あらすじ
話題沸騰中!竜殺しの旅路、最新巻!!
巽皇・吽形の墜落まで残り僅か。
生き延びるには、
空に在るかの竜を斬るしかない。
イサギ、チエナミ、ツバキ――…
そして生き残った心都の全ての者達。
いざ諸共に使命を背負い、
集うは御刀山、決戦の時。
魂を紡ぐ意義をここに問う、竜殺しの旅路。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
死に際に哄笑を遺した座覇は天晴な悪役と褒めるべきか、最期まで理解を拒んだ邪と蔑むべきか…
どちらにせよ、このような敵であろうと首を斬って殺せばイサギにとって情報源であり悔恨を遺す死となるか…
彼が持ち帰った情報は事態打開の鍵となりそうだけど、今回のサトリは普段以上に、てか雷以上に後遺症が酷いというのは何か理由があるのかな?
もしかして座覇の記憶は竜に関する知識だけに終わらない?
心が死にそうだったチエナミはようやく復活か…
その過程で見たのは辛い状況でも何とか生きている民衆であり、何とか生きているだけだから限界を迎えそうな弱者の姿であり
チエナミは特権的な責務を持つ人間であり丈夫な体も持つ。そんな彼が眠って時を過ごしていたなんて、多くの損失を意味するも同時
ただ、そうした後悔って彼は立場が有るからある程度整理できるとも言えて。むしろ整理が難しいのはイサギとの関係か
自分が眠っている間に、それどころか眠る前も彼に惨劇の責任を押し付ける真似をしてしまった。イサギが精神的に強い少年ではないと知っているからこそ、受け止め難い後悔
俯いて動けなくなってしまったチエナミに対してツバキは良い一喝を入れたね。…まあ、その際の喝が直撃したら死にそうなものだったんじゃ……?って点が気になるが
あと、ギャグ展開みたいな一喝が逆転の一手に繋がるとかそんな展開ある…?
さておき、竜殺しに必要なピースは揃った。ただ、賢心が懸念しているけど、透奴であるツバキが竜殺しにおいて重要人物となっていくのはどこか危うい気がするね…
その点はツバキを相手にするより、イサギも事態の担い手に選任された事でより可視化されるね
しかし、事態の確実な解決を目指すのであればメンツにこだわっても成功率を下げるだけ。その点は判るだろうけど、どうしようもないのが心というもので
ここでイサギに負けてプライドを折られた東狸が味方に回ってくれたのは良かったし、急場においてはどのような判断が必要か彼も判り始めたのだろうと思えたよ
久々に登場したマヒナの頼り甲斐は惚れ惚れするね
胸州に物資を伴って駆け付けるだけに留まらず、対価を未来に求めるなんて
彼女は竜殺しにおいて直接に貢献できるわけではないけれど、崩れそうだった現在を立て直すものとなるね
だから厳しい局面であるのは変わらずとも、イサギ達は竜殺しへと向かえる
ただ、胸州兵や剣士であるチエナミやイサギと違って、ツバキってそこまでではない、というかそれこそ義理はない立場にあったとも言えて
別に彼女に責任感が無いという話ではなく、元々は戦う立場では無かったし、イサギ達の竜殺しに巻き込まれた彼女は極限状態に至る己を想定していたわけじゃなかった
けど、今回の竜殺しは彼女が全ての鍵であり、彼女の成否に全ての者達の貢献と覚悟が託されている
だから許せないと竜を攻撃する事は出来ても、仲間の命を犠牲にするかもしれない状態でも戦う覚悟なんて持ち得なかったわけだ
為政者である濤子の言葉は結局は為政者の言葉に過ぎないんだよね…
だから彼女を動かすのはもっと等身大めいた同じ経験をした者による言葉で。そこには何の論理も無いけれど、身近な人に託されたという事実がある。それでこそツバキは戦える
ただ、そうして訪れたツバキの変貌は果たして良かったのか…?てか元に戻れるの……?
さておき、人の刃は遂に竜へと届いた。それは大きな成果であり安心へと至る筈なのに、次巻予告を見るとここから人と人の戦いが始まるの…?嘘でしょ……