あらすじ
今みんなが読んでる明治婚姻ファンタジー!
八雲と想いを通わし、
幸せな日々を過ごす千鶴。
そんなある日、八雲が
死者を黄泉に送り、
血を流しながら帰ってきた。
慌てて駆け寄る千鶴だが、
その手は振り払われてしまい…?
さらに八雲の弟子・浅彦の様子もおかしく、
温かい日常の変化に戸惑う千鶴。
そんな彼女に八雲は浅彦の壮絶な過去を
語り始めるーー
様々な電子書店にてランキング入り!
話題の没落華族令嬢×死神の
明治婚姻ファンタジー、第三集!
感情タグBEST3
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憂しや憂し…
生まれたら死ぬ。その死を告げる者が『死神』なのかぁ…生を正しく終わらせる為に死を告げると言う解釈に感じ入りました。
たぶん、日本的な宗教観と言うか…死生観?
死とは現世の執着から離れることと解するなら『正しい死』を拒むと、念になっちゃうのね…。
現世に執着するから死を拒む…読んでて、生きることには覚悟が必要だと改めて考えたり。
生きることは苦しいことの方が多いけど、…その中で穏やかな時間があれば、それは幸せな時間なんだよね…死神さまはそんなことに感謝をしない人の浅ましさや本性と向き合って存在している…ヒロインと出逢って『自らの感情』と向き合っていくところが切ないし哀しい…。