あらすじ
中央新聞の記者・滝谷亮平は、取材協力者だった橋本という老人を久しぶりに訪ねることにした。だが、橋本は、認知症で行方不明になったという。さらに橋本宅は売りに出されて空き家だというのだ。違和感を拭い去れない滝谷は、行方不明事件を専任とする「二係捜査」の信楽京介を頼ることを思いつく。はじめは滝谷の言葉を取り合わない様子の信楽だったが、橋本の名前に驚きの反応を示すのだった。橋本は、信楽が忘れることのできない「特別な」警察官だった──。書き下ろし長篇警察小説。
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Posted by ブクログ
信楽の若かりし頃とか、黒シャツの謎とかが分かる一冊。
とはいえ事件は、現代。
被害者橋本の生き方、加害者との繋がりが悲しい。橋本はどんな気持ちで最後を迎えたのか。加害者たちは橋本をどう思っていたのか。