あらすじ
「さよなら」というメッセージを受け取って駆けつけると、彼女はマンションの屋上、フェンスの外に立っていた。出会った瞬間に一目ぼれした僕は、死神が呼んでいると語る彼女を引きとめようとするが――。(「タナトスの誘惑」)「小説を音楽にするユニット」YOASOBIの楽曲『夜に駆ける』『あの夢をなぞって』『たぶん』『アンコール』『ハルジオン』の原作小説を収録!
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Posted by ブクログ
YOASOBIさんの曲の原作小説をまとめたもの。個人的なオススメは「あの夢をなぞって」の原作小説。予知夢と現実を変えてはならないという掟の中で行動する2人の行動にドキドキさせられます!
Posted by ブクログ
YOASOBIの夜に駆けるは昔から好きで聴いていたけど、こんな原作の話だったのか。
むしろ、死をテーマにしながらこんな疾走感がある話と歌を作れる人たちがすごい
アンコール。明日がないかもしれないけど、それでも楽器を弾き付ける2人の姿には美しさを感じた。
Posted by ブクログ
普段小説をあまり読まない人でも読みやすい文体だと思った、行間多めな話もあるし。
どのお話も恋愛が絡んでくる。
YOASOBIは正直アイドル以外はfullでちゃんと聴いたことがないので、これを機に改めてちゃんと聴きたいなと思えた。
Posted by ブクログ
【YOASOBIの楽曲がもっと深くなる】
第一章
夜に駆ける
星野舞夜「タトナスの誘惑/夜に溶ける」
夜に駆けるって2人の男女が夜の空に溶けていくことだったんだって知れて、
「夜に駆ける」を聴くときの気持ちが変わった
第二章
あの夢をなぞって
いしき蒼太「夢の雫と星の花」
予知能力がある幼馴染の2人が、花火大会の夜に長年の恋を実らせるエピソード
特に男の子が予知を変えないように奮闘する姿に感動した
第三章
たぶん
しなの「たぶん」
未読
第四章
未発表曲
水上下波「世界の終わりと、さよならのうた」
未読
Posted by ブクログ
“新しい楽しみ方”
YOASOBIのリリースした楽曲、「夜に駆ける」「あの夢をなぞって」「たぶん」「アンコール」「ハルジオン」の5曲の原作となっている小説集。短編集と言っても良いだろう。。
きっかけは、YouTuberのしらスタさんが優里さんの「おにごっこ」を解説している時、
優里さんの曲は楽曲間につながりがあってすごいということを口にしていた。
そこではっと思い出した。
YOASOBIの原曲の小説が本で出ていたような、、
それがこの本を読むきっかけ。
読んでみて、
新しい読書の仕方・楽しみ方を経験できてよかった。
MVを一度見て、小説を読んで、再びMVを見る。
MVの動画と小説の関連性。歌詞と小説のリンクするところ。楽曲では扱われていない箇所への気づき。
何をとっても新しい発見で、新鮮な経験だった。
私は、第2章「あの夢をなぞって」(原作「夢の雫と星の花」)が好き。
曲名と歌詞と小説が一瞬でリンクして、
2人とも予知夢を持っていて、お互いがお互いに告白される告白される夢を見ている、
という、結末がむちゃ気になる設定で、
ピュアな高校生の恋愛を羨ましくなる話。
両者ともに頑張ったんだけど、
最後は双見(女の子)が自分の未来を変える勇気(実際は変えていない)を出したことで、2人の未来はうまくいく。この要素は不確定であるが、そこがフィクションの世界の良さ。現実離れしているとは言わせない。
楽曲では一宮(男)の努力がほとんど描かれないという面白さもあった。
最近、自分は長編小説が好きなんだと気付いたよ。。