あらすじ
警視庁楠町西署の刑事、小暮時生は四人の子を育てながら、家事に仕事に奮闘する日々を送っていた。ある日、季節外れの人事異動で本庁から一人の刑事がやって来る。黒のスリーピーススーツに深紅のスケッチブックを携えた男の名は、南雲士郎。「ダ・ヴィンチ刑事」とあだ名される彼は、東京藝大絵画科卒という異色の経歴の持ち主だった。小暮は南雲とバディを組むことになるが、二人にはコールドケースとなった十二年前の連続猟奇殺人事件を共に追っていた過去があり……。アート推理で華麗に謎を解く、警察小説シリーズ第一弾!
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Posted by ブクログ
ダ・ヴィンチ刑事の癖のある推理方法が面白い。
そして、振り回されるバディの時生だけでなく、振り回す側の南雲の目線で語られるパートがあるのもユニーク。
「喫茶」のはずが「コーヒーは入れない」お店のチズさんも風変わりすぎw
2人の過去に大きくかかわるリプロマーダー事件がすごく気になって早く続きが読みたい。なのに、帯で夏に発売予定とあるのが、どうやら11月になってしまったらしい、、、
Posted by ブクログ
警視庁楠町西署の刑事・小暮は4人の子供を育てるシングルファザー。
ある日、季節外れの人事異動でやってきたのは、かつてバディを組んでいた「ダヴィンチ刑事」と呼ばれている南雲で…
南雲のダヴィンチ刑事と言うあだ名は的を得ていて、ダヴィンチの様に絵を描きながら捜査する風変わりな刑事。
そして、小暮とバディを組んでいた時に関わった12年前の事件とは?
小暮が南雲を憎んでいる訳や、南雲の裏の顔など、まだまだ始まったばかりなので、次巻どう動くのか楽しみです。
Posted by ブクログ
加藤実秋の最新作。東京芸大卒の(かなり)変わり者の南雲士郎と庶民派刑事の小暮時生のバディがアート推理で事件の謎を解いていく。
どの話も美術の知識がふんだんに盛り込まれておりそれらを活かしたトリックもかなりの見もの。
2人が追う12年前の猟奇殺人事件の真相も気になるところ。
続編も今から楽しみ!
Posted by ブクログ
1巻時点では「バディもの…なのかな?」というような状態です。視点主である小暮や南雲に謎が多く、ちょっと物語にのめり込みにくいと感じましたが、次の巻の展開に期待しています。
Posted by ブクログ
スケッチブックをかかえた芸大卒の異色の刑事と、子育てと家事と仕事を両立している庶民派の刑事がバディを組んで謎を解く連作短編集。
事件はアートに関係したものながら、わりと小粒かも。二人が十二年前に追っていた”リプロマーダー”の事件で何があったのか、この巻では語られていないが、面白そうな事件なので続編に期待大。
Posted by ブクログ
赤いスケッチブックを小脇に抱えた刑事。
映像化したらさぞ映えるだろうと思う。
なかなかイラつかせてくれるマイペースな南雲刑事、何かとダ・ヴィンチ先生のお言葉を引用する。これが何となく事件解決のキーになる。うまいこと組み込まれていると思う。
きっと作者さんもダ・ヴィンチがお好きなのかな?
事件とその解決はまあまあ一捻りあるので楽しくなくはない。
まだシリーズ1作目。おそらく意図的に隠されているキャラクターの内面や、彼らの抱えた問題が遠い。何だよ水臭いなあ、という気分になってしまって、いまいち作品のノリについていきにくかった。
続きは読む予定。
シリーズが完結して読み終えたら、1巻も面白かったと思いたい。