あらすじ
榛名山の噴火で埋もれた災害遺構から出土した千両箱が行方不明に。
独自に調査していた萌絵は「強心隊」と名乗る集団に行きつくが、なんと根城に軟禁されてしまう。
彼らの目的は一体――?
一方〈鬼の手〉を失った無量は、遺物の声を聞くこともできず、無力さを噛みしめていた。
さくらとミゲル、建設会社棟方組の面々も揃って千両箱の捜索にあたるが、「高屋敷」という男をリーダーとする謎の集団に阻まれてしまう。
頼りの忍も、千両箱盗難の参考人として警察に連行されてしまい……。
天才発掘師は、このピンチをどう切り抜ける?
「開ければ山が噴火する」という千両箱を奪取せよ!
神の眠る火山をめぐる、壮大な歴史大河ミステリ。
イラスト/睦月ムンク
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Posted by ブクログ
風呂敷広げるだけ広げたなあという印象。
敵・味方入り乱れての出し抜いては先を越され、その上を行こうとして更に……な状況に。
カメケンメンバー、結局別行動多かったし。
それぞれが、それぞれの役目を果たした感じ。
無量も右手が反応しない中、寧ろ初心を取り戻して吹っ切れたし。
右手の感覚が完全に死んだ訳ではないみたいだし。
ということは、まだJKたちに狙われる危険性が残るわけで……なかなか決着つきませんな。
今回のラスボスの最後が意外に呆気なくて笑ってしまった。
圧倒的強者のように登場していて、あのザマは……
捨て台詞まで小者で本当に笑いました。
今回見つかった遺物の壮大さと危険性に比べて、結局敵が力不足だったということ、なのかもしれない。