【感想・ネタバレ】英雄はアンブロシアを喰む 上【電子特別版】のレビュー

あらすじ

俳優の真宮藍は撮影のため渡米し、美貌のボディーガード・イーサンと出会う。イーサンは「ようやく見つけた」という謎めいた言葉とともに藍を翻弄し、神と人間が生きる異世界へと藍を連れ去る。イーサンの正体は半神ニキアスであり、神の庭から悪神によって流された『英雄の果実』を取り戻すために派遣された英雄候補だった。そして英雄候補に無限の力を与える果実こそ人間として受肉した藍の本性であった。異世界に連れてきたニキアスを許せずにいた藍だが、ニキアスの過酷な使命を知り、力になりたいと思い始める。だが無意識に甘い匂いを放つ藍を巡り、各国の英雄候補たちとの戦いが起こり――?

【電子特別版】小綱実波先生の書き下ろしショートストーリー「楽園に堕ちる」を電子版だけに特別収録!

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感情タグBEST3

購入済み

壮大で重厚

背中を預けるには にどハマりし、その勢いで読んだこの作品。あの作品とは異世界ものとしての括りは同じでも、描く世界は全く異なっています。設定があまりにぶっ飛びすぎていて、最初は理解が追いつかず戸惑いましたが…そこはさすが小綱先生、表現の説得力からどんどん引き込まれ、結局徹夜する羽目となりました。

代のNYから、一気にギリシャ神話?の世界へ。壮大で重厚、かつ緻密で哲学的な世界観が広がります。しかし、主人公はあくまで読者である私たちと同じ視点で理解を進めていくので、最後までこの世界観を手放すことなく読むことができました。
うーん、ほんと、小綱先生の頭の中は一体どうなっているのか…ただただリスペクトしかありません。
神話の中の神たちはとても人間臭く、欲望に忠実で、不完全な存在として描かれています。
そんな中で、人間の藍によって、愛の形を知らされる半神のルキニア。
藍の思い描くような未来がちゃんと訪れることを願いつつ、今後の展開が待ち遠しい限りです。

#切ない #ドキドキハラハラ #カッコいい

1
2023年12月19日

購入済み

壮大

神々が神話の中ではなく、まさに現在本気で闘う世界に驚嘆。なのにどんどん引き込まれます。『背中を預けるには』とは全く違った世界観ですが、魅了されます。感情タグは3つしか選べませんが、胸きゅん、切ない、深い、アツい、ドキドキハラハラ、感動する、カッコイイの7つ選びたい。濃厚で深いストーリー。イラストの美麗さも最高です。

#切ない #ドキドキハラハラ #カッコいい

0
2025年10月12日

購入済み

とんでもない美形がでてくる

まったく、予備知識ゼロで読みました。どこへ行くか分からない、ドキドキ感を味わえて本当に面白かったです。最初の方から、大変な美形が登場してくれて、嬉しい展開でした。しかも、キレイとかいうレベルでない美しさとか、本当に僥倖で、そこまでの美しさも、あとあと納得のものでした。作者様買いです。やはり、重みのあるお話で世界観にはまりました。

#切ない #ドキドキハラハラ #萌え

0
2025年02月06日

購入済み

前作(背中を預けるには)にどハマリし、小綱先生が描く世界観のファンになりました。新刊が発売されるとなり、早速購入して読み始め。今回は少し世界観というか設定に入るまでに時間かかりましたが、気付いたら最後のページを読んでいて、あっという間に読み終わってました。気になるところで終わって、早く続きが読みたい。次巻が待ち遠しいです。

0
2023年12月30日

Posted by ブクログ

BL。神話性の強いBLなんだけど、出だしは現代の芸能界。そこからの神話的異世界へのギャップが激しい。だけど、なかなかに異世界が本格的異世界過ぎて違和感が薄れて行きます。神話ってどんな神話も登場人物の関係性が複雑ですが、この物語も複雑でカタカナ多めで溺れそうです。話の面白さに泳ぎ切れました。気になるところで上巻終わり。
BLというより、神話を現代に合わせた解釈をして新訳として読んでますという気持ちになる作品です。

0
2025年10月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

超長編ファンタジーでドキドキ..!
一つわたしの個人的な地雷が先生の前シリーズでもあった、「本編で別CP匂わせてくる」がありそうですごい怖い(ユウトとセルジオス....)ですが下巻も楽しみに待っています。

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2023年12月20日

RN

ネタバレ 購入済み

 作者様の前作「背中を預けるには」にて作者様が描く登場人物と物語に心臓が鷲掴みされた一人です。また作者様の作品はキャラの作り込みがしっかりされているため登場人物で混乱することはありません。それも佳き点の一つです。
 新作を、全巻出るまで待つつもりでしたが、我慢できず手を出しましたw

 とっっっても面白かった! 一気読みー! ギリシャ神話を知っているとさらに面白さが増す作品ですが、知らなくとも愉しめます。ドキハラ展開が畳み掛けるように次から次で、ラスト手前の楽園に辿り着くまで読む手は止まりませんでした。
 主人公くんとその異世界転移に巻き込まれた仕事仲間くん。そんな2人にこれでもかと吹き荒び続ける神々の理不尽、人で無しの描写が真面目に怖かった。
 しかも異世界から現代へ転移していた、獣神の息子くんだけが英語での意思疎通はできるものの、その他の者たちとは言葉が通じない。そんな展開の中、その仕事仲間くんのキャラにホッとさせられました。彼の異世界知識にはプッと笑ってしまいましたしw
 そんな仕事仲間くんの無事を、巻き込んでしまった主人公くんは常に気にしますが、それがこちらにも伝染しました。拝読中、彼の記述が無いと、あれ、今どうしてるの、無事なのかな、と主人公くんが獣神の息子くんといちゃらぶ中でも、ふと彼のことが気に掛かったりもしてw

 1巻ラストがーーー この展開で次巻って、もう不安しか無い… このパターンを予想していたにも関わらず、読んでしまったのだから、この不安は自業自得ですw 次巻はよ、と日々願うしかありませんw

 挿絵ご担当が大好きな絵師様! またいつもの安定した美しく繊細な筆致で魅せて下さり、もうもう大満足です。表紙絵も落ち着いた色合いの素敵な相対図ですし。次巻も心待ちに。

0
2023年12月12日

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