あらすじ
「ベテランギャグマンガ家・相原コージ、コロナ禍の中、突如うつ病に。病いと戦う日々を真摯に淡々と描いたドキュメンタリーコミック!」コロナ禍の中、けがをきっかけに突如ネームが進まず悩み、仕事に支障が出るように…。コロナで外出がままならず、孤独な状況が続く。食欲がない日々が続き、体重は激減。ついには自宅の仕事場で自殺未遂を…。そして入院。閉鎖病棟にて病いと戦う日々に。
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懐かしの漫画家さんが!!
うつ病をわずらい、入院までされていた事に驚きました。 「かってにシロクマ」や「コージ苑」を昔読んだことがあるので、懐かしの漫画家さんが!!と思ってしまいました。昔読んだ作品の時よりも格段に画力がレベルアップしているのにも驚きました。入院した病院の先生によるうつ病の説明がとても分かりやすくて一番納得感がありました。 体験ルポとしても漫画作品としても面白くて、間違いなく傑作だと思います。 完結編ではなくまだ続きがあるのですね。 続編も楽しみです。
Posted by ブクログ
新しく出た退院編を買って読んでいて、完結すると思ったら途中まで完結しないまま終わっており「あれ?」となってよくよく見ると入院編を再び読んでいた。ほぼ1年前に読んですっかり内容を覚えていなかったので、退院編を読む前に読み返すことができてとてもよかった。相原さんと言えば格闘技好きで柔術を熱心にやっていた印象が強く残っているのだけど、そんな屈強な方でもうつ病になってしまうというのが恐ろしい。
相原さんはチョコレートを食べたことで喜びを実感して回復に向かう。喜びを感じることができなくなるなんて恐ろしいことだ。
自分の生活を振り返ると経済的に厳しい状態でしんどい思いをしているのだけど、普段お金を使う方ではなく貧しいなりに楽しく暮らしているので大丈夫なのではないだろうか。
Posted by ブクログ
閉鎖病棟ときくと、こないだニュースになってた拘束(&職員の暴力)ありきみたいなところのイメージが刷り込まれてたので「あ、スマホも使えるんだ」と変なところで拍子抜け(他あれこれの制約が多いのは多いけれど)。
院内の環境やルール、自分の当時の心情などの描写が細かく、病み真っ只中なのにその観察力のすさまじさにただもう驚くばかり。
読んでいて、ふとピエール瀧さんが警察に留置された時の話を思い出したけど、自分のファンという人にできればあまり会いたくない場所で言われるのってどういう気持ちになるんだろう。
作中に「どんな気持ちだったのか思い出せない」とあったけど、言い表わすことができないというのもあるのかな。
Posted by ブクログ
前作の発病編は吾妻ひでお氏の「アル中病棟」の冒頭数ページと全く同じ内容だったため
ギャグ漫画家って壊れる感じも一緒なんだ。って思った。
今作も大筋ではほぼ一緒。
まあアル中とうつ病の違いはあれど閉鎖病棟での治療なんて似たような感じなのは当然か。
ただ吾妻ひでお氏と違い看護師や担当医に相原コージだと認識されるところはさすが。