あらすじ
ブラック企業で社畜生活の末倒れた新浜は、目覚めると高校二年生にタイムリープしていた。死ぬ前に頭をよぎったのは高校時代の憧れの少女。2度目の人生は後悔したくない。彼女と一緒に最高の青春をリベンジする!
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Posted by ブクログ
著者初読。KU。主人公である新浜君とヒロイン紫条院春華さんの会話のやりとりが心地良く、伝えることの大切さを認識させてくれる。何気ない言葉の数々が私の心に刺さりまくりました。当事者たちは「うちらさいこー」みたいな感じでも、大人の目線で見ると「あぁ、こりゃー黒歴史決定だな」って思うことが多々ありますが、うまく言語化してくれた。これ、読んでいるうちに現在青春まっただ中のうちの子どもたちに読ませたいって思ったほど良かった。ちょうど上の子が本屋に参考書買いに行くっていうので、お金を渡して購入をお願いしました笑。
ブラックなネタが嘘くさい
人生をやり直すというネタは面白い。特別な力を得て女の子にモテモテになるような話と比べると、こういう話のほうが好感が持てる
しかし、ブラックのネタは嘘くさい
そもそも、主人公だけブラックで、周りの社員がブラック?ではないため、そこにリアリティを感じなかった。
もしかして、会社がブラックなんじゃなくて、上司や同僚からの虐めがあって、それを会社全体がブラックと錯覚しているのかもしれない。本当のブラック企業は、時間に全く余裕が無い。上司からの仕事押し付けに関するパワハラは理解できるが、同僚が虐める時間的余裕なんて無い。ブラック企業は忙し過ぎるのだ・・・
ただ、社会に出て嫌な思い出があるということだけは感じた。
個人的に、ブラックなネタのリアリティが低いと感じてしまったのが減点要素。
こういったところにリアリティを持たせてくれれば、星5でも良かったとは感じる。
感じ方は人それぞれ。
星3にはしたが、読んでみることをお勧めする。