あらすじ
「昼間は、主人と奉公人の境をこえないこと――」
７年越しの想いが通じ合い、料亭千枝屋へと戻った寅次。店の主人・八重辰の美貌に、奉公人・寅次の精悍さが加わり評判も上々。八重辰の娘・お天と穏やかに過ごす傍ら、恋人として秘密の逢瀬を重ねていたが、常連客の浮世絵師・猿北に口吸いを見られてしまう。さらに猿北は八重辰に「乱れる姿に欲情する」「アンタを描きたい」とねだり店に居座りつづけ…!?
『べな』こふでが描く江戸ＢＬ待望の続刊＆描き下ろしも収録！ 毛色の違う【色男×色男】の切なくも甘い"初恋のつづき"。
感情タグBEST3
いなせ
待ちに待った二巻！あっつう間に読み終えやした ！描かれる風景、小物、台詞の言い回しに四六時中惹きつけられやす。粋な色気に感服致しました。
猿北は当て馬より邪魔者みたいな役。一見だと前の巻ほどの出来事が少ない、でも寅次の感情の起伏は今回も激しい。あの面でその柔い心持、ってある？心臓に悪い。ページにエロは少ないでも八重辰と寅次の恋の凄まじさに打たれてまた自分が横になるハメに。どんとこい。
匿名
色気増し増し
一巻から色気のある表現で何回も読んでしまいます。待ちに待った２巻ですがお話からすべてとっても心を揺さぶられて一度読んだら抜け出せないなと思いました。
色っぺー
粋だねぇ、鯔背だねぇ、と心の◯尾彬が止まらない麗しい画面で、時折ハッとさせられます。
腕の筋肉のちょっとした線とか…堪らない！
で、お話もなかなか、順調に2人のイチャイチャが見られるかというと様々な困難やしがらみが絡んで、忙しさからのすれ違いやらにヤキモキさせられる一冊でした。
でも、こうも色男たちが互いに惚れ込んで、些細なことに赤面したり形振りかまわない様子にこちらも当てられますね…本当色っぽい。寅次さんの再会前の様子には胸がギュッとなりました。長い間、若旦那との恋に身を焦がしてきたんだねぇ。。
3巻もでるようなので今から楽しみです。
匿名
あぁ〜ほんっとうに絵が綺麗でずっと見てられる！江戸のお話ではあるけれどとても読みやすくてサクサク読めちゃいます！なにより色男が色男すぎてもうずっとドキドキしてました！！
男の色気が見たければコレを見よ、というくらい、いちいち見とれました。景色もよく、着物のちょっと風になびくさまなど、なんて美しいのか。しぐさや動きもいい。
また、ステキなセリフが満載なのですが、
ズドンとくるセリフがありました。
こんな粋な言い回しありますかね。
キレがあってすごくいい。そのあとの展開もよかった。
すごい
思ってた以上に寅次の未練がすごかった。7年前にあんなボロボロで幽霊のようになって探し回ってたとはびっくり。鉄三さんが良い人だ。一蓮托生の覚悟もしたし終わりかと思ったら続くのね。
はー大人の恋。主人と奉公人の身分差。でも周りの人達が温かすぎる。お天にも懐かれ寅次も八重辰頑張ってたんだけど、いろいろ我慢もあるよね。離別後の寅次が探し歩いてた下りも泣けてくる。
結局の迷惑孫の仕掛けたオチには笑ったわ。
シリーズ作品レビュー
