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Posted by ブクログ
BLって言う言葉がウザすぎるほど泣ける
男女の恋愛と変わらず同性愛が描かれることのなかったBLに一石を投じる今作はまだ読んでない人ほど読んで欲しい。できれば2回読むことをおすすめします。
長いようでほんとあっという間な作品でした。『永遠の昨日』という秀逸なタイトルには、長く続かない永遠なんてないと否定するのではなく、過去にあったことは日々我々が生きていく上でなくならないものなんだよと教えてくれるそんな刹那の日々が込められているのかなと感じます。 昨日って言葉も素敵ですよね、昨日の今日、昨日の敵は今日の友、昨日のつづれ今日の錦、昨日の花は今日の夢などいろんな言葉があってそれらの意味が少なからず今作の鍵を握ってる言葉にもなってと考えます。
昨日は人の身今日は我が身と思って読んでみてください。
Posted by ブクログ
少年から青年へ変化していく過渡期の二人を襲った非日常から膨らんでいく、恋と友情とかけがえのない時間の物語です。
主人公は男子高校生の満。高校で出会った同級生の浩一とは正反対の性格だが、いつしか友情とは違う特別な気持ちを抱くように。まだ未成熟な二人の関係は、これから時間をかけて育っていくはずだった。昨日と同じ今日が、今までと同じ明日が来るはずだった。けれど、それはある雪の日に大きな音を立てて崩れていく。満と浩一は二人並んでいたはずだった。スリップしたトラック、弾き飛ばされた浩一。首も身体もあちこちがひしゃげて――それなのに浩一は立ち上がった。明らかに死んでいる身体に、いつもの屈託のない笑みを乗せて。満はなんとか死んだまま生きている浩一と共に過ごせるように行動していくが、いつの間にかクラスメイトの記憶から浩一の存在が少しずつ忘れられていっていることに気付いて。
不思議なお話でした。恋愛小説でもあり、友情小説でもあり、少しオカルト風味でもある、切なく苦しい恋の物語でした。
生きているというのはどういうことを言うのか、肉体が死んでいるのに魂が残って身体を動かしているのなら、それは死んでいるとは言わないのではないか。そんなことを思っても、自然の法則を無視して死者がずっと存在し続けることなどできなくて。少しずつ、自分がそこにいるのに自分のことを忘れていく友人たちを見ていた浩一は、これから行く道を思って強く孤独感を感じていたのだろうと思うと切ないです。そして、そんな浩一を傍で見ていた満も、とても切ない。BL小説、という一言ではなかなか言い表せない、胸が痛くなるようなお話でした。
委員長がとてもいい人で、かなりの癒し枠でした。
自分の大切な人は、漠然と明日もそこにいてくれる気がするし、昨日と同じ明日がやってくるような気がしているのだけれど、それは全然当たり前なことではなくて、ある日突然壊れてしまうこともある。その一瞬に起きた奇跡のような時間。誰も彼もが忘れてしまっても、自分だけは忘れない、そう思える大切な時間を描いた物語です。
複数シリーズを書かれている作者様なので、また機会があれば読んでみたいです。
Posted by ブクログ
先に刊行されている2002年版と2010年版も併せて読んでみた。大筋の流れは同じだが、添う話が同じようでいて全く異なるので見える情景が少し違ってくる。綴られる言葉も変わっていることで同じ場面でも違った印象を受ける。綴られる“言葉”で違った情景や感覚を味わうことができ、改めて“言葉”選びの面白さ、大切さも味わった。
「失うことがこんなに辛い存在に出会えて、愛されて、それは悲しみのためじゃないはずだ」
この一節も先の刊と言葉尻が少し違う。私はこちらの方がしっくりくるが、あらためてこの一節を噛み締めるときに、これほどまでの存在の人に出会えたら、失うことはもちろん辛いけれども最高だろうなぁと思いました。すでに出会っていても気づいていないってこともあるかもしれないが…。
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