あらすじ
殺し屋と従者。令嬢を巡る男の戦いに決着!
紗都子を抱え、高い崖を這い上がる康太郎。
その先には、憎悪の眼でふたりを見下ろす進平の姿が。
進平と康太郎。
相容れない男たちの戦い、ついに決着―――!!
紗都子は進平への恋心を自覚する。
しかし、その心を弄ぶかのように
朝霧から告げられた次なる課題は…
「進平とまぐわっておいで」!?
家名にも美貌にも恵まれるも、余命わずかと言われている伯爵令嬢・桐ヶ谷 紗都子(きりがや さとこ)。
家の重荷となっている自分のことを愛してくれている父親のためにも、家の利益になる結婚をしなければと思っていました。
そんなある日、出かけた町で見知らぬ男たちに攫われ殺し屋に命を狙われてしまいます!!
紗都子はその場を生き延びるために殺し屋・後藤進平(ごとう しんぺい)に自分との結婚を提案します。
自分のことを恐れない紗都子に興味を持った進平は、彼女を連れ脱走を図りますが…。
紗都子は無事逃げおおせるのか?進平と本当に結婚するのか!?
ドキドキの契約結婚ラブサスペンスです!
『プロミス・シンデレラ』の橘オレコ先生最新作は、明治を舞台にした命がけの契約結婚!!
物語展開のテンポのよさや、シリアスとコミカルのバランスが絶妙です。
そしてなによりもキャラクターが魅力的!!!
主人公の紗都子は体が弱い上に伯爵令嬢という立場のため今までは安全な環境で守られてきました。
それなのに突然命を狙われ、自分の身は自分で守らなければならないという過酷な状況に陥ったにも関わらず、諦めることなく心が折れることもなく悲観せずに必死に考え実行する芯の強さがあります。
努力ができて努力することを誇りにできる人に惹かれがちな私、紗都子の強さに魅了されました。
殺し屋の進平には、登場シーンで心を鷲摑みにされました。
闇が広がる目!虚ろな笑顔!性癖にぶっ刺さりました。最高です。
更に内面もかなり歪んでいて、容赦なく人を斬り殺すのにどこか精神的な幼さを感じるアンバランスさ。たまりません
紗都子の愛情を確かめるようなことを言ったり、紗都子が怒るとすぐ機嫌をとろうとするところなど、まるで幼子のよう。
人として何かが欠落している感じがとても良いです。
ラブストーリーとしてのきゅんきゅん感はもちろんのこと、紗都子の命を狙うのは誰なのか?というミステリーとしてもスリリングですし、殺し屋との契約結婚が今後どうなるのか?二人は逃げきれるのか?というサスペンス要素も見逃せない、様々な切り口で楽しめる作品です!!
WEB広告も話題になっており、一度は目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
読んで損はない作品です!是非いまのうちから読み始めてください。
感情タグBEST3
待ってた最新刊!
期待を裏切らない、予想を裏切っていく展開と丁寧なのにスピード感のある進みに、ページを捲る手が止まりません。
それでいて読者がそれぞれに共感できる人物描写!
みんなが愛しい。
やっぱり先生が書くキャラクターたちはイキイキしていて、応援したくなって、好きです!
次巻の発売をいつも楽しみにしています!
もうすでに次の発売が待ちきれない!
いつも応援しています^^
表情の描き方が本当に素晴らしい
オレコ先生は、素晴らしい画力で
目の動きに無理なく読みやすい漫画を描ける
数少ない作家さんだと思っていましたが、今回は
さらにそれを感じました。
顔は美人のまま、
体が痩せ細っているお嬢様が
切ない…
この時代にお嬢様として育てられたからこその
焦ったさがありますが、
そこが魅力の物語。
ミステリーと恋愛と絆と策略と、
要素が満載で面白いです。
毎回、進平の嘘がつけない言動の危うさに
ハラハラします。
Posted by ブクログ
桐ヶ谷家に雇われているのに、紗都子の気持ちを優先
させるなんて、康太郎は本当に優しい。
夢は一つじゃなくていいという言葉に、紗都子がどれ
だけ救われたか… 心強い味方ができた。
進平が揶揄ったり、一緒にいる時の二人は純粋に幼く
て、紗都子が本当に楽しそう。
朝霧の方は、理由には驚いたけど、三枝とのことは
想像通り。
うまくいって、皆んなが幸せになれたらいいな。
あと、進平の「穏便」は怖いw
Posted by ブクログ
一巻から一気読み!面白かった!
誰にも手に負えなさそうなヤンデレが儚げ美人に振り回されてるのがめちゃくちゃイイ〜〜!!
進平を怖がらずに言うときは言う紗都子の男前さに惚れ惚れします
進平も育ってきた環境からか正しい恋愛?が分からないながらも本人なりに頑張ってて手紙のところはキュンキュンでした
紗都子が進平をどんどん拒まなくなっていく心の移り変わりが魅入ってしまうし、余命があるからこその切なさも今後の展開が待ち遠しいです。
脇キャラもひどいことをしていても最終どこか憎めない感じが良かったです
匿名
ハラハラドキドキの展開がとても面白くて引き込まれます。進平さんがカッコイイし可愛いし、、早くさとこが伝えられたらいいな
匿名
黒い奴に漆黒をぶつける
柳田ブーなんて進平さまにかかれば真っ暗闇へ真っ逆さまでしょ。みんな自分の大切を護るために、ずる賢く強かに生きている。それがいつも爽快!
康太郎ー!
崖から生還した康太郎が、紗都子の笑顔と幸せのために尽くすと気持ちを切り替えた表情、紗都子の背中を押す手、なんと切ないことか。こんな素敵な男、いないのでは。朝霧は前巻からムカついて鬱陶しいと思っていたが、同じ女として同情した。紗都子が進平に本心を伝えられる日が来ますように。
匿名
朝霧さんの心が揺れたあたりからはもう読んでいる最中泣きそうになってしまいました!
最後!まさかとは思いましたが、進平さんがっ!一体どうなるんだろ!気になって時間が待ちきれません!
やっぱり好きです!
最近忙しくて、読めていなかったのですが、
どんどん続きが読みたいと思える位引き込まれます!
しんぺいの顔はたまに不気味だけど、さとこと幸せになって欲しいなあ。
Posted by ブクログ
感想
自分の思いや弱さをさらけ出すのが怖いのはすごいよく分かる。
女性の体に一生物の傷を何個もつけやがって…
後藤進平先生、お願いします!
匿名
こわい…
辛いのと怖いのと切ないので後味がわるいけど、好きな漫画ではあり…。でも朝霧が可哀想で。背景にあったことが衝撃的で本当に驚きました。