【感想・ネタバレ】まほり 上のレビュー

あらすじ

大学院で社会学研究科を目指して研究を続けている大学四年生の勝山裕。卒研グループの飲み会に誘われた彼は、その際に出た都市伝説に興味をひかれる。上州の村では、二重丸が書かれた紙がいたるところに貼られているというのだ。この蛇の目紋は何を意味するのか? ちょうどその村と出身地が近かった裕は、夏休みの帰郷のついでに調査を始めた。偶然、図書館で司書のバイトをしていた昔なじみの飯山香織と出会い、ともにフィールドワークを始めるが、調査の過程で出会った少年から不穏な噂を聞く。その村では少女が監禁されているというのだ! 謎が謎を呼ぶ。その解明の鍵は古文書に……?下巻へ続く。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

300ページないのに、1ページ毎の密度が実質的にも内容的にも濃ゆいので、読むのは頭使う。
が、面白い。たぶん、こんなにも説明されても理解できていないことがほとんどなのだが、勢いと要所要所の振り返りのようなところで納得し、読まされた。
下巻も楽しみでたまらない。

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2023年07月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

蛇の目紋と秘められた母の出目ルーツを追う大学生、渓流で出会った謎めいた美少女の痕跡を辿る少年、二人の情熱が交差した時、物語は大きく動き出す。
その町の至る所に蛇の目紋が張ってあるのはなぜなのか?裕の亡くなった母はどんな過去を生きてきたのか?淳の出会った少女は何者なのか?幾つもの謎のパーツがバラバラに点在し、これらが下巻でどう繋がりどういう真実が明かされるのかドキドキが高まっていく。
気のおけない会話を楽しみ、ふとした瞬間に相手の異性を意識してどぎまぎする裕と香織の甘酸っぱくて微笑ましい関係の行方にも注目。

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2022年01月29日

シリーズ作品レビュー

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