魔物大量発生時にその知識で騎士団と貢献する。平民を見下す貴族もいる中その知識で認められていく。
それが一番と信じて“聖女召喚”をしたがその後どうなっていくのか、ぜひ召喚された聖女にとっても良い未来を示してほし
Posted by ブクログ
「本が好き」という気持ちが、そのまま才能と未来につながっていくのが面白い。
マルティナは仕事で活躍すること以上に「もっと本を読みたい」という思いが強く、そんな本好きぶりが微笑ましい。
一度読んだものを忘れない驚異的な記憶力も爽快で、膨大な知識を武器に官吏として活躍していく展開にワクワクする。
平民出身の少女が貴族社会の中で自分の居場所を築いていく過程も興味深く、何より圧倒的な能力を持ちながら、それを驕らないマルティナの人柄が魅力的。
穏やかな「本好きのお仕事もの」かと思っていたら、魔物や瘴気の問題から物語が一気に国規模へ広がっていく展開も熱い。
知識が誰かを救う力になる、というテーマが心地よい作品だった。