【感想・ネタバレ】さよならに反する現象のレビュー

あらすじ

心霊写真の合成が趣味の僕が撮影をしていると、一人の女性がカメラに映りこんできた。しかし撮影されたデータには無人の交差点が映っているだけだった。映りたがりの幽霊、悠川さんがこの世に残した未練とは……?(『悠川さんは写りたい』より)
ほか、乙一が贈る恐ろしくて切ない出会と別れの短編集。

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Posted by ブクログ

そしてクマになる、とても良かった。
悠川さんと、家政婦は乙一さんにしてはラストがくっきりしすぎてたのが残念だった。

それにしてもクマが飛び抜けて好きすぎたので⭐︎5

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2025年08月10日

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乙一氏らしさがよく出ていると感じる作品だった。謎の緊迫感やゾッとする描写も多く、とても気に入った。
特に「家政婦」と「悠川さんは写りたい」がお気に入りで、不気味な設定をいかにも自然な風に読者に受け入れさせ、そして最後には裏切られ、短いストーリーでたくさんの魅力が詰まった作品であった。

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2025年03月26日

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久しぶりに乙一作品を読んで、懐かしさと嬉しさが込み上げてきた。
短編集なので、サクッと気軽に乙一の世界を楽しめる。
個人的に「家政婦」と「悠川さんは写りたい」がおすすめ。

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2024年09月19日

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ジョジョ関連以外で初めて読んだ乙一さんのミステリー短編集。どれも短編ならではの展開の早さと意外性で楽しめた。いくつか感想。

「そしてクマになる」ユーモアと哀しみが入り交じる独特な文体に引き込まれる。

「なごみ探偵おそ松さん·リターンズ」この前観たばかりのおそ松さん。ここでまさかの再会ににやにやが止まらず。

「悠川さんは写りたい」語り手である僕の衝撃的な背景をサラッと語らせるセンス。

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2024年01月06日

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乙一さんは初めてでした。初めてなのでサクッと短編からと読みましたがしっかりと読み応えがあり不思議だけどあたたかい雰囲気でちょっとゾクリとする雰囲気で良い出会いでした。
一番最後の悠川さんは写りたいが好き。

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2023年05月10日

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だらだらと読んでいたら急にハンドルを切ってゾクっとする展開になることもあるし、はじめの何文かでおもしろっと引き込まれるものもあって楽しかった。
家政婦はしっかり怖ってなる話
悠川さんは写りたいは一瞬安心させられたけど結局裏切られた

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2025年03月21日

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どうやったら思いつくんだろうという、あり得ない展開がすごくおもしろい。どこか温かい人間関係も読んでいて心地良い。「家政婦」は最後気味が悪く、少しゾッとした。

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2024年11月20日

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何の事前情報もなく読み始めた久々の乙一。怪談ベースだと知らず…怪談が苦手な小生はゾワリとした場面も多かった。しかしやはり乙一、すべての流れを一変させる一文に息を呑む瞬間が何度かあった。さすが。

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2024年05月04日

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怖い話なんだけど、じんわり温かい。現実にはこういうことは、あるのかないのかわからないけれど、あるかもしれないと、すっぽり物語の中に入り込んで読んだ。おもしろかった。

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2023年08月14日

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ネタバレ

久しぶりの乙一さん。
おそ松さんの話は私のタイプではなかったけど、その他のお話は前向きな気分にしてくれるのでとっても良かった。

「そしてクマになる」は「熊」になって家族虐殺!みたいな展開になるのかなと思いきや、浮気相手かと思っていた男が自分であることに安心して、リストラされたのを打ち明けるのが良かった。奥さんも受け入れてくれたし、がんばれお父さん!

「家政婦」は、この設定で他のお話も読んでみたいなと思う内容だった。幽霊をスルーするスキルを完璧に身につけている山田さん、すげえ。玄関で幽霊が蠢いてる(?)のに考え事に気を取られてスルーしてるところは笑った。でも最後、ちゃんとゾッとさせるのがさすが。

「フィルム」は楽曲から着想を得た作品なのかな?ほっこりするし、私も「そんな日々が起こるはず」ってちょっと思えた。思いたい。

「悠川さんは写りたい」が一番好き。自分の殻にこもっていた烏丸さんが、自分の好きなこと、心霊写真のねつ造によって、その殻から外の世界へ少しずつ出て行くところが素敵である。好きなものは自分を助けてくれるよな!悠川さんもいいキャラで、本物なのに写真に写れないというのも面白い。悠川さんが恩返しで、烏丸さんの家族を連れて来てくれるシーンは泣いた。烏丸さんには自分で作った悠川さんの心霊写真は美しく見えたみたいだけど、他の人にはおぞましく見えたってのはどういうことやったんやろか、と首を傾げるのである。烏丸さんにとっては良い出来、つまり心霊写真として他の見る人に対しては恐怖を与えるものとして成功してたってことなんかなー?

と、思ったけど、あれは本物の心霊写真だった、っていうオチなのかな、と思ったりもした。それならせっかく合成したのに!ってなりそうだけども。

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2023年08月12日

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哀しみの、先を綴った短編小説で
ヒューマンドラマもありつつホラー要素が盛り込まれていて面白かった。
哀しいで終わりじゃなくその先がありよかった。

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2023年08月07日

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ライトでファニーなホラー短編5作

・そしてクマになる
・なごみ探偵おそ松さん・リターンズ
・家政婦
・フィルム
・悠川さんは写りたい

家政婦が一番ゾッとした。

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2023年08月04日

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乙一さんらしい、やさしく切なく、そして少し恐ろしさも伴った短編集でした。

よろよろと生きている人たちにそっと綿のようなやさしさをかけてくる温かみと、あえて俗っぽい心象でくすりとさせられる小気味よさ、そしてすっと研いだ刃物を首筋に当てられたかのような恐ろしさ。それぞれの短編に、異なるテイストでそれらがあわさって、作者らしさを満遍なく楽しめました。

一番の好みは「悠川さんは写りたい」です。幽霊と心霊写真捏造が趣味の青年の奇妙な交流から始まる物語はコメディチックに進みながら切なさも漂わせ、やがて失ったものとの一瞬の邂逅の温かみに感動させつつの、ラスト一行の鮮やかさ。これぞ、という巧さでした。

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2023年07月30日

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面白かったです!!
乙一さんにしてはパンチが弱い感じがしますが、その分、受け入れられる人が多いのでは。

どの話もシュールで私好みでした。
私的には家政婦と悠川さんが面白かったです。
家政婦はラストであれ?となったので、もう一回読んで答え合わせします。

おそ松も良かったなぁ。私はおそ松くんに詳しくないものの楽しめましたが、よく知っている人なら倍楽しいのでしょうね。おいおいおいってツッコミ入れたくなり、にまにまにやけながら読みました。

つくづく生身の人間が一番怖いなぁ。

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2023年07月22日

Posted by ブクログ


乙一さんの短編集!
乙一さんが出される本は、わたしの好みのデザインでいつも惹かれます。ジャケ買いしたい(笑)
(ブックデザイナー:ALBIREO)
表紙に描かれているシンボルは、「家政婦」で登場する椿の花かな?
表紙を捲ると、エンボス加工されているおしゃれな紙があって、デザインが好きなのでテンションが上がりました。
ページ上下の余白も、各章によって異なっていて、動きがあるように見せたかったのかな?

収録作品はこちら:
1.そしてクマになる
2.なごみ探偵おそ松さん・リターンズ
3.家政婦
4.フィルム
5.悠川さんは写りたい

個人的には、「家政婦」が怖かったです。
そんな家で家政婦として働ける主人公が凄すぎて…。
私なら1分で辞めます(笑)

お気に入りは、1、2、3、と5です!
4はちょっとよく分からなかったかな。星野源さんの歌詞だけが載ってるページを見たときは、「ん?コラボ?!」って思いました。後で調べてみようっと。

声に出して笑っちゃったのは、「なごみ探偵おそ松さん・リターンズ」です。おそ松くんのアニメは見たことないので、ちょっと検索しながら読みました(笑) 探偵おそ松さんが犯行現場にいたら、なごむね〜( *´艸`)あかんけど。

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2023年06月24日

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この乙一さんも良かったです。
でも、あっという間に読み終わってしまった。
もっと読みたかったです、なので★★★。

「そしてクマになる」
リストラされたことを言えない父親の、家族に秘密のアルバイト⸺それはクマさん。

「なごみ探偵おそ松さん・リターンズ」
イヤミ邸で庭師をしていたカラ松の遺体が発見される。犯人はやはりこの家の人間か⸺。

「家政婦」
私が家政婦を務めるのは、その地域の死者の通り道となっているお屋敷だった。執着されないように見てみぬふりをするが⸺。

「フイルム」
星野源の楽曲“フィルム”にインスパイアされて生まれたショートショート。

「悠川さんは写りたい」
心霊写真を制作するのが趣味の青年が出会ったのは、心霊写真に写りたい幽霊だった。

とくに好きだったのは、「なごみ探偵」かな。
斬新で面白い、そして和む、本当に和むわ〜
衝撃のラストは、まさに斬新でした。
「家政婦」もとても好きでした。主人公の家政婦のキャラクターが良い!! 適応能力の高さに惹かれました。ラストはホラーでした。
「悠川さんは写りたい」物語終盤、僕の頭に手を置いていく、慈しみが感じられる手…
その手がだれのものなのかが僕にはわかる。
乙一さんの、こういう優しさが好きです。
やっぱり★★★★です、変更します。

乙一バトンから手を離せない自分がいます。
私も、乙一さんのあとがき読みたいです。
本書にはありませんでした。

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2023年04月08日

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やっぱり乙一は面白い。もちろん小説として面白いのだけれど、その発想に触れているだけでもニヤニヤしてしまうくらいに好きだ。
おそ松さん、最高だわ。

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2025年09月05日

Posted by ブクログ

うっすらホラー。
特に【家政婦】と【悠川さんは写りたい】は。
世にも奇妙な物語的の雰囲気です。

キャラクターの怒りの場面でも、生々しい感情に引きずられることなく、落ち着いて読める安心感があるからなのか、自分でも理由ははっきりしませんが、凄く好きです。
乙一先生の文章にはどこかしらの透明感があり、毎回柔らかな印象を受けます。本当に好きなんですよね〜〜〜。

短編集で、どれも好きだと言いたいところですが、なごみ探偵おそ松さん・リターンズの話は気持ちが乗れなくて飛ばしてしまいました…(おそ松さんは名前以外全くの無知です)

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2025年08月24日

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中学生の時にハマっていた乙一さんを見かけて久しぶりに手に取ってみた。昔よりだいぶマイルドな内容だった。最終話、おそ松さんを知らなかったのでよく分からなかった。

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2024年07月26日

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『そしてクマになる』
乙一といえば、1ページ目から惹き込まれる魅力的な設定とストーリー。のはずだったのに…嘘でしょ?と思ってしまった。あの特徴的な文体も見られない。しばらく読まないうちにすっかり変わってしまったのかな。決して面白くないわけではないけど少し残念。

『なごみ探偵おそ松さん・リターンズ』
コラボ企画か何かだったのでしょうか。シュールなコントみたいで所々はおもしろかったけど、おそ松さんもおそ松くんも詳しくないのでピンとこない。

『家政婦』
2編続けて期待はずれだったけど、これこれ!こういうのが読みたかった。面白かった。

『フィルム』
星野源の曲の世界観を小説にしたってこと?説明がないからよくわからないけど、聴きながら読んでみた。
「あなたは〜」という書き方が二人称なのか三人称なのかわからず最初読みにくかった。

『悠川さんは写りたい』
ほのぼのした怪談話。金縛りのシーンはうるっとしてしまった。さりげない伏線がほんとうまい。

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2024年05月03日

Posted by ブクログ

おそ松さんなどは、知ってないと面白くないんだろうな〜という感じだった。「家政婦」と「悠川さんは写りたい」はところどころクスッとさせながら、最後ヒヤッとさせるような感じで、さすが乙一と思った。
ただ、今まで読んだ乙一の本、というよりは同じ作者の山白朝子などのテイストを混ぜた感じだな〜と思った。もっとホラーに振り切ったものを期待していたので、そこは期待外れだった。

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2024年04月19日

Posted by ブクログ

久しぶりに乙一さんの作品を読みました。
短編集で、さわやかなホラーというか不思議なお話。
乙一さんの作品らしくて良いです。
クマさんと悠川さんが好きでした。

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2023年12月14日

Posted by ブクログ

微妙な怖さが、じわじわと伝わってくる。
何か気になってしまう…という読後感。


リストラされたことを妻に言えない夫が、アルバイトで着ぐるみのクマになる「そしてクマになる」は、伝えられないもどかしさがクマで表現されていることに切なさとかやりきれなさを感じた。

通り道になっている家の「家政婦」がちょっとミステリっぽくて、自分は絶対見たくないし、知らんぷりもできないなって思いながらも気になって仕方なかった。

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2023年11月06日

Posted by ブクログ

久しぶりに読んだ、乙一さん作品。
切ないホラー。
ホラーだけど、怖くて眠れなく怖さではなく、
安心して眠れる怖さ。

欲を言えばもうちょっとドキドキする怖さも欲しかった(笑)

「家政婦」と「悠川さんは写りたい」が好きでした。

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2023年10月21日

Posted by ブクログ

秋の夜長にちょうどいい短編集。おそ松くんや星野源さんの楽曲をモチーフにした物語もあり、読みやすかった。暗い雰囲気の中にも人への愛情や切なさがあり、明るさも盛り込まれていてよかった。乙一の書く物語の不穏さは、いつ読んでも変わらず好きだなと思った。

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2023年10月14日

Posted by ブクログ

『作家生活25周年を迎えた乙一が贈る さよならの代わりの五つの物語。』ということで…久々の乙一作品です。おそ松くんは読んだことがないし、星野源の歌も知らないので随分と面白味が目減りしてしまいました。他の3編はまぁ、乙一らしいかな…ていうか久々すぎて、乙一の作風ってどうだったっけ?(^^;) あ、装丁はすっごい好みです(そこ?)

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2023年08月25日

Posted by ブクログ

久しぶりに乙一名義の作品読みました。切なさを内包している辺りがやはり乙一だなと。
なんでおそ松くんが題材になっている作品が入っているのかはよく分からないけれど、バラエティーに富んでますね。音楽アルバムだと雑多でとっ散らかっているって言われそうな構成。
「そしてクマになる」「家政婦」「悠川さんは写りたい」が良かった。

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2023年06月20日

Posted by ブクログ

短編集なので軽く読めちゃうところがいいところ。個人的には最初の「そしてクマになる」が好きだった。ほんの少しだけぞわっとしてふわっと柔らかい読みやすい短編集でした。

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2023年06月18日

Posted by ブクログ

乙一さんの作家生活25周年記念短編集

シェー!

25年間面白い作品を書き続けている乙一さん凄いでザンス

そして、本作のジャケットがカッコイイでザンス
黒字に金文字!
手触りも少しザラッとした感じ
素敵だこのやろーてやんでーばーろーちきしょー!

内容は5つの物語が収録
気に入ったの『家政婦』 

えっ…!?

ここまで「シェー!」「ザンス」「ばーろーちきしょー!」って書いてて『なごみ探偵おそ松さん・リターンズ』でないのかって…?

はい!

『家政婦』が気に入りましたw

わたしのお気に入りはさておき、乙一さんにはこれから先も10年、20年とミーたちを楽しませてくれる作品を書き続けてもらいたいですね^_^

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2023年05月30日

Posted by ブクログ

不思議な話だった。短編集。
気づけばその世界に引き込まれている。
「そしてクマになる」は喉のつかえがとれたようなホッとしたような終わり方がよかった。
「家政婦」が印象に残った。不思議な世界でそれでもそこに対応して生活している感じがなんともいえなくていい。

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2023年05月20日

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