【感想・ネタバレ】真綿の檻 3のレビュー

尾崎衣良

[まるっ · ★★★★★]

怖いっ

家族…特に親の子どもに対する執着という名の愛が本当に恐ろしいと感じる作品。
今までのこの作家さんの田舎の男尊女卑に物申す的なものとは少し違う世界。
ある面で共感できるけれどゾッとする気付かないうちに絡め取られる恐怖を感じる作品だと思う

＃怖い

[ブクログ · ★★★★★]

いや～、恐い。
母も可哀想な人なのかと思ってたけど、祖父も父も母に操られていたっていうか、支配されていたっていうか。

この人、毒親とか、ミソジニーとか、母と娘の呪いとか描かせるとホントに巧いなと思うんだけど、作者の今まで描いた“母親”の中で一番恐いのでは……。
帯にもある通り、「史上最恐」。

日向をひき逃げしたのも、母が絡んでそうだけどどうなってるんだろう。

[M · ★★★★★]

怖い

ここで終わっちゃうのー！？早く続きが読みたい！！
ここまでの毒親に見てて悲しくなりました。2人とも狂ってる。
心が締め付けらました。
祈里が母親を見捨てても誰も責められないけど、できるかな…

日向くんが早く祈里を助けてあげてほしい。あの家から救い出して。

＃泣ける ＃切ない ＃ドロドロ

[ブクログ · ★★★☆☆]

怖い。ホラーじゃないけどすごく怖い。

このお話は命を奪うほどの暴力はないが、タイトルにもあるように真綿で締め付けるようにじわじわと心を蝕んでいくのだろうな。
そのことにようやく気付いた主人公は、自分の人生を取り戻すことはできるのだろうか。
短編ならば、落とし所を見つけてよかったねで終わるのだろうが、既に心を蝕まれていたら、主人公の母がしたように次の代へと永遠に続いていくのだろう。