あらすじ
17歳、同級生の満と浩一。
ふたりは正反対の性格ゆえに、強く惹かれあっている。
しかしある冬の朝、浩一はトラックにはねられてしまった。
頭を強く打ったはずなのに、何喰わぬ顔で立ち上がる浩一。
脈も鼓動もないけれど、いつものように笑う浩一は確かに「生きて」いて、
その矛盾を受け入れる満。
けれどクラスメートたちは、次第に浩一の存在を忘れ始め……。
生と死、性と青春が入り混じる、泣けて仕方がない思春期BL決定版。
感情タグBEST3
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匿名
おすすめ
ドラマから入りました。主演の2人がとにかくよくて、気持ちが通じ合っているけれど離れたくない二人の気持ちを凄く良く表現されています。
小説は更に感動を深めたくて購入しました。
大事な人の事はずっと忘れずにいたいですね。
泣けて、泣けて
これ、オカルト?と始まりは、ちょっと受け入れられなかった。みっちやんの目の前で浩一は、亡くなり、突然の別れ…それでも浩一は、心臓も止まっているのに生きていた。ゆっくりと別れはやってきて。不覚にも涙と共にずるずるになりました。優しい物語です。
匿名
切なすぎ
黄泉がえりの竹内結子思い出しちゃってまた観なくなった。
昔つきあっていた彼が気に入っていたAVにも同じようなのがあったな、もう実は死んでる恋人との初エッチ。
わかっちゃいるのに、わかりきったところでやっぱり泣いてしまった。
逝きっぱなしで終わりではなく、その数年後のお墓参りのシーンまで描かれているのが、よかったのか、そうじゃなかったのか?
私としては着地せず、切なすぎなまま空中をただよったまま終わっても良かったように思い★マイナス1で。
Posted by ブクログ
・11月10日に読み始め、11日に読み終えました。
・よかったね……
・なんか最初は結構コミカルな感じで始まって、ウフフと言う場所もあったんだけどわりとすぐシリアスになってしまった(なってしまった?)。あとわりとスピリチュアルな感じ。
・私は高校生くらいの少年同士のラブがたいへん、たいへん好きなのでとてもよかったです。かなしいよ~~。
・一般レーベルから出てたのではれんちな描写はあれどサラリとしたものだったり匂わせる感じなものかと思ってたんですがわりとしっかりすけべしていてギャギャギャギャ(嬉しい悲鳴です。)になりました。でも高校生同士のって言ったら…… そういうのありきになりますよね……
・ずっと足踏み状態だったということなので最後にふれあうことができてよかったねえと思う(恋人同士なら性行為をすることが最上級の幸せであるとかは一切思わないタチなのですがそれはそれとして……)。浩一くんもみっちゃんも幸せそうにしててかわいかった。
・作中で書いてた(よね?)ように、みっちゃんの強い強い思いに浩一くんが応えたような状況だとしたら、みっちゃんって浩一くんのことめーーちゃめちゃ好きだったんじゃん。ね。まあめちゃめちゃ好きって書いてあったもんな…… つんつんしてるようで相手のこと大好きなやつ、すごくいいよね。良いとか良かったとしか言ってない気がする。
・最後の加筆部分っぽいとこもよかった! みっちゃんと同級生のみんなが元気にしているの嬉しいけど、みっちゃんがずーーっと浩一くんのこと好きでいるの見ると、いや、じ、事故に遭わないでくれや……と思う。本末転倒か? ふたりで幸せに暮らしてる浩一くんとみっちゃん見たかったよ~~~~。
・なんか積んでる間にドラマ化してたらしい。配信かなんかで見れたりするかな。あと『threesome』も買ってみた。ふらっと行った本屋にあったので…… シリーズ?で出てるもう一作の方は置いてなかったのでいずれ入手する。
・初めての作家さんだったので新鮮でよかったです。かわいかったし。めちゃめちゃ切なかったが……
Posted by ブクログ
お互い思い合う強い気持ちが死者(?)をこの世に引き留め、思い合うからこそお別れを受け入れる話。
途中、教師の玉置が小河を振った理由として「愛してるけど1番じゃない、1番はもう亡くなってしまっている」と語るシーンで、
「生きている死体」の浩一が、「同着1位」の提案をする所が印象的だった。自分はもう死んでいるけど、これから先も生きていく満を思っているのが分かって泣けた。
登場人物がみんな程よくコミカルで好きだった。
巫女の鏡屋さんが浩一を封じてしまうシーンは(笑い事ではないけど)笑えた。
Posted by ブクログ
ドラマみて、モヤモヤするところがあったので、原作を読んでみることにしました。
季節が違う事以外、まぁ範疇の違いはあるけど、
やっぱり最後は原作が泣けたー!
どういうチカラかは分からないけど、みっちゃんの「昨日と同じ今日を!」という想いの強さが原作では伝わったし、
さいごのさいご、
「もう、逝っていいよ」
の1行にめちゃくちゃ泣いたぁー。
角川版は、2022年発売なのでか、エピローグ部分が付け足されていました。ちょっとびっくり。