あらすじ
小学生でデビューし、スランプに陥っていた高校生小説家・綴喜文彰。また傑作を書けるようになると誘われ、あるプロジェクトに参加する。向かった山奥には料理人、ヴァイオリニストなど5人の元・天才たちがいた。彼らのミッションとは、AI・レミントンの力を利用し、天才として世間に返り咲くこと――。借り物の才能で幸せになれるのか? 天才ではない自分に価値はあるのか? 等身大の悩みが胸に突き刺さる、共感必至の青春小説!
解説・桜庭一樹
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
久しぶりに本を読んで続くか不安だったが、非常に読みやすくサクサクと読むことが出来た。途中、主人公の隠された過去が描写されるのだが、恐ろしい経験をもとにそれをネタとして小説を書こうという姿がとても情熱的で好きなシーンです。
Posted by ブクログ
綴喜文彰
十八歳。志野西高校三年。小学四年生から小説家。スランプで四年間小説を書いてない。小柴からあるプロジェクトの参加依頼を受ける。
小柴
文彰がデビュー時から世話になっている洋全社の担当編集者。
晴哉
文彰の従兄。宇宙を目指して日本を離れたが、事故に遭い帰国。一命を取り留めたが、自力で歩くことも寝返りを打つことも、声を発することも出来なくなった。
備藤
プロジェクトのマネジメント担当。
雲雀比等久
レミントン・プロジェクトの実質的な責任者。博士。
真取智之
天才料理人。文彰とは『ギフテッド・チルドレン』という番組で共演していたことがある。
秋笠奏子
ヴァイオリニスト。十八歳。小学生の頃から国内の賞を荘舐めした。
秒島宗哉
帝都藝大の三年。日本画専攻。
御堂将道
デビューから二十七戦無敗だった最年少棋士。
凪寺エミ
十八歳。映画監督。世界のナギデラの娘。
凪寺孝二
世界のナギデラ。日本を代表する映画監督。
楠木奏