あらすじ
ある日、従妹と共に異世界へと飛ばされた玲奈。見知らぬ男女が集められた王宮で目覚めた玲奈は、ここが番(つがい)という運命の相手が存在する魔法の異世界で、獣人の花嫁や花婿として幸せに暮らしていくために召喚されたと告げられる。
ところが、獣人が迎えに来るはずのお披露目会で、玲奈の番(つがい)だけが現れなかった――。
「そう、私に恋のご縁はないわけね」
己の恋に見切りをつけた玲奈は商会の通訳・翻訳担当として仕事をこなし、いつか異世界をひとりで旅する日を望みながら生活を送るが、何者かの思惑によりあらぬ疑いをかけられてしまい――。
運命に翻弄されつつも、たくましく異世界を生き抜く玲奈の物語が幕を開ける!
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ご縁が
タイトルとは逆で、ちょっとしたご縁があってこの本を読みました。
番とかのある世界。急に花嫁や花婿となるべく異世界に誘拐される(実際レイは女神の加護が薄れて夢で元の世界の様子を夢に見ていた)のは異世界の人たちの身勝手さがでるよね。
元の世界の人たちともなかったことに薄れさせてしまう女神様の力が働くのであれば、神隠し的なものは異世界に連れ去られた?となる。
レイは偶然が重なって異世界で不都合なことばかりに巻き込まれ国を出る決意をするんだけど、実際は勝手に出たらあかんかったし、手伝った獣人たちも罪になる…いや、説明足らんよ。
大公様が誰かに頼ればというが、19歳の女の子が従姉妹と別れ、悪意あるの声の中で誰も信じられなくなるのはわかる気がした。だから責めてはいないのだろうけど、頼ればよかったのにと言われるのはレイが悪いと言わんばかりでちょっとモヤッた。
いいところで終わっているので続きを楽しみにします。