【感想・ネタバレ】侵犯 内閣裏官房のレビュー

あらすじ

破局への秒読みが始まった!彼我戦力差1対5…絶海の孤島に、武装した異国の部隊が!裏官房と自衛隊は開戦を阻止できるのか?――与党の国会議員が失踪した。党幹事長からの命を受けた内閣裏官房の上白河レイらは、議員の足取りを追って沖縄の離島に飛ぶ。防衛省と外務省による暗号解読の結果、島には某国の軍が侵攻してくる徴候が見つかった。自衛隊の部隊が派遣され、残留孤児の子孫が集結、各所で燻る火種が炎上を始める。レイたちは開戦を水際で食い止めるべく奮闘するが…。ついに銃声が鳴り響く!

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Posted by ブクログ

安達瑶『侵犯 内閣裏官房』祥伝社文庫。

シリーズ第4弾。文庫書き下ろし。

冒頭から政治批判のような辛辣な描写や芸能界のゴシップやらが散りばめられていて面白い。そして、今回の物語のテーマは、一触即発のきな臭いアジアの現状のようだ。

今まさにロシアによるウクライナ侵攻、北朝鮮によるミサイル発射、台湾有事と国際紛争があちこちで起きている。米国のポチと化した日本のお馬鹿な首相は、勝手に過去最大級の防衛費の増額を決定し、その費用を増税や復興予算の流用で賄おうとしている。日本は米国の人柱となり、まっしぐらに戦争へと向かっているように見える。

与党の国会議員が失踪し、党幹事長からの指令を受けた内閣裏官房の上白石レイたちは失踪した議員の足跡を辿り、沖縄の離島へと向かう。

離島ではC国軍の侵攻の徴候が見付かり、自衛隊の部隊が派遣され、C国残留孤児の子孫が集結し、各所で衝突が始まる。レイたちは開戦を水際で食い止めるべく奮闘するが……

本体価格780円
★★★★

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2023年01月19日

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