あらすじ
妻が遺したレシピ帳によるグルメ復活劇!
夫は悲しみの底から甦る。
妻の料理を作って食べることで--
気難しく人付き合いが苦手な時代小説作家・米蔵は、妻に先立たれ生きる気力を無くしていた。
だが、「作品を完成させる」という妻との約束を思い出し、遺されたレシピ帳で妻の料理を作り、食し、復活していく。
感情タグBEST3
ちょっと重めのストーリーだったけど読んで良かった
不器用な作家が主人公
家族から奪うようにして結婚した妻に先立たれた男が、彼女が残したレシピを通じて多くの人たちとゆっくり関係を築いていくのが見所
最初からうまく作れるわけもなく、失敗だって多い
けれども泣きながら努力する主人公を見ていると、愛ってすげえなあ…と思わさせてくれる
まあ、生きているうちに色々出来たらもっと良かったよね、そりゃ…。
匿名
泣ける
なかなか泣かせてくれる話です!
妻を亡くした夫がもう一度妻の料理を食べたくて自炊を始めるという流れは泣ける要素満載!
リアルなほのぼの
卯之助さんの料理の盛り付けが、料理が下手なわけじゃなくただやってなかっただけの人って感じで表現されてていいと思いました。
今大切なパートナーがいる身として、主人公の奥さんを思う気持ちに泣かされました。漫画読んで泣いたの久しぶりかも…。割と脇キャラが身勝手な人が多くてちょっとイラッとすることはありますが、レシピ帳を使う理由になるからいいのかな笑
Posted by ブクログ
「夜明けの旅団」とのギャップに驚かされる片山ユキヲの「米蔵夫婦のレシピ帳」。振り幅が広すぎやしませんか。
妻に先立たれた小説家の日々を淡々と描いています。
悲しみから逃れるため、ありし日の思い出を振り返るため、男は妻の残したレシピを見て食事を作ります。過去を整理して、未来へと進むために。
少しずつ心の整理がついてきたかのように思えた日々。しかし不意の一瞬、妻が生きているかのように錯覚してしまったことで、死んでいるということ失ってしまったということを突きつけられてしまい、心が抑えきれなくなってしまう。
静かに、それだからこそ残酷に突きつけてくる孤独。そしてまとわりついてくる後悔。
少しずつでもいいから、孤独・後悔と向き合い、前へ進んでいくしかない。歩み始めた矢先にあらわになってしまった、限界と虚構。
作る料理は美味しそう。しかし、その料理が訴えてくる温もりが、孤独を一層際立たせるという、違う意味で強力な飯テロの漫画。
いつの日か、正しい意味での飯テロ漫画に、最高の飯テロ漫画になってくれることを期待します。
妻を亡くした夫がもう一度妻の料理を食べたくて自炊を始めると言うような感じのお話。
自炊で食べたいもの食べられるって結構いいよね。
もう2度と妻に会えない現実に打ちのめされるシーンは見てて辛い。
やもめ
妻に先立たれた作家が妻の残したレシピで料理を始める。
設定としては「さんさん録」に似てるな。
こっちはちょっと湿っぽいけど。
熱いうちに弁当箱に詰めちゃダメだよ。