あらすじ
隣国の姫と騎士のため、オリヴィアが見つけだした“道”とは──! 隣国レバノールから縁談のために、フロレンシア姫がブリオールを訪問。一旦、第一王子であるアランが彼女の婚約者候補となるものの、その婚約を巡った国王夫妻の企みにオリヴィアとサイラスは振り回されてしまう…。フロレンシア姫の希望で訪れた南の遺跡で、労役に服す元伯爵令嬢ティアナの脱走事件に遭遇したオリヴィア達。思わぬ再会に驚きつつもティアナを確保したオリヴィアだったが、今度はフロレンシア姫が護衛騎士レギオンと共に行方不明となり…。恋に不慣れな天才令嬢と長年の恋を実らせたい王子のロマンチックラブストーリー、第⑦巻!【連載時のカラーページを完全収録!】
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ブリオール国にあるアトワール公爵家の令嬢・オリヴィアは、6歳のときから5歳年上のアラン王太子と婚約しているが、17歳のある日、突然王城へ召集されたと思ったら、国王から重鎮たちまでが揃った場で、王妃教育を受けずにバカでいたことを理由に婚約破棄される。新しい婚約者だというレモーネ伯爵家の令嬢・ティアナを隣に侍らせたアランからは「恨むならバカな己を恨め」とまで言われたが、本当のオリヴィアはむしろ読書が大好きで驚くほど優秀な才女。婚約して早々にオリヴィアの優秀さをねたんだアランから「これから先ずっとバカでいろ」と言われたことを守って、バカのふりをしていただけだったのだ。何故か言った本人は忘れているようだが。婚約破棄は不名誉なことだけど、もう自分を偽らなくていい! そして、オリヴィアが完璧なカーテシーとマナーでアランの新たな婚約を祝福すると、その場に第2王子のサイラスが花束とともにやってきて、父である国王に許可を得た上でオリヴィアに跪いてこう告げるのだった…「僕と、結婚していただけませんか?」
婚約破棄から始まるお話はもう既に定番化していると言っても過言ではなく、それでも一度読み始めるとバリエーション豊かでハマってしまうのですが、このお話も類に漏れず、才色兼備のヒロインと嫌いになりきれない元婚約者とやさしくて理解のある求婚者、そしてまわりの人々が繰り広げるあれやこれやが楽しい上に、展開もスピード感があるので、読み進める手が止まりませんでした。オリヴィアがとにかく、本当に有能で仕事も早いし問題もバリバリ解決するのに、恋愛感情にはうとくて、サイラスのアプローチには押されっぱなしなのがカワイイ。絵も、きれいなだけでなく、シリアスとコミカルのバランスがよいところが非常に好みでした。続きが待ち遠しい作品です!
感情タグBEST3
身分違いが可哀想であっても、フロレンシア様とレギオンのやったことに対する処分甘すぎないか??という展開で拍子抜け。
平和にやっと婚約かーと思ったら、あらら。幸せと平穏は程遠そうな展開。
あの元王妃付き、しぶといな!!
え?
次々と難題を解決の名コンビ!
そして、甘々な…?
テンポよくて、好きな作品ですが…。
あれ?
なんか…何が起こった?
匿名
またかー
また婚約白紙?ほんま最後になんでやねん。元王妃付きの奴も、裏でなんかしてそうやし…もう、ゴタゴタもいい加減いいですよー汗。こんないい子なのに可哀想。はやくオリヴィア幸せにしてあげて…泣