あらすじ
「児童精神科の病棟看護師」として、児童精神科に入院する子どもたちと誰よりも長く接している著者。
子どもとつねに一緒にいる立場だからこそわかる、子どもの心の傷つきやすさと、傷ついてしまったあとの影響の大きさ―。
「大人の不機嫌が子どもをいい子にさせる」「叱っても意味がないわけ」「子どもへの怒りの背景は過度な期待?」など、親なら心当たりのある内容にくわえ、自傷行為や自殺願望にどう対処するかといった重めのテーマまで対応。親(大人)自身の心の守り方も掲載。
「おすしさいこうかよ」が子どもと接するときのキーワードです!
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Posted by ブクログ
実用的な内容だった。
子どもとの接し方、「こうした方がいい」のは分かってはいるけれど、なかなか実践するのは難しい。
読んでいて「こんなこと自分には無理だな」「言えないな」と思うこともあったけれど、ひとつの選択肢として頭の片隅にあるだけでも違うと思った。
子どもをおびやかさず、おどかさず、支配せず…自分が求める答えを聞こうとしない(そんなニュアンス)というのは個人的にすごく刺さった。
私は子どもの気持ちを聞くふりをして、自分の聞きたい答えを言わせようとしていただけだったのだと自覚させられた。