あらすじ
人気ミステリ作家が主人を務める不気味な館には、数々の怪談奇談が陳列されている。即身仏が祀られた寺で出会った僧侶は…(そこですよ)、UFOを目撃した著者自身の奇妙な体験(二つの記憶)、古い旅館の部屋で起こった怪異(由緒ある宿)、次々と事故を招く禍々しいなにか(カエルみたいな女)など、館主の著者自らが蒐集した、奇妙な味わいを残す実話怪談49篇を収録。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
怪談好きの作家・青柳碧人先生の怪談集3作目で、『白蛇の夢』『そこですよ』『高千穂』など正統派の怪談や『グレイの話』『二つの記憶』などUFOが絡んだ怪談、世界各国の怪談やよくわからない怪談まで幅広いジャンルを網羅していて、不気味なものからヒトコワと様々な怪談を楽しめた。
Posted by ブクログ
大体1話が2、3ページぐらいのサクサク読める著者が集めた実話怪談が、日本の話から海外の怪談まで49編収録されたシリーズ第3巻(実話怪談集なので、どの巻から読んでも問題なし)。実話怪談なので、スッキリしない話も多々あるが、個人的に印象に残ったのは、黒魔術で犯罪者に罰を与える「黒魔術師」、ミャンマーのお坊さんの幽霊「ダベ」、奇妙な近隣住民達の話「絶望ストリートの人々」、惚れられた女性に付きまとわれる心霊とも人怖ともとれる「ユリエ」。怪談好きからしたら、すっごく怖かったという話はなかったけど、表紙のイラストがいちばん不気味に思ってしまった(笑)。
Posted by ブクログ
1冊目を手に取ったときに、作家さんの怪談最高!
という感想を書いたと思うんだけど。
本当に毎度、面白くて一気に読んでしまいました。
やっぱり文章の成り方って、面白い!怖い!に直結するんだな・・・と、実感。
因みに表題の話、短い中に気持ち悪さが充満してて。
カエル女を想像したら、車運転したくない気持ち分かる。
しかしなんで、「緑」なのか。
作中では明確に記載してないんだけど、想像したらいくらでも気持ち悪くなるのが楽しい(?)
どんどん続巻が続くことを祈って止みません!待ってます。