【感想・ネタバレ】油絵は謎をささやくのレビュー

あらすじ

日本文化史の大学教授・小宮山香織のもとに、教え子から相談事が持ち込まれた。山形の実家が所有する油彩画に、贋作の疑いがかけられたというのだ。明治期を代表する洋画家・高橋由一が描いたとされる《隧道図》は、真筆に近い特徴を持ちながら、いくつかの謎をはらんでいた。真贋を調べる香織はやがて、描画当時の事件が鍵を握ることに気づくが――。
明治期の不可解な失踪事件、道路事業をめぐる百姓一揆、真贋不明の奇妙な絵、そして新たな殺人。
油絵が呼び寄せた謎の先に、驚天動地の真実が待つ!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

現在と過去、様々な人の絡み合い、さらに起こる事件、全てが糸の絡まりが解けるように、真っ直ぐになっていく最後の章は圧巻。

隧道が作られる前の光景も、鮮やかに甦るように想像でき、登場人物の心情も細やかに描かれ、良い本を読めて良かった…

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2022年06月23日

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