あらすじ
夢のどん底から生徒・同僚を救う教師物語!
ビートたけし氏、ケンドーコバヤシ氏、かまいたち山内健司氏、吉川きっちょむ氏絶賛!テレビ・ラジオなど各メディアでも超話題!!
「そんな多分にリスクをはらんだ結婚というものを、それでも望みますか?」
「将来の夢は結婚」と話す国語教師の白井 茜(32才)に対し、高梨は残酷なほどまでに現実的なデータをつきつけ、「結婚は幸福を約束しません」と、警鐘を鳴らす。
それでも結婚を夢見る茜は、マッチングアプリや結婚相談所への登録を行い、本格的に婚活を始めることになるが--
過酷な婚活の末、獲得する結婚生活に、夢(幸せ)はあるのか。
婚活と結婚生活の現実をつきつける“結婚編”佳境の第6集!!
夢は、呪いです。
元キャリアコンサルタントで高校の進路相談を担当する教師・高梨は、そのあまりにもリアリスト的な姿勢から「夢なし先生」と呼ばれていた。夢なし先生から夢を否定されてもなお夢を追いかけた生徒たちの未来は……。
それぞれの生徒がそれぞれの夢を持つが、高梨先生は夢の大小に関係なくバサバサと切っていく。
そんなに否定しなくても…!とは思いつつ、知っている職業の暗く見えづらい部分を指摘していて、どの道を選んでも楽な道などないのだなと改めて思わされる。この社会でどう折り合いをつけてどのように自分らしく生きていけばいいのか、そのヒントが散りばめられた作品だ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
30代前半の女性をモデルにした
婚活、結婚、出産、育児の話が中心。
「結婚は運」
「結婚は努力」
少しは聞いたことがある、
結婚に関する言葉が、今回の内容に刺さります。
しかし辛い…
幸せを願っての結婚だけど、
そうやすやすとうまく進まないのはなぜなんだろ。
幸せな結婚生活を送っている人
あるいは私からそう見える人は、
周りにも何組もいます。
でも、いろいろな思いが
ありながらの日々なのでしょうね。
この漫画のいつものパターンの、
一旦幸せに進みかけて、
現実の難しさに直面して、
また決断と小さな安心につながっていく、
そんな展開になるのを願って
次の巻を楽しみに待ちます。
終盤で野球少年の夢のさわりが出てきますが、
これは次のテーマへの布石かな。
Posted by ブクログ
「夢はお嫁さんになることです」
今回の巻の主人公は、学校の先生。
マッチングアプリ、結婚相談所、そして結婚。
夢にまで見た結婚に、幸せはあるのか?
誰もがその時は、幸せと感じるものでも、
どこかで歪みが出て、それはとっても小さな歪みで、
それを不感症なのか、見えていないふりをしてしまったのか、見過ごしてしまったのか、ただただ、そのままにしてしまったのか、そこからヒビが入り、少しずつ日常が崩壊していく。まだまだその途中。
結婚はゴールじゃない
というのは、誰に向けた言葉なのか
芯に迫る作品。
今までの巻とは違って、何かを引用したり、誰かの言葉で説教垂れたりだ少なく、ストーリーがただただ時系列で紡がれてい。この作品のすごいところは、長いスパンの物語をきちんとその時の心情も大切にしながらきちんと描き切っていること。それを裏付けるのが、最後のページに記載されている参考文献の量。えげつない量の情報収集と、リサーチが、この作品の面白さを保証している。
めちゃめちゃいい作品です。