あらすじ
大学院で社会学研究科を目指して研究を続けている大学四年生の勝山裕。卒研グループの飲み会に誘われた彼は、その際に出た都市伝説に興味をひかれる。上州の村では、二重丸が書かれた紙がいたるところに貼られているというのだ。この蛇の目紋は何を意味するのか? ちょうどその村と出身地が近かった裕は、夏休みの帰郷のついでに調査を始めた。偶然、図書館で司書のバイトをしていた昔なじみの飯山香織と出会い、ともにフィールドワークを始めるが、調査の過程で出会った少年から不穏な噂を聞く。その村では少女が監禁されているというのだ! 謎が謎を呼ぶ。その解明の鍵は古文書に……?下巻へ続く。
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Posted by ブクログ
300ページないのに、1ページ毎の密度が実質的にも内容的にも濃ゆいので、読むのは頭使う。
が、面白い。たぶん、こんなにも説明されても理解できていないことがほとんどなのだが、勢いと要所要所の振り返りのようなところで納得し、読まされた。
下巻も楽しみでたまらない。