【感想・ネタバレ】スラッシャー 廃園の殺人のレビュー

あらすじ

異形のホラー作家・一藍が10億という巨額の費用をかけ、造りあげた廃墟庭園。そこでは行方不明者が続出し、遺体で発見される者も出た後、ついに作家自身まで謎の失踪を遂げた。そんな血腥い曰く付きの場所、“魔庭”をロケハンするために訪れた映画関係者たち。彼らに、想像を絶する恐怖と怪異が襲いかかる――! あらゆる場所に仕掛けとたくらみが張り巡らされた驚くべき庭園。そして、一行に執拗につきまとい、殺戮を平然と行なう黒怪人の正体とは? 絶叫必至、疾走感にあふれる驚愕のホラー・ミステリ。オマージュにした映画を紹介する、著者書き下ろしの「好事家のためのノート」も収録。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

スラッシャーものを始めとしたホラー愛溢れた作品。
これらの映画はあまり好きではないのだが、見てみたらおもしろいのか?見方によるのか?なんて考えながら読んだ。作家の三津田先生が好きなので世界観をもっと知りたい気持ちもあるかも。
描写はかなりグロテスクで読むのが精いっぱい。映像だったらかなりトラウマになりそう。
でもしっかりミステリ要素や最後につながる伏線がちりばめられてて、予想ができていた部分もあったけどそれも織り込み済みで完成度がとても高い。メタ系は苦手意識があったけどちゃんと考えれば理解できるものでよかった。完成度の割に評価が低いとも感じた。

二次文庫用の要素(付録)もあってこちらを買ってよかった。

0
2024年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 ホラー作家の一藍が作った廃園を探索する番組に参加した俳優、女優、スタッフたちがそこに潜む『影』によって次々に惨殺されていくスプラッタホラーが主なストーリーだったが、その背景にメタ要素や名作ホラー映画のオマージュがふんだんに盛り込まれていて「いつもとは毛並みが違う三津田信三作品だな。」という風に感じた。終盤で明かされる「影」の正体や動機はホラーの魅力故に、という感じで良かったが、終わり方が消化不良感が否めなかった。というよりは、続編ありきで作ったのかもしれないが…

0
2024年04月29日

「小説」ランキング