あらすじ
公爵令息のレオーネは『星《ステラ》』、伯爵令嬢のリシェルは『星の花嫁《フィオーレ》』という、それぞれ精霊の力を授けられた証をもって生まれた。
二人が結ばれることで王国の結界が守られるとして、生まれたときから婚約者となった。
ただ、婚約者といえどレオーネとは幼い頃に一度会ったきりで長らく隣国に留学しており、交流がなかったリシェル。
その間、母が亡くなり、後妻となった義母と義妹に虐げられ続けたリシェルは、レオーネとの結婚を望む義妹に入れ替わりを強要され、「リシェル」の名や花嫁の立場を奪われたあげく、人買いに売られてしまう。
リシェルは人買い商人とうまく交渉をし、素性を隠して騎士団で働き始めることにした。
しかし、上司となったのは、なんと留学から帰国したレオーネであり、義妹の名で仕事をしているリシェルの正体に気付いたのだ。
「幼い頃に一度会った時から、君に夢中だった」
レオーネに全力で口説かれ、彼の部屋に住まわされ、昼も夜も彼と一緒に過ごし、休みなく浴びせられる甘い言葉に溺死寸前。
けれど諸事情で義妹に名前と星の花嫁としての立場を奪われたことは明かせないまま、彼にどんどん惹かれてしまう……。
王国に結婚を決められた二人が、運命どおりに恋をし、幸せになるお話しです。
＜作者より＞
虐げられ、なにもかもをあきらめてきた少女が、王国唯一の存在である青年（しかも容姿端麗で有能）に溺れるほどに愛され、幸せになるお話しです。
ハッピーエンド最高！
感情タグBEST3
義理の妹ソフィアの企みに翻弄されるリシェル。立場を入れ替えリシェルニ成り代わろうとするソフィアにもっとスマートに対決できなかったのかとも思うのですが、それができていたら色々な設定が活かされなかったのでしょう。
義母や妹の所業の悪さはよくあるパターンと思うけど、何よりお父さんにイライラ😫後半で気持ちを知った時は呆れてしまった。
妹もわざわざ傷や聖女の証を偽装して、バレないと思ってるところが怖い😱
ヒーローが昔たった一度会ったヒロインをずっと忘れずにいて、これこそ星の巡り合わせみたいな赤い糸のようでした。
私は人買いの正体が気になるんですよねー
あの人只者じゃない。でも詳しく描かれてない。
続編があるの？
匿名
ヒーローがやってることが完全にセクハラ上司で震える。
ヒロインに一途でブレないところはいいけど、部下を自分の部屋に住ませるのはやり過ぎ。怖い。
ヒロインは流され易すぎ。
ヒロインの家族、みんな頭おかしくてかわいそうだった。
「星の花嫁」の価値ってなに？と思ったら、「星」の力の増幅装置の役割。
そんなのいくら証や傷を捏造しようと力が増幅しなかったら一発でばれるじゃん。
国も結構重要なパーツの星の花嫁を定期的に確認や保護をしてない、定期点検大事！
この国大丈夫？
なるほど
義妹にすべてを奪われたのに元婚約者が溺愛してくるってどういうことよ？とタイトルに釣られて購入し読み終わって納得です。
よくある実家で義母と義妹に虐げられ、実父はそんな状況に無関心。ヒロインは精霊の祝福を持って生まれた特別な存在で、生まれたときから婚約者が決まっていました。そんな特別な立場や名前を義妹に奪われ娼館に売られそうなところを機転を利かせ偽名で騎士団で働くことになります。そこには元婚約者がいましたが、元婚約者はずっとヒロインだけを想っており義妹にも騙されることなく一途にヒロインを溺愛します。
ストーリー自体はよくあるハッピーエンドの大団円ものなので先が読めます。
