あらすじ
「俺が君を見間違えるはずがない」
筆頭魔道具師としての前世の記憶を持つクロエは、親友の婚約破棄騒動をきっかけに命を狙われ隣国へ亡命中。
しかし、身を隠しながらも生活費を稼ぐために始めた薬屋が大人気に。新天地での生活に慣れ始めたのも束の間、再び王子一派の魔の手が忍び寄り、命が脅かされてしまう。
時を同じくして亡命先に王宮付き第一騎士団の副団長・オスカーがやってくる。彼はどうやら王宮の井戸水異物混入疑惑を解決するためにやってきたようだが、実は別の目的もあるらしく――?
感情タグBEST3
自国の恩讐が忍び寄ってくる
陰謀が渦巻いていて、もうよくある婚約破棄騒動とかじゃないようです。面白い!
過去への踏ん切りもついたような、自分の淡い気持ちに気づいた事や、今の人生を楽しく過ごせるようになったクロエの、この先の(オスカーとの)人生も見てみたいです。
新展開で続編ありますか?
サクサク読めました
お約束?の婚約破棄シーンが始めの方にありましたが、
それはついでという感じで、主人公や友人の公爵令嬢が
生き生きと活躍して、サクサク読めました。テンポがいいですね。
主人公が「お天道様の下を歩けないことは二度としない」という信念の元、まっしぐらに進むところが小気味いいですね。
その彼女に社会常識を教える親切な友達、世話係になってしまったヒーローも素敵です。
まぁ、そのくらい説得力が感じられる主人公の描かれ方でした。
ダイナマイトの発明者のアルフレッド・ノーベルが第二の人生を生きたらこんな感じかも??
また、小気味良いお話を期待します
Posted by ブクログ
普通の婚約破棄とは一味も二味も違っておもしろい!
ここからどうなるんだろ? 後書きには一区切りと書いてたけど、続けようと思えばいけそうだし、2人がどうなるか最後まで見たいなーと思うけど、続きってあるの?
Posted by ブクログ
洗脳はやっかいだよねぇ。多少作戦が雑でもどうとでもなっちゃう。前世にクロエが作ったものだけど、現世にクロエがいなかったら普通に乗っ取り成功してたよね。あとは洗脳効かない王族。さすが王様やってるだけある。
表紙がウエディング姿ぽかったのでそこまで進展するのか?と思ったけど、自分の心に鈍感なクロエと誠実なオスカーらしい終わり方だった。
Posted by ブクログ
コバルトみたいな展開。まあ、レーベル的に少女漫画よりだな、と最近は特におもうようになったがどストレートな展開であった。
完結したふうなのであまり人気なかったのかな?
自分はわりと好きなタイプではあったけど。
Posted by ブクログ
限られた人たちの中で騒ぎになっていた王宮の水の異変から物事がより大きくなった2巻。
まさかクロエの前世絡みの話になろうとは。
黒幕の断罪も含めての諸々の騒ぎは決着がつくが、その幕引きをクロエ自身が「わが子」の命を断つという選択でもって迎えたのが切なかった。
ずっと後悔していた部分だったからね、自身の手で決着つけられたのは区切りにはなったのか。
黒幕がど畜生だったので、思う存分やれたのもよかったかも。
一方で完全決着にならなかったのは恋愛方面。
オスカーからの告白はあったし、諸々察してアルベルトは想いを伝えないまま身を引く模様だが(切ないね)クロエからの明言はないまま。
まあ明言がないだけで、矢印は誰に向かっているかバレバレだけれども。
新しい魔道具作れたことより彼に会えたことの方が嬉しいという発言は、もう告白だしね。
今回は事件解決、過去との決着で手一杯だったクロエだから、今はこれで十分だろう。
これからは今世のことで精一杯悩んで、精一杯生きてほしいと思います。
魔道具オタクが、魔道具よりも嬉しいと思える相手のそばで。