【感想・ネタバレ】さよならに反する現象のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年01月06日

ジョジョ関連以外で初めて読んだ乙一さんのミステリー短編集。どれも短編ならではの展開の早さと意外性で楽しめた。いくつか感想。

「そしてクマになる」ユーモアと哀しみが入り交じる独特な文体に引き込まれる。

「なごみ探偵おそ松さん·リターンズ」この前観たばかりのおそ松さん。ここでまさかの再会ににやにやが...続きを読む止まらず。

「悠川さんは写りたい」語り手である僕の衝撃的な背景をサラッと語らせるセンス。

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Posted by ブクログ 2023年05月10日

乙一さんは初めてでした。初めてなのでサクッと短編からと読みましたがしっかりと読み応えがあり不思議だけどあたたかい雰囲気でちょっとゾクリとする雰囲気で良い出会いでした。
一番最後の悠川さんは写りたいが好き。

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Posted by ブクログ 2024年05月04日

何の事前情報もなく読み始めた久々の乙一。怪談ベースだと知らず…怪談が苦手な小生はゾワリとした場面も多かった。しかしやはり乙一、すべての流れを一変させる一文に息を呑む瞬間が何度かあった。さすが。

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Posted by ブクログ 2023年08月14日

怖い話なんだけど、じんわり温かい。現実にはこういうことは、あるのかないのかわからないけれど、あるかもしれないと、すっぽり物語の中に入り込んで読んだ。おもしろかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月12日

久しぶりの乙一さん。
おそ松さんの話は私のタイプではなかったけど、その他のお話は前向きな気分にしてくれるのでとっても良かった。

「そしてクマになる」は「熊」になって家族虐殺!みたいな展開になるのかなと思いきや、浮気相手かと思っていた男が自分であることに安心して、リストラされたのを打ち明けるのが良か...続きを読むった。奥さんも受け入れてくれたし、がんばれお父さん!

「家政婦」は、この設定で他のお話も読んでみたいなと思う内容だった。幽霊をスルーするスキルを完璧に身につけている山田さん、すげえ。玄関で幽霊が蠢いてる(?)のに考え事に気を取られてスルーしてるところは笑った。でも最後、ちゃんとゾッとさせるのがさすが。

「フィルム」は楽曲から着想を得た作品なのかな?ほっこりするし、私も「そんな日々が起こるはず」ってちょっと思えた。思いたい。

「悠川さんは写りたい」が一番好き。自分の殻にこもっていた烏丸さんが、自分の好きなこと、心霊写真のねつ造によって、その殻から外の世界へ少しずつ出て行くところが素敵である。好きなものは自分を助けてくれるよな!悠川さんもいいキャラで、本物なのに写真に写れないというのも面白い。悠川さんが恩返しで、烏丸さんの家族を連れて来てくれるシーンは泣いた。烏丸さんには自分で作った悠川さんの心霊写真は美しく見えたみたいだけど、他の人にはおぞましく見えたってのはどういうことやったんやろか、と首を傾げるのである。烏丸さんにとっては良い出来、つまり心霊写真として他の見る人に対しては恐怖を与えるものとして成功してたってことなんかなー?

と、思ったけど、あれは本物の心霊写真だった、っていうオチなのかな、と思ったりもした。それならせっかく合成したのに!ってなりそうだけども。

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Posted by ブクログ 2023年08月07日

哀しみの、先を綴った短編小説で
ヒューマンドラマもありつつホラー要素が盛り込まれていて面白かった。
哀しいで終わりじゃなくその先がありよかった。

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Posted by ブクログ 2023年08月04日

ライトでファニーなホラー短編5作

・そしてクマになる
・なごみ探偵おそ松さん・リターンズ
・家政婦
・フィルム
・悠川さんは写りたい

家政婦が一番ゾッとした。

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Posted by ブクログ 2023年07月30日

乙一さんらしい、やさしく切なく、そして少し恐ろしさも伴った短編集でした。

よろよろと生きている人たちにそっと綿のようなやさしさをかけてくる温かみと、あえて俗っぽい心象でくすりとさせられる小気味よさ、そしてすっと研いだ刃物を首筋に当てられたかのような恐ろしさ。それぞれの短編に、異なるテイストでそれら...続きを読むがあわさって、作者らしさを満遍なく楽しめました。

一番の好みは「悠川さんは写りたい」です。幽霊と心霊写真捏造が趣味の青年の奇妙な交流から始まる物語はコメディチックに進みながら切なさも漂わせ、やがて失ったものとの一瞬の邂逅の温かみに感動させつつの、ラスト一行の鮮やかさ。これぞ、という巧さでした。

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Posted by ブクログ 2023年07月22日

面白かったです!!
乙一さんにしてはパンチが弱い感じがしますが、その分、受け入れられる人が多いのでは。

どの話もシュールで私好みでした。
私的には家政婦と悠川さんが面白かったです。
家政婦はラストであれ?となったので、もう一回読んで答え合わせします。

おそ松も良かったなぁ。私はおそ松くんに詳しく...続きを読むないものの楽しめましたが、よく知っている人なら倍楽しいのでしょうね。おいおいおいってツッコミ入れたくなり、にまにまにやけながら読みました。

つくづく生身の人間が一番怖いなぁ。

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Posted by ブクログ 2023年06月24日


乙一さんの短編集!
乙一さんが出される本は、わたしの好みのデザインでいつも惹かれます。ジャケ買いしたい(笑)
(ブックデザイナー:ALBIREO)
表紙に描かれているシンボルは、「家政婦」で登場する椿の花かな?
表紙を捲ると、エンボス加工されているおしゃれな紙があって、デザインが好きなのでテンショ...続きを読むンが上がりました。
ページ上下の余白も、各章によって異なっていて、動きがあるように見せたかったのかな?

収録作品はこちら:
1.そしてクマになる
2.なごみ探偵おそ松さん・リターンズ
3.家政婦
4.フィルム
5.悠川さんは写りたい

個人的には、「家政婦」が怖かったです。
そんな家で家政婦として働ける主人公が凄すぎて…。
私なら1分で辞めます(笑)

お気に入りは、1、2、3、と5です!
4はちょっとよく分からなかったかな。星野源さんの歌詞だけが載ってるページを見たときは、「ん?コラボ?!」って思いました。後で調べてみようっと。

声に出して笑っちゃったのは、「なごみ探偵おそ松さん・リターンズ」です。おそ松くんのアニメは見たことないので、ちょっと検索しながら読みました(笑) 探偵おそ松さんが犯行現場にいたら、なごむね〜( *´艸`)あかんけど。

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Posted by ブクログ 2023年04月08日

この乙一さんも良かったです。
でも、あっという間に読み終わってしまった。
もっと読みたかったです、なので★★★。

「そしてクマになる」
リストラされたことを言えない父親の、家族に秘密のアルバイト⸺それはクマさん。

「なごみ探偵おそ松さん・リターンズ」
イヤミ邸で庭師をしていたカラ松の遺体が発見さ...続きを読むれる。犯人はやはりこの家の人間か⸺。

「家政婦」
私が家政婦を務めるのは、その地域の死者の通り道となっているお屋敷だった。執着されないように見てみぬふりをするが⸺。

「フイルム」
星野源の楽曲“フィルム”にインスパイアされて生まれたショートショート。

「悠川さんは写りたい」
心霊写真を制作するのが趣味の青年が出会ったのは、心霊写真に写りたい幽霊だった。

とくに好きだったのは、「なごみ探偵」かな。
斬新で面白い、そして和む、本当に和むわ〜
衝撃のラストは、まさに斬新でした。
「家政婦」もとても好きでした。主人公の家政婦のキャラクターが良い!! 適応能力の高さに惹かれました。ラストはホラーでした。
「悠川さんは写りたい」物語終盤、僕の頭に手を置いていく、慈しみが感じられる手…
その手がだれのものなのかが僕にはわかる。
乙一さんの、こういう優しさが好きです。
やっぱり★★★★です、変更します。

乙一バトンから手を離せない自分がいます。
私も、乙一さんのあとがき読みたいです。
本書にはありませんでした。

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Posted by ブクログ 2023年02月18日

おそ松さん(たぶんへそウォネタ)とかラノベチックなタイトルがの悠川さんは写りたいとか、新しい風を取り入れつつ小説としてはしっかり固くて良かった

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Posted by ブクログ 2023年01月20日

家政婦と悠川さんのラストはお見事でした
ジョジョと今回のおそ松さんのノベライズがとても良かったので他のアニメのノベライズもやってもらいたいなー!

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Posted by ブクログ 2023年01月09日

さまざまなテイストの乙一ワールドが楽しめた。
「家政婦」「フィルム」「悠川さんは写りたい」
が特に好きだったな。
やっぱり乙一さん、好きだなぁ。

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Posted by ブクログ 2023年01月08日

最後の「悠川さんは写りたい」がとても面白かった。これもホラーなのかな。色々なテイストの短編が入っている短編集だが、この作品だけでも読む価値があった。

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Posted by ブクログ 2023年01月08日

年末年始乙一さんを。
5編からなる短編集で時間ない時にも読みやすいです。
そしてクマになる
なごみ探偵おそ松さんリターンズ
家政婦→オススメ!
フィルム
悠川さんは写りたい→オススメ!

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Posted by ブクログ 2022年12月03日

まず、手に取った瞬間に装丁の美しさに圧倒されました。
5編の短編集です。久々の乙一さん、やっぱり良かったです。

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Posted by ブクログ 2024年05月03日

『そしてクマになる』
乙一といえば、1ページ目から惹き込まれる魅力的な設定とストーリー。のはずだったのに…嘘でしょ?と思ってしまった。あの特徴的な文体も見られない。しばらく読まないうちにすっかり変わってしまったのかな。決して面白くないわけではないけど少し残念。

『なごみ探偵おそ松さん・リターンズ』...続きを読む
コラボ企画か何かだったのでしょうか。シュールなコントみたいで所々はおもしろかったけど、おそ松さんもおそ松くんも詳しくないのでピンとこない。

『家政婦』
2編続けて期待はずれだったけど、これこれ!こういうのが読みたかった。面白かった。

『フィルム』
星野源の曲の世界観を小説にしたってこと?説明がないからよくわからないけど、聴きながら読んでみた。
「あなたは〜」という書き方が二人称なのか三人称なのかわからず最初読みにくかった。

『悠川さんは写りたい』
ほのぼのした怪談話。金縛りのシーンはうるっとしてしまった。さりげない伏線がほんとうまい。

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Posted by ブクログ 2024年04月19日

おそ松さんなどは、知ってないと面白くないんだろうな〜という感じだった。「家政婦」と「悠川さんは写りたい」はところどころクスッとさせながら、最後ヒヤッとさせるような感じで、さすが乙一と思った。
ただ、今まで読んだ乙一の本、というよりは同じ作者の山白朝子などのテイストを混ぜた感じだな〜と思った。もっとホ...続きを読むラーに振り切ったものを期待していたので、そこは期待外れだった。

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Posted by ブクログ 2023年12月14日

久しぶりに乙一さんの作品を読みました。
短編集で、さわやかなホラーというか不思議なお話。
乙一さんの作品らしくて良いです。
クマさんと悠川さんが好きでした。

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Posted by ブクログ 2023年11月06日

微妙な怖さが、じわじわと伝わってくる。
何か気になってしまう…という読後感。


リストラされたことを妻に言えない夫が、アルバイトで着ぐるみのクマになる「そしてクマになる」は、伝えられないもどかしさがクマで表現されていることに切なさとかやりきれなさを感じた。

通り道になっている家の「家政婦」がちょ...続きを読むっとミステリっぽくて、自分は絶対見たくないし、知らんぷりもできないなって思いながらも気になって仕方なかった。

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Posted by ブクログ 2023年10月21日

久しぶりに読んだ、乙一さん作品。
切ないホラー。
ホラーだけど、怖くて眠れなく怖さではなく、
安心して眠れる怖さ。

欲を言えばもうちょっとドキドキする怖さも欲しかった(笑)

「家政婦」と「悠川さんは写りたい」が好きでした。

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Posted by ブクログ 2023年10月14日

秋の夜長にちょうどいい短編集。おそ松くんや星野源さんの楽曲をモチーフにした物語もあり、読みやすかった。暗い雰囲気の中にも人への愛情や切なさがあり、明るさも盛り込まれていてよかった。乙一の書く物語の不穏さは、いつ読んでも変わらず好きだなと思った。

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Posted by ブクログ 2023年08月25日

『作家生活25周年を迎えた乙一が贈る さよならの代わりの五つの物語。』ということで…久々の乙一作品です。おそ松くんは読んだことがないし、星野源の歌も知らないので随分と面白味が目減りしてしまいました。他の3編はまぁ、乙一らしいかな…ていうか久々すぎて、乙一の作風ってどうだったっけ?(^^;) あ、装丁...続きを読むはすっごい好みです(そこ?)

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Posted by ブクログ 2023年06月20日

久しぶりに乙一名義の作品読みました。切なさを内包している辺りがやはり乙一だなと。
なんでおそ松くんが題材になっている作品が入っているのかはよく分からないけれど、バラエティーに富んでますね。音楽アルバムだと雑多でとっ散らかっているって言われそうな構成。
「そしてクマになる」「家政婦」「悠川さんは写りた...続きを読むい」が良かった。

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Posted by ブクログ 2023年06月18日

短編集なので軽く読めちゃうところがいいところ。個人的には最初の「そしてクマになる」が好きだった。ほんの少しだけぞわっとしてふわっと柔らかい読みやすい短編集でした。

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Posted by ブクログ 2023年05月20日

不思議な話だった。短編集。
気づけばその世界に引き込まれている。
「そしてクマになる」は喉のつかえがとれたようなホッとしたような終わり方がよかった。
「家政婦」が印象に残った。不思議な世界でそれでもそこに対応して生活している感じがなんともいえなくていい。

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Posted by ブクログ 2023年02月18日

「そしてクマになる」「なごみ探偵おそ松さん・リターンズ」「家政婦」
「フィルム」「悠川さんは写りたい」
5話収録の乙一作家生活25周年記念短編集。

現実と非現実の境界を揺蕩う様な不思議な世界観が癖になる。

『そしてクマになる』はリストラされた40代の中年男性が元同僚の紹介でクマの着ぐるみのアルバ...続きを読むイトをする事に。
この男性の独特な語りが何とも奇妙で不可思議な世界へ誘われる。

終盤の疾走感からの優しい結末。
その切り替えがお見事。

心霊をモチーフにした『家政婦』と『悠川さんは写りたい』は、可笑しみの中に潜む恐怖に怖気が走る。

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Posted by ブクログ 2023年02月04日

本格的なホラーではないが、思わず後ろを振り向きたくなるようなふと感じる怖さや日常にありそうでなさそうな怖さを味わえた。
悠川さんは写りたいが一番面白かった。どの話も、一悶着ありながらもスッキリするラストを迎えたと思ったら、最後の一文でゾッとした。モヤモヤ感が残るところがどんでん返しになってて大変面白...続きを読むかった。
乙一さんの作品を初めて読んだけど、恐怖度の薄いけど、最後にゾッとするような怖さがあって面白いと思った。
ホラー好きの私としては少し物足りない感じもした。

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Posted by ブクログ 2022年10月15日

五つの短編集からなります。
オススメは最期の章です。さよならに反する話しでした。

『悠川さんは写りたい』
心霊写真加工が趣味な烏丸君に本物の地縛霊の悠川さんと出会います。烏丸君が心霊写真加工をしている意味が判り切なくなります。そんな悠川さんの恩返しも素敵でした。最期に可愛いキャラの悠川さんが、ギロ...続きを読むっと写ります。

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